今日の神戸港。
雲は出ていますが概ね晴れています。
気温は低め。

ポートアイランドから西を見ると
明石海峡大橋までスッキリと見えています。



手前の神戸港にはクリーム色と水色の大きな船体。
今年度、三菱重工が商船三井から受注した自動車運搬船、
4隻シリーズのうちの3隻です。
1番船の「OPAL ACE」は昨年夏に進水。
すでに引き渡しを終えています。

よく見ると、手前の船がタグボートに引かれて動いていました。
2番船の「ONYX ACE」が完成して、引き渡しのために
神戸港を出発するところでした。



その後ろには3番船の「CRYSTAL ACE」が艤装工事の真っ最中。
そしてもう1隻、ドックで建造中の船。
まだ命名はされていませんが、来月には進水式が行われる予定です。

実は、三菱重工神戸造船所で商船の進水式が行われるのはこれで最後になります。
1905年に創業、翌1906年に初めての進水式（池月丸という30トンほどの木造船だったそうです。）を行ってから100年以上にわたって神戸の基幹産業を支えてきた三菱の造船所ですが、今年度を最後に商船の建造から撤退することになっています。
もちろん造船所とはいえ、船以外の製品も数多く生産していますし、
海上自衛隊の潜水艦はすべて、神戸の二つの造船所で1隻づつ交互に建造しているので、施設そのものが無くなってしまうわけではありませんが、大型船の進水式のシーンが見られなくなるのは、ちょっと寂しい思いがします。