滝のような土砂降りの雨と雷鳴で派手に別れを告げて
今年の梅雨が去っていきました。

さて、いよいよ夏本番・・・・・と思った途端、
待ち構えていたかのような蝉の鳴き声。
これ以上はないくらいに晴れ渡った夏空と上がり放題の気温。
本番どころか、一気に夏のど真ん中に突入してしまいました。

そんな中、ちょっと涼やかな場所に行ってまいりました。



神戸市街を見下ろす六甲山系の真ん中やや西より、再度山（ふたたびさん）の北に総面積142.6haという広大な植物園があります。
森林植物園という名の通り、樹木が中心の植物園です。
樹木といっても、あじさいやシャクナゲ・ツツジなどの美しい花もいろいろ楽しめ、散策や写真撮影に訪れる人が多い人気スポットなんです。

この時期、意外とあじさいの花が多く残っていましたが、今回の目的は睡蓮。
そろそろ見頃かな？


睡蓮は主に熱帯産と温帯産のふたつに大きく分けられるそうですが、
ここにあるものはクロード・モネも晩年好んで描いた温帯産の睡蓮で、水面スレスレに花をつけるのが特徴です。
モネの絵っぽく撮ってみたつもりですが・・・・^^;;

この池で睡蓮の美しく高貴な花の傍らで黄色い可憐な花をつけていたのがアサザ。


睡蓮の葉と似た形の直径5cmくらいの可愛い葉を水面に広げ
小さな花をいっぱいに咲かせていました。
この花は一時は絶滅が危惧されていたのですが、大掛かりな復元・保全活動が実り、今では回復傾向にあるとのことです。

標高400mを越えるこの植物園は散策路に木陰も多く、真夏でも楽しく散策できるお気に入りの場所です。