2010/11/16
兵庫の旅
コウノトリ 飛んだ
出石から円山川右岸を北へ向かいます。
自然が多く残っていそうな山裾に
コウノトリの郷公園があります。
昔は日本の各地にいたそうですが、明治時代以降、
狩猟による乱獲でその数を大きく減らし、
太平洋戦争では、油の確保のために
生活の場となっている松の木が大量に伐採されてしまうなど
生活の場さえも奪われてしまい、
昭和40年代に兵庫県内で最後の野生のコウノトリが死亡して
それ以降は大陸から飛んで来るのが時々見られる程度に
なってしまっていました。
多摩動物公園などいくつかの施設とともに
兵庫県でも6羽のコウノトリを譲り受け、
苦労の末に人工繁殖に成功。
100羽を越えたところで自然に帰す取り組みも始まりました。
そうなると、自然界で彼らが安全に摂取できる食物も
同時に復活させなければなりません。
現在、地域の農家が協力して
減農薬・有機肥料による栽培に取り組んでいます。
(この取り組みを「コウノトリ育む農法」と呼んでいます。)
今では、ここから放鳥され野生化したコウノトリが
遠く三重県や島根県あたりまで行動半径を広げていることが
観測により確認されています。
コウノトリが舞う田園風景を普通に見ることができる日が
将来、必ずやってくると信じています。
■
登録2010/11/16 00:41:56 更新2010/11/16 00:41:56
コメント
(4) |
トラックバック
(0)
2010/11/15
兵庫の旅
ひょうご秋色紀行 その2
昨日に引き続き、但馬ひとまわり〜
安国禅寺から10分ほど西に走ると出石に着きます。
皿そばで有名な出石そばも今は新蕎麦の時期で
この日も多くの観光客で賑わっていました。
もちろん、僕もしっかり頂きました!
お店も大賑わいだったので写真も撮らずに
さっさと食べて出てしまいましたが、
辰鼓楼の前でとち餅のみたらし団子を発見。
しっかりと別腹に収まりました。
普通ならこの後、ゆっくりと町並みを散策して回るのですが
この日はちょっと急ぐ旅。
他にも行きたいところがあったので
早々と車に戻ってカメラを置きながら
何気なく見上げた途端、目の前に綺麗なグラデーション。
並び順がちょっと惜しいけど、
すごく見栄えがしていました。
10月の秋まつりから今月にはいって
お城まつり、そして新そばまつりと
大きなイベントも一段落。
ますます深まり行く秋の景色の中で
但馬の厳しい冬を迎える準備にはいります。
■
登録2010/11/15 00:26:32 更新2010/11/15 00:26:32
コメント
(2) |
トラックバック
(0)
2010/11/14
兵庫の旅
ひょうご秋色紀行
いつの間にか秋の色も濃くなってきましたね。
黄砂の影響であまりいい風景ではなかったのですが、
せっかくの休日だったので久しぶりに但馬地域を
ぐるっと回ってきました。
まず訪ねたのが、豊岡市但東町にある安国禅寺。
静かな農村地帯にある落ち着いた佇まいのお寺です。
この安国寺、毎年この時期には大勢の観光客で賑わいます。
その目的はこれ。
本堂裏手の崖に植えられたドウダンツツジです。
この時期になると燃えるように崖一面を赤色に覆い尽くします。
そして、これを前庭から本堂の座敷を通してみると・・・・・
狭い本堂裏の空間を見事な庭園に仕立て上げています。
本来なら、あと1歩左に寄って撮れば
きれいなシンメトリーになるのですが、
ベストポジションでカメラ抱えて仁王立ちの人がいて
なかなか場所が空きそうになかったので
ちょっとずれた写真になってしまってます。
とにかく、この時期はご覧のような状態になっちゃいますので〜
あしからず〜 ^^;;
■
登録2010/11/14 12:46:14 更新2010/11/14 12:46:14
コメント
(0) |
