2011/08/09
兵庫の旅
生田神社の裔社を訪ねる(1)
今回は神戸市内を回る旅。プチシリーズになります。
神戸の中心地って、どこだか皆さんはご存知ですか?
鉄道の駅でいうと「三宮(三ノ宮)」駅になります。
ここには、JR、私鉄、地下鉄、ポートライナーが集約、
少し離れて新幹線の「新神戸」駅があり、
文字通り「神戸の玄関口」として多くの人が行き交います。
さて、この三ノ宮という地名なのですが、「三(3)」って数字がいきなり
つく地名ってちょっと不自然ですよね。
「じゃあ、一宮や二宮ってのはないの?」っていう疑問が湧くのが
自然な成り行きってなもので・・・・・・。
今回の旅は、そのあたりを訪ねてみたいと思います。
三宮に放しを戻しますが、「宮」ってつくぐらいだから、神社関係?
っていうところはすぐにお判りだと思います。
そう、この「三宮」は、生田神社の裔社のひとつなんです。
生田神社といえば、何年か前に陣内智則さんと藤原紀香さんが挙式を
あげられたことで日本中に名前が知れ渡りました。
創建は神功皇后元年(西暦201年)と日本書紀に記されています。
御祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)で・・・・・
おっと、今回は生田さん自体じゃなくて、裔社を巡る旅でした。。。。
さて、ここからが本編!
生田神社を取り巻くように存在する八裔社(八裔神)。
素盞鳴尊と天照大御神との誓約(うけひ)によって生まれたとされる3人の女神と5人の男神がそれぞれ祀られています。
まずは一宮神社から行ってみましょう!
休日には観光客で賑わう北野エリアの一角ですが、ここは少し静かです。
狭い道に面して端正な石の鳥居が立っています。鳥居をくぐるといきなり駐車場になっているので、左側の道を登って行きます。
坂道から斜めに立つ別の鳥居をくぐり、さらに階段を少し登ったところに本殿があります。
鬱蒼と茂った木々の分けるように本殿が建っています。
マンションと路地に囲まれて狭苦しい土地に鎮座していますが
重厚な造りのお社です。
この付近は六甲山系の裾野なので、南北に平坦な場所はありません。
写真にある脇口から入ると右手にある手水舎は、奈良の大和郡山城から
移築されたものだと言われています。
御祭神は田心姫命(たごりひめのみこと)。
福岡の宗像神社から勧進されたものだそうです。
■
登録2011/08/09 21:52:09 更新2011/08/09 21:52:09
コメント
(0) |
トラックバック
(0)
2011/04/25
兵庫の旅
160万年の・・・・
この時期、円山川は但馬の山々からの雪解け水を集めて豊かな水量を貯えた大河となって日本海へ流れます。
その河口にある津居山漁港から9km溯った右岸にあるのが「玄武洞」です。
約160万年前に起こった火山活動によって地上に出た溶岩が冷えて固まる時にできる規則正しい割れ目。
「節理」とよばれる美しい縞模様は自然が生み出した芸術作品です。
ここは鍾乳洞ではなく、玄武岩の岩肌が露出している場所。
南北200m以上に渡って5カ所の露出部分があり、南(上流側)より
「青龍洞」「玄武洞」「白虎洞」「朱雀洞(南・北)」の名称があります。
特に玄武洞のスケールの大きさと青龍洞の節理の美しさは誰もが息を飲むほど素晴らしいものです。
実を言うと、ここは江戸時代の採石場跡なんです。
玄武岩の柱状節理は横の亀裂から割れると五角形や六角形をした同じ大きさの石がたくさん採れることから、敷石などに大変重宝されていた様です。
今は遊歩道なども整備され、県内有数の観光地になっています。
ちなみに・・・・
ここのマスコットは「玄武洞の玄さん」といいまして、
ゆるキャラだけど玄武岩という、柔らかいのか硬いのか解らない
不思議な存在です。
(しかも自分でしゃべるし・・・・・・)
■
登録2011/04/25 11:38:32 更新2011/04/25 11:38:32
コメント
(0) |
トラックバック
(0)
2011/02/24
兵庫の旅
ネコヤナギ
全国的に暖かかったような今日の日本列島ですが、
