本日の「ゴチです。」は、今年の春から日本鉄板焼協会の全国縦断取材に出向き、各地のレストランで特に印象深かった「アワビ」をご紹介したい。

　北からザ・リッツカールトン東京「日本料理 ひのきざか（吉田純一シェフ／同協会東京支部長・師範）」、ホテルグランヴィア京都「鉄板焼 五山望（土居義雄シェフ／同協会会長・師範）」、そしてJALリゾート シーホークホテル福岡「鉄板焼 金葉亭（大坪俊孝シェフ・同協会副会長・師範）」の、勝手ながら三つのレストランを選ばせてもらった。

　筆者が同協会特別顧問をお受けしてまだ半年。あくまでも消費者の立場で取材を行って来た訳だが、・・・既に三つ巴の様相を呈しているようだ。


◎ザ・リッツカールトン東京「日本料理 ひのきざか」

　特に食材で決まる鉄板焼。三者とも五分五分の出だしだが、先ず食材では吉田純一シェフが厳選した「蝦夷アワビ」が一歩リードしていた。ジャンボホワイトアスパラのすり流しと食す瞬間のミルキーな味は、今も尚しっかりと脳裏に焼き付いている。


◎ホテルグランヴィア京都「鉄板焼 五山望」

　方や京都の土居義雄シェフの焼くアワビ。お客を飽きさせない人情豊かな性格がその食材に乗り移ったかのように、優しく食材の味を引き出している。料理写真を見ているだけで、「五山望」全体の店の賑わいを思い出してしまう。


◎JALリゾート シーホークホテル福岡「鉄板焼 金葉亭」

　更に福岡の大坪俊孝シェフの洒落た演出から生まれるアワビ料理。これもまた見て楽しく、聞いて心地よい油の音。食す前には既に「これが贅沢なアワビ料理だ！」といった凄い主張を感じてしまった。

　甲乙付け難いとはこと事。大変迷いに迷う筆者である。しかし、どうしても一つだけを選べとのご指示があれば、「I HAVE TO DECIDE !」。・・・今回、数多くの取材を振り返っての一押しは・・・ザ・リッツカールトン東京「日本料理 ひのきざか」の蝦夷アワビに☆三つを上げたいと思う。

　しかし、今回ご紹介した三人のシェフは、国内外でも最高峰に君臨するアイアンシェフであると思った次第。

【吉田純一シェフに関する記事】
　http://www.dandl.co.jp/tokyo/gourmet8.html
　http://www.dandl.co.jp/tokyo/gourmet4.html
　http://www.dandl.co.jp/blog/index.php?R=432
　その他多数

【土居義雄シェフに関する記事】
　http://www.dandl.co.jp/kyoto/gourmet2.html
　http://www.dandl.co.jp/kyoto/gourmet7.html
　http://www.dandl.co.jp/kyoto/gourmet1.html
　その他多数

【大坪俊孝シェフに関する記事】
　http://www.dandl.co.jp/fukuoka/gourmet17.html
　http://www.gochidesu.com/index.php?R=483
　http://www.gochidesu.com/index.php?R=489
　その他多数

　尚、三人のアイアンシェフに関する動画は、YouTubeでも３シェフのフルネームで検索すると見る事ができる。

　http://www.youtube.com/