2009/04/19
特別編
シャムが見たOKINAWA 〜最終回・美ら島、美ら心〜
兵庫ブランチでありながら、沖縄ネタをずいぶん引っ張ってしまいました。
僕が初めて訪ねたこの島の印象を、少しでも長く持っていたかったんです。
4月に入って関西地方も汗ばむほどの日差しが降り注いでくるようになり、
そろそろ現実に戻らなきゃ・・・・・・
そういう思いで、ようやく最終回となりました。
実際の旅も、ほぼゴールに到達。
海の端にある糸満市役所までやってきました。
が、ここでちょっと困ったことに・・・・・。
周囲を見渡しても、案内の地図を見ても「糸満バスターミナル」なるものがありません。
とりあえず市役所の中に入り、近くに合った窓口で声を掛けてみます。
「すみませ〜ん、糸満バスターミナルへは、どう行ったらいいんでしょう?」
すると、近くで事務作業をしていたお嬢さんが、怪訝な顔つきで作業の手を止め、
「バスの乗り場はいくつかあるんですけど・・・どちらまで行かれるんですか?」と
反対に問い掛けられてしまいました。
「那覇まで行きたいんですけど・・・・・。」
「那覇ですね。そこのベンチでちょっと待ってて下さい。」
そう言ってお嬢さんはデスクで作業中のスタッフの何人かに声をかけてまわっています。
「ここからバスに乗るのは、そんなにややこしいのかな?」
不思議に思いながら番地に腰をかけ、ふと見上げたら・・・・・
何となくここでも沖縄らしいと思いながら待つこと数分。
「お待たせしましたぁ〜。」の声で、窓口へ近づくと
「一番近い乗り場は、この建物の海側のところにあるんですけど、バスはさっき出たところで、次は15時9分だからあと1時間くらいあるんです。
ちょっと離れた所なんですけど、そこの橋を渡って行ったところに自動車学校があって、その横のバス停からは・・・・・・・」
と、丁寧に説明して下さいました。
周囲で作業中のスタッフの方も協力して、乗り場の場所だけでなく、バス会社に電話して時刻まで聞いて下さったんです。
教わったとおりにバス停に到達し、5分ほど待って無事に那覇行きのバスに乗り込みました。
今回の旅では、小さな心遣いがとても暖かく胸に響いてくるような、今までに体験したことのない出会いがいっぱいありました。
また、出来る限り地元目線で・・・・・と思って歩き出した一人旅でしたが、僕はやはり旅行者。沖縄の大地と人々との結びつきの中に入り込むことは出来ませんでした。
この島の歴史・風土など、実際にこの地に足を踏み入れてみないと感じ取れないものがいっぱいありました。
シーサーに守られたこの島は、激しい戦火の中にあっても本当に守り抜くべきものを失わなずに今に到り、さらに未来へと大地の営みを続けていくことでしょう。
そして、沖縄の人々がこの島に対する想いを失わない限り、この島の大地は途切れることなく美しい花を咲かせ続けることでしょう。
■
登録2009/04/19 14:58:36 更新2009/04/19 14:58:36
<< 前の記事
次の記事 >>
コメント
コメント投稿
お名前
タイトル
URL
コメント
トラックバック URL
http://www.dandl.co.jp/hyogo/blog/index.php?t=26
トラックバック
カテゴリー
兵庫ブランチHOME
BLOG TOP
ひょうご珍(?)風景 (1)
SecondLife (2)
小旅行 (3)
〜A・SO・BI〜 de Photo! (1)
イベント情報 (5)
Photo (4)
特別編 (16)
やっぱりTigers! (1)
ご当地グルメ (3)
兵庫の風物 (7)
兵庫の旅 (42)
Diary (55)
最近の記事
ふたつの「国」を見渡す。。。。
20年に一度の光景
これ、なぁんだ?
写真コンテストの賞品が届きました!
神戸から陸上競技のシリーズ開幕!
但馬にも遅い春。。。
NO TITLE
最後の進水を待つ。。。。。
冬の日本海を楽しむ。。。。。
寒いです。。。
咲いた咲いた、チュ〜リップの花が。。。。
神戸港に最新鋭護衛艦が入港
冬の円山川
何がいる?
2回目のお正月
BLOG内検索
カレンダー
2025 年 05 月
S
M
T
W
T
F
S
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
前月
BLOG TOP
翌月
プロフィール
兵庫県在住、自称”播州人”のShamrockです。
兵庫の折々の出来事や風景などを身近なところから拾って
お伝えできたらいいな・・・・・・。
なが〜いお付き合い、宜しくお願いしますね。
コメント
20年に一度の光景
└
竜舌蘭@@
└
それって密造酒?(笑)
冬の日本海を楽しむ。。。。。
└
こりゃ、違反だ!
