全国の鉄板焼レストランに足を運んでいると、色々な肉たちを見ることができる。１ヶ月ほど熟成された色鮮やかな肉もあり、流通していない極上黒毛の肉やアーティスティックな霜降り肉、そしてナノ繊維かと思うような繊細な肉と・・・様々な表情を持つ肉たちとの出逢いがある。

　また、鉄板の厚さ、電気又はガス、そして鉄板の表面温度と焼き加減で、同じ肉でも全く味わいが異なってくる。更に、それらの肉を塩で食すのか、たれで食すのか・・・これまたその肉自体の風味とのコンビネーションで全く異なる肉と化してしまう。


◎ザ・リッツ・カールトン東京 日本料理 ひのきざか／吉田純一シェフ
　http://www.ritzcarlton.com/ja/Properties/Tokyo/Default.htm

　先ずは東京でインパクトのある肉をサーブするザ・リッツ・カールトン東京 日本料理 ひのきざかをご紹介したい。上写真の通り、じっくりと熟成された肉がご覧いただけるかと思う。これは塩だけで食したのだが、噛んでいる内に濃厚な肉汁が口の中に広がり、ついつい何グラム食したのかも忘れるほどの美味さだ。


◎ホテルグランヴィア京都 鉄板焼 五山望／土居義雄シェフ
　http://www.granvia-kyoto.co.jp/index.html

　次は関西・京都で食した肉である。人気食事処のホテルグランヴィア京都 鉄板焼 五山望でサーブされた肉だ。鉄板の上で焼かれる肉は、プロの料理人がアーティスティックに・・・外側は薄くカリッと、そして芳醇な肉の旨味を中に閉じこめている。焼くのに数十秒、食べるのに数秒といった具合である。


◎ホテルオークラ福岡 鉄板焼 さざんか／三浦達雄シェフ
　http://www.fuk.hotelokura.co.jp/

　最後にご紹介するのは、九州のホテルオークラ福岡 鉄板焼 さざんか。恵まれた立地と環境で、上質の肉が伸び伸びと焼かれて行く。この肉はホテルオークラグループ伝統のもので、鉄板でさらっと焼いたあとにトッピングされたものをクルクルと巻いて食すもの。・・・ただ見ているだけで楽しくなってしまう。

　鉄板焼と言えば、すぐさまお好み焼きや焼きそばなどを連想する人も多い。しかし、実は極上の肉や野菜をベースに、料理のコラボレーションとパフォーマンスを楽しませてくれるのが、本格的鉄板焼と言えるのだ。

　日本鉄板焼協会の基準は世界基準でもあり、海外の方々にも「TEPPAN-YAKI」で通用するほど大人気。この純日本文化である鉄板焼をこれから如何に進化させるか！？・・・日本鉄板焼協会は日々進化の為に全世界へ向けて啓発活動を展開しているのである。