2011/10/05
兵庫の旅
誰が・・・何の為に?
兵庫県第二の川、加古川の西に位置する高砂市。
「高砂や この浦舟に帆を上げて……」と謡曲にも歌われ、平和と長寿の象徴である「尉と姥」伝承の地としても知られています。
この高砂市は石の町としても有名で、古くは古墳に埋葬されている石棺や石灯籠などとして、現在でも建築用の石材として広く利用されています。
この石は竜山石、現在では主に宝殿石と呼ばれていますが、この石を産出している採石場のひとつ、竜山の一角に生石神社があります。
この周辺の地名にもなっているのですが、超難読地名ですよね。
「おうしこ」と読みます。
石が生まれるという当て字がなかなか憎いですね。
この生石神社に、いつ、誰が何のために造ったのか判らないものがあります。
岩山を削り取って造られていてほぼ立方体のような形状なんですが、裏面に当たる面には四角錐台の突起があります。
幅6.4m、高さ5.7m、奥行き7.2m。重さは500tにもなるといわれている大きな石の固まりなのですが、石の下はくぼみになっていて水がが溜っているのですが、底面にある支柱になる部分が死角になって見えないので、まるで巨石が水面に浮遊しているような錯覚に陥ります。
生石神社の社伝に、出雲の国から来た大穴牟遅神と少毘古那神の二神が石造の宮殿を建てようとして一夜のうちに現在の形まで造ったところで播磨の土着の神の反乱が起こり、宮殿造営を止めてこれを鎮圧している間に夜が明けてしまったために、宮殿は横倒しのまま起こすことができなかった。
という話が伝えられています。
この生石神社の石の宝殿、鹽竈神社(宮城県)の塩竈、霧島神宮(鹿児島県)の天逆鉾(あめのさかほこ)と共に「日本三奇」と呼ばれています。
■
登録2011/10/05 11:15:44 更新2011/10/05 11:15:44
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兵庫県在住、自称”播州人”のShamrockです。
兵庫の折々の出来事や風景などを身近なところから拾って
お伝えできたらいいな・・・・・・。
なが〜いお付き合い、宜しくお願いしますね。
コメント
20年に一度の光景
└
竜舌蘭@@
└
それって密造酒?(笑)
冬の日本海を楽しむ。。。。。
└
こりゃ、違反だ!
└
海の色
└
満喫しました
└
冬の日本海は・・・
冬の円山川
└
積もってますね♪
└
スノーダイブ^^
楠公さん
└
なんこうさん
└
いいところですよ〜
明けましておめでとうございます。
└
美しいですね
└
無駄のない美しさです。
加古川のかつめし
└
勝つ?めし
└
手抜きなのか合理主義なのか。。。。
└
これは、食べてみたい!
└
ボリュームもあります!
須磨海岸の夕暮れ
└
青葉の笛
└
討たれし平家の公達哀れ
皆既月食
└
見事、見事!
└
ありがとうございます^^
└
これはすごい
└
すごい!!
└
ありがとうございます
兵庫ブランチ初の。。。。。
└
なかなか素敵な写真ですね。
└
ありがとうございます^^
飛騨に行ってきました。
└
いいですね〜
└
命の洗濯〜なんちゃって^^
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この石は竜山石、現在では主に宝殿石と呼ばれていますが、この石を産出している採石場のひとつ、竜山の一角に生石神社があります。
この周辺の地名にもなっているのですが、超難読地名ですよね。
「おうしこ」と読みます。
石が生まれるという当て字がなかなか憎いですね。
この生石神社に、いつ、誰が何のために造ったのか判らないものがあります。
岩山を削り取って造られていてほぼ立方体のような形状なんですが、裏面に当たる面には四角錐台の突起があります。
幅6.4m、高さ5.7m、奥行き7.2m。重さは500tにもなるといわれている大きな石の固まりなのですが、石の下はくぼみになっていて水がが溜っているのですが、底面にある支柱になる部分が死角になって見えないので、まるで巨石が水面に浮遊しているような錯覚に陥ります。
生石神社の社伝に、出雲の国から来た大穴牟遅神と少毘古那神の二神が石造の宮殿を建てようとして一夜のうちに現在の形まで造ったところで播磨の土着の神の反乱が起こり、宮殿造営を止めてこれを鎮圧している間に夜が明けてしまったために、宮殿は横倒しのまま起こすことができなかった。
という話が伝えられています。
この生石神社の石の宝殿、鹽竈神社(宮城県)の塩竈、霧島神宮(鹿児島県)の天逆鉾(あめのさかほこ)と共に「日本三奇」と呼ばれています。