◎CHINESE HAKATAのオフィシャルWEBサイト表紙





　この度、中国料理のメッカである福岡県の凄腕シェフや人気名物メニューのレストラン情報を包括する中国料理総合情報サイト「CHINESE HAKATA（チャイニーズ 博多）」が、１０月１日にプレオープンした。

　従来の単なる人気メニューや料金などの希薄な口コミ情報ではなく、料理人を中心とした中国料理の神髄に迫るような拘り情報を発信して行く予定。

　取材はディー・アンド・エル社が直接担当し、取材前のフィルタリング・ハードルを高くして、料理人の人格、実績、将来性、作り出す料理のレベルや料金体系などつぶさにチェックした上で取材する方針だ。

　「食育」が叫ばれる昨今であるが、「本物の中国料理店及び料理人」だけに絞って掲載し、消費者へ信憑性の高いグルメ情報サイトとしてご利用頂きたいというのが大きな狙いでもある。信憑性の低いグルメ情報が散乱する中、取材側も妥協を許さない取材体勢で臨むことにしている。

　筆者は「料理は、愛情と情熱が複合したスパイラルな芸術」だと考えている。それを兼ね備えた料理人の発掘もそう容易では無いが、色んな賞に目が眩み団体活動に明け暮れて料理を忘れた料理人に、人に喜びを与えることなど出来るはずもない。

　叙勲や褒章等には全く興味もない筆者だが、受賞している人物でもそうでない人物でも、本物の「匠」は人格者として珠玉の如く光り輝いているはずである。例え地味であっても、そういった料理人とその料理を探し出したいと考えている次第。

【CHINESE HAKATA（チャイニーズ 博多）のオフィシャルWEBサイト】
　http://www.chinese-hakata.com/

　台湾出身の凄腕料理人・利井久富さんから鶏まるまま頂いてしまった。鶏の丸焼き（丸揚げ）は筆者の好物の一つで、すこぶる嬉しかった。・・・実は鶏にまつわる昔の出来事を思い出した次第。

　それは今から４０年以上も前の事。筆者の父とその同級生（医者とホテル経営者）の三人の大きなパーティが、熊本県北部にある温泉と灯籠まつりで有名な山鹿市の山鹿ホテルで行われた。

　当時、田舎で６００人を超えるパーティーなんぞ見た事も無かったのだが、そこに呼ばれた筆者（当時小学生）がテーブルで見たのが、鶏の丸焼きが他の料理と共にずらりとサーブされていたのだった。・・・これが最初で最後の鶏数百羽の丸焼きだ。

　パーティーが終わって、和服を着たお年寄り数人が酔っぱらってふらふら歩いているようだったので、心配して後を追って行ったのだが、どうも袂（たもと）が膨らんでいる。不思議に思った筆者が老人に尋ねたところ、何と鶏の丸焼きが両方の袂に入っているではないか！・・・何とちゃっかりしていると言うか、年寄りの知恵の深さを感じた瞬間だった。


◎台湾出身の凄腕料理人・利井久富さん

　前置きが長くなったのだが、今日ご紹介したいのは台湾出身の凄腕料理人がつくる担々麺。これはテレビなどでも紹介され人気のメニューの一つになっている。担々麺は白胡麻でなくては風味が出ない。これはお薦めの逸品である。

　是々非々、お試しあれ！！！


◎大人気の担々麺

【中華料理 利香亭オフィシャルページ】
　http://www.dandl.co.jp/rikatei/

◎冬虫夏草入りあひるの老酒スープ




◎マンゴーと海つばめの巣のデザート

　この最初の写真の「冬虫夏草」という珍味の珍味、すこぶる希少価値のあるものだが・・・物によっては１キロ１００万円を超すとも言われている。

　世界最高の冬虫夏草は、アヒルの上に乗っている虫のようなもの。実はチベット産のコウモリ蛾の幼虫からできた冬虫夏草なのだ。虫眼鏡で覗いてみると、モスラの幼虫のような形をしている。

　「冬虫夏草入りあひるの老酒スープ」は約８時間も掛けて作られる贅沢なスープであり、同レストランでも年間に５〜６回しか作られないと言う。前回は鳩で作って頂いたが、やはり今回のアヒルの方があっさりと癖が無かったようだ。（筆者は鳩を好むのだが！）

【熊本ホテルキャッスルWEBサイト】
　http://www.hotel-castle.co.jp/