2009/02/18
特別編
シャムが見たOKINAWA 〜その2・神秘の地底探索〜
先に合流する6人が揃い、本島南部の玉泉洞を目指します。
那覇の市街地を離れ、なだらかな丘陵地帯にさしかかると
至る所にサトウキビ畑が現れてきます。
那覇に着いて首里城に行く時から気付いていたのですが、
これまで、沖縄には高い山がなくなだらかな丘陵地帯が続いているという
イメージを持っていたんです。
実際にはその通りだったのですが、思ったよりも起伏に富んでいるんですね。
沖縄本島南部は主に珊瑚性の石灰岩でできているそうで、
高い山が存在しないのは知られていますし、
この石灰岩は溶食が激しいことから起伏に富んだ地形が形成されていることも
考えてみれば「なるほど・・・」と頷ける話です。
そんな石灰岩質の土地に多く見られるのが鍾乳洞で、この沖縄本島南部にも
多くの鍾乳洞が存在しているそうです。
その中でも日本有数の規模を誇るのが玉泉洞。
公開されているのは、僅かに1km足らずですが、
それでも次から次へと目の前に現れてくる光景に
この星が、僕たち人間の想像力をはるかに超えた芸術センスを持っていることを
あらためて思い知らされました。
洞窟内の湿度は90%ということで、適度なミスト状態です。
単なる「地下」という、人間の手によって掘り抜かれた場所と違って
母なる星の懐の中にいるという不思議な安心感と、
今にも自分めがけて落ちてきそうな鍾乳石の向こうに広がる宇宙のような広がりが
僕の身体の周囲を取り巻いて、フワフワと浮いたような足取りで出口まで到達しました。
戦時下の沖縄では、いったいどれだけの人が母なる星に助けを求めて
洞窟の暗やみに身を潜めていたのでしょう?
そしていったいどれだけの人が、今も母なる星の懐に抱かれて眠っているのでしょう?
今、この星の各地から多くの人が訪れ感嘆の声をあげる神秘の空間から
あらためて名も無き無数の御霊に心からの祈りを捧げます。
■
登録2009/02/18 21:35:15 更新2009/02/18 21:35:15
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2009/02/17
特別編
シャムが見たOKINAWA 〜その1・沖縄初上陸〜
定例となった熊本JAPANのオフ会。
今回の開催地である沖縄には、まだ行ったことがなかったんです。
1泊2日の日程をどのように充実させるか・・・・
悩んだ末に、今回は「風土を感じること」をテーマに決めました。
少しでも長い時間、沖縄の地を踏みしめ空気を吸って、少しでも多く
沖縄の風土に触れていたいと、早起きをして神戸から飛び立ちました。
那覇に着いて最初に感じたのは、やはり気温差。
残念ながら「陽光きらめく南の島」という天気ではなかったのですが、
それでも充分に感じられた、「南国に来たんだ・・・」っていう感動が
この島が僕に与えてくれた最初のプレゼントでした。
空港からモノレールで移動しながら、那覇の街並みを眺めていても、
目に映る風景がまったく違う。
関西ではみたこともない樹木が至る所にあって、それだけでも違う気候帯に
来ているんだって思わせる光景になってるんですね。
ホテルに荷物を預けたあと、同じく早朝から那覇入りしていた
MuratakaさんとKiyokoさん、そして僕の3人で首里城へ向かいました。
昔から、沖縄といえば「守礼の門」以外に何も思い浮かばないほど
独特の建築美が印象深く、「将来、沖縄に行く機会があれば、まずここに行こう。」と、子供の頃から決めていたんです。
今回の沖縄行きでその夢が現実の物となったのは、
僕にとってはとても幸せなことでした。
門の前で団体客を案内しているガイドさんが、
「思ったより小さいでしょ〜。日本屈指のがっかりスポットなんですよ〜」って
説明しておられたのですが、いえいえ、そんなことはないです!
琉球王国の繁栄を後世に伝える「静かな語り部」として、
守礼の門は優雅に颯爽とそびえ立っています。
お城といえば、石垣の美しさを見ることも楽しみのひとつですが
首里城を始めとする沖縄の城の石垣・石塁にも、独特の美しさがあります。
サンゴ性石灰岩の石をぴったりと繋ぎ合わせ、敵が石垣をよじ登ることが不可能なほど滑らかな面を作ると同時に、その材質がもたらす独特の黒ずみが
南国らしく冬でも美しく咲き誇るカラフルな花の色や葉の形に
存在感を薄れさせることなく絶妙な対比を見せてくれます。
念願叶って守礼の門をくぐったことで、僕の沖縄の旅は始まりとなりました。
このあと、昼食をとってから集合場所へ行かなければならなかったので
かなり急ぎ足で回ったのですが、小高い丘の上に作られた中世の城塞は
戦争で寸断された時を、今再び刻み始めているようです。
■
登録2009/02/17 22:45:58 更新2009/02/17 22:45:58
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2009/02/02
兵庫の旅
ちょっと雰囲気よく・・・・・
兵庫ブランチで「明石海峡大橋」を紹介しています。
この橋、夜になると電飾がとてもきれいなんです。
長さが4kmの橋ですので、あまり近寄り過ぎると全体が良く見えないのですが、
神戸市の西の端、舞子という所にあるホテルからは、こんなふうに見えています。
ここは昔、四親王家のひとつ有栖川宮家の別邸があったところ・・・・・。
風光明媚な高台にあります。
ホテルの最上階にあるバーから、橋のイルミネーションと東播磨の夜景を楽しみながら軽く一杯・・・・。
素晴しい食材を使った美味しい料理もいいですが、目の前に広がる光のパノラマを肴に、ゆったりと寛ぐのもいいかも・・・・・。
■
登録2009/02/02 22:44:42 更新2009/02/02 22:44:42
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プロフィール
兵庫県在住、自称”播州人”のShamrockです。
兵庫の折々の出来事や風景などを身近なところから拾って
お伝えできたらいいな・・・・・・。
なが〜いお付き合い、宜しくお願いしますね。
コメント
20年に一度の光景
└
竜舌蘭@@
└
それって密造酒?(笑)
冬の日本海を楽しむ。。。。。
└
こりゃ、違反だ!
└
海の色
└
満喫しました
└
冬の日本海は・・・
冬の円山川
└
積もってますね♪
└
スノーダイブ^^
楠公さん
└
なんこうさん
└
いいところですよ〜
明けましておめでとうございます。
└
美しいですね
└
無駄のない美しさです。
加古川のかつめし
└
勝つ?めし
└
手抜きなのか合理主義なのか。。。。
└
これは、食べてみたい!
└
ボリュームもあります!
須磨海岸の夕暮れ
└
青葉の笛
└
討たれし平家の公達哀れ
皆既月食
└
見事、見事!
└
ありがとうございます^^
└
これはすごい
└
すごい!!
└
ありがとうございます
兵庫ブランチ初の。。。。。
└
なかなか素敵な写真ですね。
└
ありがとうございます^^
飛騨に行ってきました。
└
いいですね〜
└
命の洗濯〜なんちゃって^^
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