└
海の色
└
満喫しました
└
冬の日本海は・・・
冬の円山川
└
積もってますね♪
└
スノーダイブ^^
楠公さん
└
なんこうさん
└
いいところですよ〜
明けましておめでとうございます。
└
美しいですね
└
無駄のない美しさです。
加古川のかつめし
└
勝つ?めし
└
手抜きなのか合理主義なのか。。。。
└
これは、食べてみたい!
└
ボリュームもあります!
須磨海岸の夕暮れ
└
青葉の笛
└
討たれし平家の公達哀れ
皆既月食
└
見事、見事!
└
ありがとうございます^^
└
これはすごい
└
すごい!!
└
ありがとうございます
兵庫ブランチ初の。。。。。
└
なかなか素敵な写真ですね。
└
ありがとうございます^^
飛騨に行ってきました。
└
いいですね〜
└
命の洗濯〜なんちゃって^^
トラックバック
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型 deプラモデル通販/ご迷惑でしたらお手数ですが削除してください。
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型 deプラモデル通販/ご迷惑でしたらお手数ですが削除してください。
今週の兵庫のイベント情報
└
南あわじの話題
台風9号
└
佐用町 地図
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型とプラモデル通販
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型とプラモデル通販
過去記事
2012/07 (2)
2012/06 (1)
2012/05 (1)
2012/04 (2)
2012/03 (1)
2012/02 (5)
2012/01 (11)
2011/12 (5)
2011/11 (3)
2011/10 (6)
2011/09 (5)
2011/08 (3)
2011/07 (2)
2011/06 (2)
2011/05 (2)
2011/04 (3)
2011/03 (2)
2011/02 (3)
2011/01 (3)
2010/12 (7)
2010/11 (9)
2010/10 (3)
2010/09 (1)
2010/08 (1)
2010/07 (1)
2010/06 (2)
2010/05 (2)
2010/03 (2)
2010/02 (1)
2010/01 (1)
2009/12 (1)
2009/10 (4)
2009/09 (4)
2009/08 (8)
2009/07 (1)
2009/06 (3)
2009/05 (2)
2009/04 (1)
2009/03 (5)
2009/02 (8)
2009/01 (7)
2008/12 (4)
pplog2 by Rocomotion
■
僕が初めて訪ねたこの島の印象を、少しでも長く持っていたかったんです。
4月に入って関西地方も汗ばむほどの日差しが降り注いでくるようになり、
そろそろ現実に戻らなきゃ・・・・・・
そういう思いで、ようやく最終回となりました。
実際の旅も、ほぼゴールに到達。
海の端にある糸満市役所までやってきました。
が、ここでちょっと困ったことに・・・・・。
周囲を見渡しても、案内の地図を見ても「糸満バスターミナル」なるものがありません。
とりあえず市役所の中に入り、近くに合った窓口で声を掛けてみます。
「すみませ〜ん、糸満バスターミナルへは、どう行ったらいいんでしょう?」
すると、近くで事務作業をしていたお嬢さんが、怪訝な顔つきで作業の手を止め、
「バスの乗り場はいくつかあるんですけど・・・どちらまで行かれるんですか?」と
反対に問い掛けられてしまいました。
「那覇まで行きたいんですけど・・・・・。」
「那覇ですね。そこのベンチでちょっと待ってて下さい。」
そう言ってお嬢さんはデスクで作業中のスタッフの何人かに声をかけてまわっています。
「ここからバスに乗るのは、そんなにややこしいのかな?」
不思議に思いながら番地に腰をかけ、ふと見上げたら・・・・・
何となくここでも沖縄らしいと思いながら待つこと数分。
「お待たせしましたぁ〜。」の声で、窓口へ近づくと
「一番近い乗り場は、この建物の海側のところにあるんですけど、バスはさっき出たところで、次は15時9分だからあと1時間くらいあるんです。
ちょっと離れた所なんですけど、そこの橋を渡って行ったところに自動車学校があって、その横のバス停からは・・・・・・・」
と、丁寧に説明して下さいました。
周囲で作業中のスタッフの方も協力して、乗り場の場所だけでなく、バス会社に電話して時刻まで聞いて下さったんです。
教わったとおりにバス停に到達し、5分ほど待って無事に那覇行きのバスに乗り込みました。
今回の旅では、小さな心遣いがとても暖かく胸に響いてくるような、今までに体験したことのない出会いがいっぱいありました。
また、出来る限り地元目線で・・・・・と思って歩き出した一人旅でしたが、僕はやはり旅行者。沖縄の大地と人々との結びつきの中に入り込むことは出来ませんでした。
この島の歴史・風土など、実際にこの地に足を踏み入れてみないと感じ取れないものがいっぱいありました。
シーサーに守られたこの島は、激しい戦火の中にあっても本当に守り抜くべきものを失わなずに今に到り、さらに未来へと大地の営みを続けていくことでしょう。
そして、沖縄の人々がこの島に対する想いを失わない限り、この島の大地は途切れることなく美しい花を咲かせ続けることでしょう。