2011/10/21
兵庫の旅
生田神社の裔社を訪ねる(5)
生田神社の八裔神を順に巡る旅も後半に突入です。
六甲山系の山裾に一番近いのが、この五宮神社になります。
北野の異人館街から西へ約2km。
生田神社のある中央区から一旦、兵庫区へ入ります。
住宅街の細い坂道を抜けて鳥居をくぐると
広い境内の割りには控えめな社殿がポツンと建っています。
この神社の西には有馬街道。そして東には鍋蓋山を経由して再度山大竜寺に至る参拝の道があり、多くの人が行き交っていたようで
境内に茶店が置かれていた時期もあったそうです。
花隈の花街が賑わっていた頃は、芸者さん達の参拝も多く、境内にある若松稲荷社には奉納された絵馬も残されていますが、今は当時を忍ぶ艶やかさは無くなってしまっているのが残念です。
ご祭神は天穂日命。
葦原中つ国平定の為に出雲に遣わされた神ですが、国譲りの交渉だとか、悪神の鎮圧だとか、記述が分かれているようです。
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登録2011/10/21 11:43:22 更新2011/10/21 11:43:22
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2011/10/08
ご当地グルメ
加古川のかつめし
久々に食べ物の話題です。
加古川市と、隣接する高砂市・播磨町辺りで定番のメニュー。
それが今回ご紹介する「かつめし」です。
大きめの皿にごはんを平べったく盛って、その上にカツをのせてデミグラスソースをタラ〜ッとかけたもの。
付け合わせは茹でたキャベツが本式と言われていますが、サラダをつけているお店も多くあります。
カツはビーフ・ポーク・チキンがあり、ビーフとポークが用意されているところが多いようですが、元祖はビーフカツだそうです。
加古川市観光協会も、このかつめしのPRには本格的に取り組んでいて、
最近では統一ロゴやマスコットキャラクターもできています。
また、かつめしを食べ歩いて紹介している個人サイトもびっくりするくらいたくさんあって、どこで食べようかと反対に悩んでしまうほどの盛り上がりをみせています。
僕が食べたのは、JR加古川駅前の商業エリアの一角にある老舗の喫茶店。午後3時に近い時間だったにもかかわらず、狭い店には次々と客が訪れ、かつめしを注文していました。
ちなみに、かつめしは皿に盛った料理ですが、お箸で頂くのがデフォルトです。
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登録2011/10/08 10:14:22 更新2011/10/08 10:15:29
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2011/10/05
兵庫の旅
誰が・・・何の為に?
兵庫県第二の川、加古川の西に位置する高砂市。
「高砂や この浦舟に帆を上げて……」と謡曲にも歌われ、平和と長寿の象徴である「尉と姥」伝承の地としても知られています。
この高砂市は石の町としても有名で、古くは古墳に埋葬されている石棺や石灯籠などとして、現在でも建築用の石材として広く利用されています。
この石は竜山石、現在では主に宝殿石と呼ばれていますが、この石を産出している採石場のひとつ、竜山の一角に生石神社があります。
この周辺の地名にもなっているのですが、超難読地名ですよね。
「おうしこ」と読みます。
石が生まれるという当て字がなかなか憎いですね。
この生石神社に、いつ、誰が何のために造ったのか判らないものがあります。
岩山を削り取って造られていてほぼ立方体のような形状なんですが、裏面に当たる面には四角錐台の突起があります。
幅6.4m、高さ5.7m、奥行き7.2m。重さは500tにもなるといわれている大きな石の固まりなのですが、石の下はくぼみになっていて水がが溜っているのですが、底面にある支柱になる部分が死角になって見えないので、まるで巨石が水面に浮遊しているような錯覚に陥ります。
生石神社の社伝に、出雲の国から来た大穴牟遅神と少毘古那神の二神が石造の宮殿を建てようとして一夜のうちに現在の形まで造ったところで播磨の土着の神の反乱が起こり、宮殿造営を止めてこれを鎮圧している間に夜が明けてしまったために、宮殿は横倒しのまま起こすことができなかった。
という話が伝えられています。
この生石神社の石の宝殿、鹽竈神社(宮城県)の塩竈、霧島神宮(鹿児島県)の天逆鉾(あめのさかほこ)と共に「日本三奇」と呼ばれています。