兵庫県の北に位置する但馬地方でも
最高気温が17度まで上がり、4月並みの暖かさとなりました。
日本海に注ぐ河川ではもう雪解けの水を含み始めていて、ずいぶんと水量が増してきています。
竹野川の支流、三椒川(さんしょうがわ)では力強い流れに叩かれながらネコヤナギが可愛らしいモフモフの花穂を揺らしていました。
地元の方の話では、昔は円山川や出石川などにもネコヤナギがいっぱい生えていたそうなのですが、環境の変化に加え、2004年の台風23号による洪水被害を受けて、浚渫・護岸工事が進んだこともあって
但馬地方でもなかなか見る事ができなくなってきつつあります。
撮影ポイントを探して少し歩いただけでジャケットを1枚脱ぎたくなった今日の但馬地方でしたが、本当の春の訪れはまだ少し先なのでしょうね。
この後、出石に立ち寄って皿蕎麦を頂いてから、活け花用として地元産物の直売所で売られていたネコヤナギ(100円)をお土産に買って帰ってきました。
我が家にも少し春が近づいたかも・・・・・・。
■
登録2011/02/24 23:10:49 更新2011/02/24 23:10:49
コメント
(0) |
トラックバック
(0)
2011/02/19
兵庫の旅
水仙郷(2)
前回ご紹介した水仙郷ですが、
観光客がまだ少ない時間帯を狙って、朝早くに行ったので
太陽光線の対処に失敗。
数日後、リベンジで再び訪ねてみました。
正午頃に現地に着いたのですが、平日とは思えないほどの混雑。
それでも、南淡路の温暖な気候を感じさせられる陽気の中で
小さな花びらいっぱいに陽光を受けて咲く水仙を満喫してきました。
ここの水仙郷にあるのは、ほとんどが日本水仙(ニホンズイセン)という種類のものなのですが、ところどころに八重咲きの水仙が混って咲いています。
諭鶴羽山麓の急斜面に張り付く直径3cmにも満たない可憐な花が見つめるのは、その足下から広大に広がる太平洋なんです。
そんなサイズの違いなど、まったく気にする様子もなく
威風堂々と咲き誇る水仙のスケールの大きさに、少し心を揺さぶられた気がします。
■
登録2011/02/19 23:51:47 更新2011/02/19 23:51:47
コメント
(3) |
トラックバック
(0)
2011/02/13
兵庫の旅
水仙郷(1)
淡路島の南端、太平洋を望む諭鶴羽(ゆづるは)山系の南斜面に
冬の陽光をいっぱいに浴びて可憐に咲く水仙の群生地があります。
「灘の水仙郷」として知られる黒岩水仙郷は45度の急斜面に500万本のニホンスイセンが自生しています。
天候が回復するという予報を聞いて出掛けてみました。
海面からは40mほどの高さになる斜面の上の方は強い風が吹いていて
小さな花は大きく揺れながら必死に耐えていましたが、
順路に沿って徐々に斜面を降りて来ると風も弱まり、優しい香りが一帯を包んできます。
ここの水仙は野生なので香りも強く、急な斜面を歩き回った疲れも一気に回復します。
この斜面に何本かある梅の木は、どれもすでに七分咲きといったところ。
寒いとはいえ、南淡路の気候というものをあらためて感じました。
■
登録2011/02/13 17:41:00 更新2011/02/13 17:41:00
コメント
(2) |
トラックバック
(0)
<< 前のページ
次のページ >>
カテゴリー
兵庫ブランチHOME
BLOG TOP
ひょうご珍(?)風景 (1)
SecondLife (2)
小旅行 (3)
〜A・SO・BI〜 de Photo! (1)
イベント情報 (5)
Photo (4)
特別編 (16)
やっぱりTigers! (1)
ご当地グルメ (3)
兵庫の風物 (7)
兵庫の旅 (42)
Diary (55)
最近の記事
ふたつの「国」を見渡す。。。。
20年に一度の光景
これ、なぁんだ?
写真コンテストの賞品が届きました!
神戸から陸上競技のシリーズ開幕!
但馬にも遅い春。。。
NO TITLE
最後の進水を待つ。。。。。
冬の日本海を楽しむ。。。。。
寒いです。。。
咲いた咲いた、チュ〜リップの花が。。。。
神戸港に最新鋭護衛艦が入港
冬の円山川
何がいる?