トラックバック
(0)
2010/10/26
兵庫の旅
名物がまたひとつ・・・・・・
兵庫県にある日本で2番目に大きい島、淡路島。
最も近い本州側の玄関口、明石との間には
幅4kmの明石海峡が横たわっています。
客船から潜水艦まで、1日に数百隻が通過する
超過密水路です。
この水路で半世紀にわたって、行き交う船を縫いながら
明石と淡路を結んできたフェリー航路があります。
船体に大きくタコのイラストを描かれた「あさしお丸」の姿から
たこフェリーの愛称で親しまれている明石淡路フェリーの航路です。
以前から淡路島はキャンプや海水浴などで夏休みに訪れる人が多く、
その時期になると兵庫県内に3カ所あった淡路行きのフェリー乗り場は大変な混雑でした。
淡路島・松帆の海岸を背に明石へ向かう「あさしお丸」
1998年に明石海峡大橋が開通、供用が開始されるとともに利用客が減少し、近畿各地から淡路島への航路は次々と撤退していき、2007年2月以降は本州と淡路島を結ぶ唯一のフェリー航路となりました。
様々なイベントやキャンペーン、グッズ販売などで頑張ってきたのですが、
高速道路料金の値下げのあおりで利用客は激減。
原油価格の高騰という打撃も加わって苦しい経営状態になってしまいました。
明石海峡大橋の主塔から見下ろすたこフェリー
地元自治体も含め存続に向けた協議が重ねられてきましたが、
残念な事に来月15日の運行をもって航路休止となってしまいました。
「たこフェリー」の愛称の元になった「あさしお丸」はすでにタイに売却され、今月15日に長い航海に旅立っていきました。
航路復活を求める声も多くあるのですが、ユーモラスで可愛いタコがこの海峡を往復する姿を見ることはできなくなってしまいました。
■
登録2010/10/26 17:26:44 更新2010/10/26 17:26:44
コメント
(2) |
トラックバック
(0)
2010/08/13
兵庫の旅
台風一過・・・・で、夏のご挨拶
この時期にしては少なすぎる4つめの台風に翻弄され、広島まで行ったのに何も仕事ができずに帰ってしました。
兵庫県も一時大雨の警報が発令されたのですが、短時間で解除。
大きな被害には至りませんでした。
皆さんのところはいかがでした?
この台風のお陰で暑さは少し和らいだようでしたが、夏のご挨拶として兵庫県内の水辺の風景をお届けします。
姫路から電車で40分のところにある田園地帯。市川の上流にあたるこの地域は水量が豊富で、用水路にはいつも冷たく澄んだ水が溢れそうなほどの水量で流れています。
この水を水田に引き上げる水車が多く残っていて、今でもしっかりと働いています。
用水路に沿って水車の少し上流に行くと、水の中に白い点がいくつも揺れているのが見つかれます。
バイカモ(梅花藻)です。
1cmにも満たない梅に似た花をつける水棲植物で、澄んだ冷たい水のところに育ちます。
バイカモの上ではハグロトンボが忙しく飛び回っていました。
真っ黒い羽根と身体の光沢が対照的で、不気味にも神秘的にも見えます。
心地良い気候まではまだまだですが、頑張って夏を乗り切って下さいね。
■
登録2010/08/13 09:44:56 更新2010/08/13 09:44:56
コメント
(0) |
トラックバック
(0)
<< 前のページ
次のページ >>
カテゴリー
兵庫ブランチHOME
BLOG TOP
ひょうご珍(?)風景 (1)
SecondLife (2)
小旅行 (3)
〜A・SO・BI〜 de Photo! (1)
イベント情報 (5)
Photo (4)
特別編 (16)
やっぱりTigers! (1)
ご当地グルメ (3)
兵庫の風物 (7)
兵庫の旅 (42)
Diary (55)
最近の記事
ふたつの「国」を見渡す。。。。
20年に一度の光景
これ、なぁんだ?