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登録2011/10/05 11:15:44 更新2011/10/05 11:15:44
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2011/10/04
兵庫の旅
布引の滝
新幹線の車窓から神戸の街並みをゆっくり眺めるチャンスは
残念ながらありません。
長いトンネルを抜けたと思ったら、そこはすでに新神戸駅のホーム。
そして、発車してホームが途切れた途端に再びトンネル。
新幹線の神戸の玄関口はそんなロケーションにあります。
下りホームからは神戸の中心地である三宮から神戸港にかけての風景を望むことができます。
反対に、上りホームから外を見ると目の前に山が迫っていて、同じ駅からの風景かと疑ってしまいます。
この新神戸駅の下を流れている生田川は元々は神戸の中心地、フラワーロードの方を流れていたのですが、流域にあった外国人居留地の水害対策として海まで直線的に付け替えられました。
このように、新神戸駅から南は河川敷を公園として整備した直線の川となりましたが、駅から北側に一歩足を踏み出すと、深い谷間を勢い良く流れる渓流の様相を呈しています。
またまた前置きが長くなってしまいましたが、その生田渓流の奥にあるのが布引の滝です。
政令指定都市の中心地から徒歩でも行ける距離にあるのですが、
華厳の滝(栃木県)、那智の滝(和歌山県)とともに三大神滝とされ、日本の滝百選にも選ばれているんです。
上流から落差43mの雄滝(おんたき)・夫婦滝(落差9m)・鼓が滝(落差8m)・雌滝(めんたき・落差19m)
と、4つの滝があります。
布引の滝のさらに上流には布引水源地があり、「KOBE WATER」の元が一杯溜っています。
ことらは、日を改めて「ひょうごの名水を訪ねて」のシリーズでご紹介することにしましょう。
■
登録2011/10/04 22:04:20 更新2011/10/04 22:04:20
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2011/10/02
兵庫の旅
生田神社の裔社を訪ねる(4)
生田神社の八裔神を巡る旅。
・・・といっても半径5km以内なんですが、
ようやく折り返し地点です。
兵庫県庁の北少し西寄りの、ビルとビルの間に
その存在を主張するかの如く鳥居を構えているのが四宮神社。
(「しのみや」ではなく「よのみや」と読みます。)
県庁のほか、各党兵庫県連事務所などが集まる地方行政の中枢であると同時に、繁華街・歓楽街にもほどほどの距離の所に位置します。
この神社も狭い境内に立派な拝殿を構えています。
鳥居の横には「弁財天」の幟。
この神社の御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
つまり、弁天様なんです。
境内には弁財天芸能塚があり、元兵庫県知事の故坂井時忠氏が知事時代に題字を執筆されています。
隣の歌碑には「諸人よわが道つとめ花開らく恵みあたえん知恵と宝を」と書かれています。
読み人知らずということですが、僕はとても素敵な歌だと思っています。
■
登録2011/10/02 15:50:05 更新2011/10/03 11:48:14
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兵庫県在住、自称”播州人”のShamrockです。
兵庫の折々の出来事や風景などを身近なところから拾って
お伝えできたらいいな・・・・・・。
なが〜いお付き合い、宜しくお願いしますね。
コメント
20年に一度の光景
└
竜舌蘭@@
└
それって密造酒?(笑)
冬の日本海を楽しむ。。。。。
└
こりゃ、違反だ!
└
海の色
└
満喫しました
└
冬の日本海は・・・
冬の円山川
└
積もってますね♪
└
スノーダイブ^^
楠公さん
└
なんこうさん
└
いいところですよ〜
明けましておめでとうございます。
└
美しいですね
└
無駄のない美しさです。
加古川のかつめし
└
勝つ?めし
└
手抜きなのか合理主義なのか。。。。
└
これは、食べてみたい!
└
ボリュームもあります!
須磨海岸の夕暮れ
└
青葉の笛
└
討たれし平家の公達哀れ
皆既月食
└
見事、見事!
└
ありがとうございます^^
└
これはすごい
└
すごい!!
└
ありがとうございます
兵庫ブランチ初の。。。。。
└
なかなか素敵な写真ですね。
└
ありがとうございます^^
飛騨に行ってきました。
└
いいですね〜
└
命の洗濯〜なんちゃって^^
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