2回目のお正月
BLOG内検索
カレンダー
2025 年 05 月
S
M
T
W
T
F
S
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
前月
BLOG TOP
翌月
プロフィール
兵庫県在住、自称”播州人”のShamrockです。
兵庫の折々の出来事や風景などを身近なところから拾って
お伝えできたらいいな・・・・・・。
なが〜いお付き合い、宜しくお願いしますね。
コメント
20年に一度の光景
└
竜舌蘭@@
└
それって密造酒?(笑)
冬の日本海を楽しむ。。。。。
└
こりゃ、違反だ!
└
海の色
└
満喫しました
└
冬の日本海は・・・
冬の円山川
└
積もってますね♪
└
スノーダイブ^^
楠公さん
└
なんこうさん
└
いいところですよ〜
明けましておめでとうございます。
└
美しいですね
└
無駄のない美しさです。
加古川のかつめし
└
勝つ?めし
└
手抜きなのか合理主義なのか。。。。
└
これは、食べてみたい!
└
ボリュームもあります!
須磨海岸の夕暮れ
└
青葉の笛
└
討たれし平家の公達哀れ
皆既月食
└
見事、見事!
└
ありがとうございます^^
└
これはすごい
└
すごい!!
└
ありがとうございます
兵庫ブランチ初の。。。。。
└
なかなか素敵な写真ですね。
└
ありがとうございます^^
飛騨に行ってきました。
└
いいですね〜
└
命の洗濯〜なんちゃって^^
トラックバック
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型 deプラモデル通販/ご迷惑でしたらお手数ですが削除してください。
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型 deプラモデル通販/ご迷惑でしたらお手数ですが削除してください。
今週の兵庫のイベント情報
└
南あわじの話題
台風9号
└
佐用町 地図
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型とプラモデル通販
模型で神戸・・・・
└
フジミ模型とプラモデル通販
過去記事
2012/07 (2)
2012/06 (1)
2012/05 (1)
2012/04 (2)
2012/03 (1)
2012/02 (5)
2012/01 (11)
2011/12 (5)
2011/11 (3)
2011/10 (6)
2011/09 (5)
2011/08 (3)
more ..
pplog2 by Rocomotion
■
Today:157 / Yesterday:152 / Total:260103
神戸の中心地って、どこだか皆さんはご存知ですか?
鉄道の駅でいうと「三宮(三ノ宮)」駅になります。
ここには、JR、私鉄、地下鉄、ポートライナーが集約、
少し離れて新幹線の「新神戸」駅があり、
文字通り「神戸の玄関口」として多くの人が行き交います。
さて、この三ノ宮という地名なのですが、「三(3)」って数字がいきなり
つく地名ってちょっと不自然ですよね。
「じゃあ、一宮や二宮ってのはないの?」っていう疑問が湧くのが
自然な成り行きってなもので・・・・・・。
今回の旅は、そのあたりを訪ねてみたいと思います。
三宮に放しを戻しますが、「宮」ってつくぐらいだから、神社関係?
っていうところはすぐにお判りだと思います。
そう、この「三宮」は、生田神社の裔社のひとつなんです。
生田神社といえば、何年か前に陣内智則さんと藤原紀香さんが挙式を
あげられたことで日本中に名前が知れ渡りました。
創建は神功皇后元年(西暦201年)と日本書紀に記されています。
御祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)で・・・・・
おっと、今回は生田さん自体じゃなくて、裔社を巡る旅でした。。。。
さて、ここからが本編!
生田神社を取り巻くように存在する八裔社(八裔神)。
素盞鳴尊と天照大御神との誓約(うけひ)によって生まれたとされる3人の女神と5人の男神がそれぞれ祀られています。
まずは一宮神社から行ってみましょう!
休日には観光客で賑わう北野エリアの一角ですが、ここは少し静かです。
狭い道に面して端正な石の鳥居が立っています。鳥居をくぐるといきなり駐車場になっているので、左側の道を登って行きます。
坂道から斜めに立つ別の鳥居をくぐり、さらに階段を少し登ったところに本殿があります。
鬱蒼と茂った木々の分けるように本殿が建っています。
マンションと路地に囲まれて狭苦しい土地に鎮座していますが
重厚な造りのお社です。
この付近は六甲山系の裾野なので、南北に平坦な場所はありません。
写真にある脇口から入ると右手にある手水舎は、奈良の大和郡山城から
移築されたものだと言われています。
御祭神は田心姫命(たごりひめのみこと)。
福岡の宗像神社から勧進されたものだそうです。