写真コンテストの賞品が届きました!
神戸から陸上競技のシリーズ開幕!
但馬にも遅い春。。。
NO TITLE
最後の進水を待つ。。。。。
冬の日本海を楽しむ。。。。。
寒いです。。。
咲いた咲いた、チュ〜リップの花が。。。。
神戸港に最新鋭護衛艦が入港
冬の円山川
何がいる?
2回目のお正月
BLOG内検索
カレンダー
2025 年 05 月
S
M
T
W
T
F
S
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
前月
BLOG TOP
翌月
プロフィール
兵庫県在住、自称”播州人”のShamrockです。
兵庫の折々の出来事や風景などを身近なところから拾って
お伝えできたらいいな・・・・・・。
なが〜いお付き合い、宜しくお願いしますね。
コメント
20年に一度の光景
└
竜舌蘭@@
└
それって密造酒?(笑)
冬の日本海を楽しむ。。。。。
└
こりゃ、違反だ!
└
海の色
└
満喫しました
└
冬の日本海は・・・
冬の円山川
└
積もってますね♪
└
スノーダイブ^^
楠公さん
└
なんこうさん
└
いいところですよ〜
明けましておめでとうございます。
└
美しいですね
└
無駄のない美しさです。
加古川のかつめし
└
勝つ?めし
└
手抜きなのか合理主義なのか。。。。
└
これは、食べてみたい!
└
ボリュームもあります!
須磨海岸の夕暮れ
└
青葉の笛
└
討たれし平家の公達哀れ
皆既月食
└
見事、見事!
└
ありがとうございます^^
└
これはすごい
└
すごい!!
└
ありがとうございます
兵庫ブランチ初の。。。。。
└
なかなか素敵な写真ですね。
└
ありがとうございます^^
飛騨に行ってきました。
└
いいですね〜
└
命の洗濯〜なんちゃって^^
トラックバック
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型 deプラモデル通販/ご迷惑でしたらお手数ですが削除してください。
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型 deプラモデル通販/ご迷惑でしたらお手数ですが削除してください。
今週の兵庫のイベント情報
└
南あわじの話題
台風9号
└
佐用町 地図
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型とプラモデル通販
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型とプラモデル通販
過去記事
2012/07 (2)
2012/06 (1)
2012/05 (1)
2012/04 (2)
2012/03 (1)
2012/02 (5)
2012/01 (11)
2011/12 (5)
2011/11 (3)
2011/10 (6)
2011/09 (5)
2011/08 (3)
more ..
pplog2 by Rocomotion
■
Today:048 / Yesterday:167 / Total:260161
自然が多く残っていそうな山裾に
コウノトリの郷公園があります。
昔は日本の各地にいたそうですが、明治時代以降、
狩猟による乱獲でその数を大きく減らし、
太平洋戦争では、油の確保のために
生活の場となっている松の木が大量に伐採されてしまうなど
生活の場さえも奪われてしまい、
昭和40年代に兵庫県内で最後の野生のコウノトリが死亡して
それ以降は大陸から飛んで来るのが時々見られる程度に
なってしまっていました。
多摩動物公園などいくつかの施設とともに
兵庫県でも6羽のコウノトリを譲り受け、
苦労の末に人工繁殖に成功。
100羽を越えたところで自然に帰す取り組みも始まりました。
そうなると、自然界で彼らが安全に摂取できる食物も
同時に復活させなければなりません。
現在、地域の農家が協力して
減農薬・有機肥料による栽培に取り組んでいます。
(この取り組みを「コウノトリ育む農法」と呼んでいます。)
今では、ここから放鳥され野生化したコウノトリが
遠く三重県や島根県あたりまで行動半径を広げていることが
観測により確認されています。
コウノトリが舞う田園風景を普通に見ることができる日が
将来、必ずやってくると信じています。