今回、日本鉄板焼協会(600人を超える組織)会員全国縦断取材の第一弾として東京エリアを選んだが、そこで紹介された3店舗(ザ・リッツ・カールトン東京「ひのきざか」、東急ホテルズキャピトルレストラン「鉄板焼 源氏」、鉄板焼ステーキ「とみい」)。
取材日時と掲載日時が若干前後するが、先ずは浅草の雷門近くにある庶民派で人気の鉄板焼ステーキ「とみい」をご紹介する事にした。
帝国ホテル東京からタクシーに乗り、雷門めがけて走って30分ほど経ったろうか、大きな交差点を右折してすぐ左手に東京新聞社したまち支店の看板が見えた。確かその右隣と思っていたら、タクシードライバーは気づかず行き過ぎてしまった。・・・20メートルほど先でタクシーを停めて、それから後戻りだ。
下町のイメージにぴったりの鉄板焼ステーキ「とみい」。店主は気合い十分でこだわりが滲み出ている富澤剛シェフ。今日は月曜日で暇と言いながらも満席の店内。取材で話を伺う暇もないほどの盛況ぶりである。
筆者は独りだったので、静かに上質のフィレと鉄板焼ステーキ「とみい」一番人気のハンバーグを食す事に・・・。実は2日間で鉄板焼を3店舗を取材して食べまくりのはずだったが、心配事も重なってか急に胃袋がパンパンとなって食欲がゼロの状態であった。
心配した店主の富澤剛シェフ。通常のコースとは少々異なり、脂身や量も少なめに料理してくれた。
しかし、フィレ肉も実に美味く、更につなぎの無い鮮やかな色をしたハンバーグ。鉄板で焼かれてすぐに中を割ってこちらに向けてくれた。「熱いうちに食べてみてください。凄くさっぱりのはずです!」と。
胃腸の動きがすっかり止まってしまっていた筆者だったが、一口食べるとどんどんと入って行く。この独特のハンバーグの名前を「下町のハンバーグ!」と命名することにした。・・・すこぶる、さらっとしている庶民派の鉄板焼ステーキ「とみい」の下町のハンバーグ。是非、ご賞味いただきたい。
◎記事・写真・ムービー/西田親生
【鉄板焼ステーキ「とみい」】
東京都台東区雷門2ー4ー9明祐ビル1F
TEL/FAX 03-3843-8060 |