◎先付（冬瓜とトマトのコンソメ煮）

　ホテルオークラ福岡に足を運んだのは何回目だろうか。数年前も異業種交流会十数人が同ホテル鉄板焼「さざんか」で、皆で美食に酔いしれた事もあった。

　今回、三浦達雄シェフが対面で料理する姿を見ながら、サーブされる食材の器を中を一つ一つ撮影しながら思った事は、何度か足を運ぶ度に同レストランが確実に「進化」しているのだ。


◎さざんかサラダ

　大抵のレストランはメニューを開くと、以前と変わらず定番化していて、新鮮さ、インパクトさに欠ける場合が多い。写真を見るだけで、既に味や香りが脳に伝達され、それだけで満腹感を覚える事もある。これが続きすぎると完全に食欲が失せてしまう。

　勿論、定番は定番として大切なものだが、常に料理に変化、進化がないと、誰でもそのレストランへの足がどんどん遠のいてしまうのではないか。

　言葉では何とでも言えるが、料理には料理人の魂が宿らないと腰を抜かすほどの衝撃は味わえない。更に、その料理人の人格が素晴らしければ素晴らしいほど、食材も生き生きと呼吸をし、お客にサプライズを与えるというものだ。

　今回のホテルーオークラ福岡「鉄板焼 さざんか」の取材は、実に面白くなりそうだ。


◎にんにく（青森産）

■料理一覧■

（１）先付（冬瓜とトマトのコンソメ煮）
（２）さざんかサラダ
（３）こだわり焼野菜
　大椎茸、白麗茸（福岡大木町）、黄金たもぎ茸（愛知県蟹江町）、ピーナッツもやし（福岡県能古島）、ほたる茸（宮崎県都城）、玉ねぎ（熊本県水俣）、グリーンアスパラガス（長崎県島原）、ジャンボマッシュルーム（山形県船形）
（４）活オマール海老
（５）鹿児島黒毛和牛ヒレ
（６）阿蘇高原牛サーロイン　焼野菜
（７）金太郎卵のガーリックライス　味噌椀　香の物
（８）吟醸にごり酒シャーベット

【ホテルオークラ福岡 オフィシャルサイト】
　http://www.fuk.hotelokura.co.jp/

【日本鉄板焼協会ポータルサイト】
　http://www.teppan-yaki.net/