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※このブログの内容は2009年5月から2010年12月までの情報です。現在の情報とは異なる場合があります。
RECENT INFORMATION
極上フカヒレ姿煮込み湯麺に舌鼓!
昼弁当は温石惣菜で!(2)
鰻丼のダブル、食べ過ぎて声が出ず!!
昼弁当は温石惣菜で!
和牛フィレ150グラム。
熱々蕎麦と豚カツセット!!
明治10年開業の老舗「山本屋」
杏布炉舎のくノ一シェフたち(連載その2)
杏布炉舎のくノ一シェフたち(連載その1)
天空のアイアンシェフ大坪俊孝の料理解説(4)
天空のアイアンシェフ大坪俊孝の料理解説(3)
天空のアイアンシェフ大坪俊孝の料理解説(2)
天空のアイアンシェフ大坪俊孝の料理解説(1)
馬肉フィレステーキ西田親生風あんかけ!
凄腕・善家繁の四川特別料理!
都寿司は63年の歴史!
淀川に行ってみなっせ!(熊本弁)
桃李の豪華ランチに舌鼓!(3)
桃李の豪華ランチに舌鼓!(2)
iPhoneで1500以上のレシピ!!
桃李の豪華ランチに舌鼓!(1)
九曜杏で食したボリューム満点の食事!
熊本の老舗「Fish & Beef 鉄板焼 さんどう」との再会!
逸品満喫(56)サウナに入ったアワビさん。
台湾台北ブランチ特派員報告!!
食後のデザートって良いね!!
今年初のソラマメ!!
今、鳥を食べるなう!って・・・
熊本の米と水は実に美味い!
突然のオーダーに対応する善家繁料理長(桃花源)!
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PROFILE
ロゼッタストーン
姉妹BLOGとして誕生した『ゴチです。』!
グルメ専門情報を中心に、「お客目線」の独特な取材記事を書き綴る!!五つ星ホテルの有名レストランから、頑固な個人食堂まで情報満載!!料理人の真の姿と匠の技を取材し、食育、食文化向上の為に全国を行脚中!!
※文責:西田親生
★「ゴチです。」は、2009年5月1日スタート!!
【
鉄板焼特集
】
◎
吉田純一シェフ
(ザ・リッツ・カールトン東京)1
◎
吉田純一シェフ
(ザ・リッツ・カールトン東京)2
◎
上野雅人シェフ
(鉄板焼 源氏/東京)
◎
富澤 剛シェフ
(鉄板焼ステーキ「とみい」/東京)
◎
大坪俊孝シェフ
(鉄板焼「金葉亭」/福岡)
◎
三浦達雄シェフ
(ホテルオークラ福岡・さざんか)1
◎
三浦達雄シェフ
(ホテルオークラ福岡・さざんか)2
◎
岡元美晴シェフ
(ホテルオークラ福岡・さざんか)
【
中国料理特集
】
◎
樋場正人料理長
(ホテルオークラ福岡 桃花林)1
◎
樋場正人料理長
(ホテルオークラ福岡 桃花林)2
◎
樋場正人料理長
(ホテルオークラ福岡 桃花林)3
◎
樋場正人料理長
(ホテルオークラ福岡 桃花林)4
◎
樋場正人料理長
(ホテルオークラ福岡 桃花林)5
◎
樋場正人料理長
(ホテルオークラ福岡 桃花林)6
◎
善家繁料理長桃花源
(熊本ホテルキャッスル 桃花源)1
◎
善家繁料理長桃花源
(熊本ホテルキャッスル 桃花源)2
【
和食特集
】
◎
黒須浩之料理長
(ザ・リッツ・カールトン東京)
◎
松本秀明料理長
(松島観光ホテル岬亭)1
◎
松本秀明料理長
(松島観光ホテル岬亭)2
◎
松本秀明料理長
(松島観光ホテル岬亭)3
【
フレンチ特集
】
◎
吉村悌二シェフ
(Bros.よしむら)
【
製作著作
】
ディー・アンド・エルリサーチ(株)
代表取締役社長 西 田 親 生
◎メディア融合研究会主宰
◎グルメの会主宰
◎戦略的IT活用のコンサル
【
主なグルメ歴
】
■
中国特別珍味料理「
満漢全席
」主催
※熊の手、虎ペニス、超特大乾燥アワビ、ラクダの瘤、極上フカヒレ(フロリダ産)、血燕、冬虫夏草(チベット産)、仔豚まる揚げ ほか多種
【
主なホテル取材歴
】
■
帝国ホテル 東京・大阪
■
ホテルオークラグループ
■
ザ・リッツ・カールトン東京
■
キャピトルレストラン 東急ホテルズ
■
ホテルグランヴィア京都
■
JALリゾート シーホークホテル福岡
■
ホテル日航福岡
■
グランドハイアット福岡・上海
■
フェニックス シーガイヤ リゾート
■
松島観光ホテル岬亭
■
熊本ホテルキャッスル
■
ハスラーホテル(ROME/ITALY)
ほか多数
ディー・アンド・エルリサーチ株式会社
※取材記事及び写真ほかコンテンツの著作権は、全てディー・アンド・エルリサーチ株式会社に帰属致します。よって、記事や写真の一部又は全部の転載・転用などを厳禁と致します。
お問い合わせ
2009/03/03
◆逸品満喫
月心寺の豪傑庵主さん
筆者が「月心寺」を訪れたのは20年ほど前の事。ある方に「月心寺」という書籍を頂いて興味を持ち、全国ニューメディア研究会のメンバー十数人ほどで同寺の精進料理を食べに行く事に。・・・当時はテレビなどでも紹介され、知る人ぞ知る有名な寺でもあった。
現地集合、現地解散だったので、筆者は熊本空港から伊丹へ飛び、京都駅までバスに乗り、それからタクシーを乗り継いで1号線を滋賀県大津方面に向った。途中で「月心寺」を見つけたが、その頃はGPSなどなかったので、果たしてこんな所に目的の寺が見つかるかどうか凄く不安であった。
※左はイメージ写真。
門をくぐり玄関を覗くと、右手に畳の部屋、奥に小さな庭・・・こじんまりしているが、なかなか風情のある寺である。「ごめんください!」と何度か声を掛けると、お手伝いさんらしき女性が顔を出して来た。熊本から来たことを伝えると、「庵主様がお待ちです。」と言いながら、中へ通してくれた。
畳の間に導かれて目の前に立っていたのが噂の庵主さん。「おー、来たな!まあ、上座に座って・・・どうぞ、どうぞ!遠慮無く!」としゃがれ声の庵主さんが話し掛けて来た。「どこから来たかね?」・・・唐突な質問に・・・少々、内心「イメージと違い、荒々しい人物だな!」と思った。
筆者が興味を持っていたのは、吉兆の料理長も驚く庵主さんの精進料理。その庵主さんは左半身が不自由だが、全て右手で料理を作っていると聞いていた。その話だけでも、その料理が如何なるものか、心は料理の鉄人「月心寺の庵主さん」に向いていた。
30分ほど庵主さんと話し込んでいる内に、メンバー全員が全国各地から集まってきた。「今日は、広島から天然の大きな松茸も来ており、芋、・・・何でも召し上がれ。」と大声を出し、「わしは、この真ん中で酒を呑んどるわ!ハッハッハ!」と、胡座をかいて、手酌でグビグビと呑みだしたのである。暫くして、お手伝いさんが大鉢に盛った料理を次から次へ持って廻り、我々は小皿に一つずつ箸で取り分けして食して行った。
昼食で1人1万円だったと記憶するが、一つ一つの料理は、食材その物を大切に取り扱ったものだ。「へえ、やっぱり吉兆の料理長も腰を抜かす料理としての価値はありますね!」と、参加者全員が頷くばかりであった。約1時間半ほどのランチタイムを「月心寺」で楽しんだ我々は、現地で解散し各地へ散って行った。
1冊の本を読んで訪れた「月心寺」。その豪傑庵主さんもご健在と思うが、また「月心寺」へ赴き、特に絶品だった「胡麻豆腐」を食してみたいものだ。
■
登録2008/08/30 07:04:51 更新2009/05/02 02:32:11
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© 1995 D&L Research Inc.
筆者が「月心寺」を訪れたのは20年ほど前の事。ある方に「月心寺」という書籍を頂いて興味を持ち、全国ニューメディア研究会のメンバー十数人ほどで同寺の精進料理を食べに行く事に。・・・当時はテレビなどでも紹介され、知る人ぞ知る有名な寺でもあった。
現地集合、現地解散だったので、筆者は熊本空港から伊丹へ飛び、京都駅までバスに乗り、それからタクシーを乗り継いで1号線を滋賀県大津方面に向った。途中で「月心寺」を見つけたが、その頃はGPSなどなかったので、果たしてこんな所に目的の寺が見つかるかどうか凄く不安であった。
※左はイメージ写真。
門をくぐり玄関を覗くと、右手に畳の部屋、奥に小さな庭・・・こじんまりしているが、なかなか風情のある寺である。「ごめんください!」と何度か声を掛けると、お手伝いさんらしき女性が顔を出して来た。熊本から来たことを伝えると、「庵主様がお待ちです。」と言いながら、中へ通してくれた。
畳の間に導かれて目の前に立っていたのが噂の庵主さん。「おー、来たな!まあ、上座に座って・・・どうぞ、どうぞ!遠慮無く!」としゃがれ声の庵主さんが話し掛けて来た。「どこから来たかね?」・・・唐突な質問に・・・少々、内心「イメージと違い、荒々しい人物だな!」と思った。
筆者が興味を持っていたのは、吉兆の料理長も驚く庵主さんの精進料理。その庵主さんは左半身が不自由だが、全て右手で料理を作っていると聞いていた。その話だけでも、その料理が如何なるものか、心は料理の鉄人「月心寺の庵主さん」に向いていた。
30分ほど庵主さんと話し込んでいる内に、メンバー全員が全国各地から集まってきた。「今日は、広島から天然の大きな松茸も来ており、芋、・・・何でも召し上がれ。」と大声を出し、「わしは、この真ん中で酒を呑んどるわ!ハッハッハ!」と、胡座をかいて、手酌でグビグビと呑みだしたのである。暫くして、お手伝いさんが大鉢に盛った料理を次から次へ持って廻り、我々は小皿に一つずつ箸で取り分けして食して行った。
昼食で1人1万円だったと記憶するが、一つ一つの料理は、食材その物を大切に取り扱ったものだ。「へえ、やっぱり吉兆の料理長も腰を抜かす料理としての価値はありますね!」と、参加者全員が頷くばかりであった。約1時間半ほどのランチタイムを「月心寺」で楽しんだ我々は、現地で解散し各地へ散って行った。
1冊の本を読んで訪れた「月心寺」。その豪傑庵主さんもご健在と思うが、また「月心寺」へ赴き、特に絶品だった「胡麻豆腐」を食してみたいものだ。