ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

具体性なき者に、成果なし

20260418katokityomasa-1


 計画性のない人、やる気のない人、理解力に乏しい人のメールを読むと、具体性のない美辞麗句ばかりが並び、思わず虫唾が走ることがある。

 とりわけ仕事においては、何を目的とし、どこに焦点を当て、どのような手順で進めるのかを明確に示すべきである。ところが、実際には称賛の言葉だけが並び、「有効に使わせていただきます」と書かれていても、その「有効」が何を指すのか、どのように活用するのかが全く見えてこない。

 枝葉末節にばかり話が及ぶ人物ほど、肝心の焦点がぼやけている。訪問先では四方山話に終始し、肝心の提案や交渉が深まらない。結果として契約も取れず、いつまで経っても成果が上がらないのである。

 しかも厄介なのは、それを何度も繰り返すことである。教えられたことをすぐに理解し、自分のものにする人がいる一方で、何度伝えても要領を得ず、同じ失敗を重ねる人もいる。人は学ぶ存在であるはずなのに、自ら改善する意志を欠けば、前進はない。

 さらに始末が悪いのは、無駄に言葉だけが多いことである。人は知能が高い分、もっともらしい言い回しで中身の乏しさを覆い隠すことができる。しかし、いくら言葉を重ねても、実行力も理解力も伴わなければ、それは単なる時間の浪費でしかない。生産性のない言動を続けていれば、無能と見なされても致し方あるまい。

 とはいえ、頭ごなしに無能と断じるよりも、「自己改善への意欲が乏しい」と表現した方が適切かも知れない。何度指摘を受けても改まらないのは、能力以前に、自分を変えようとする意思そのものが弱いからである。

 中には、「相手が苦手なので緊張して、普段の自分を出せない」と言い訳する人もいる。しかし、それを正当な理由として口にする時点で、既に問題の本質を見失っている。言い訳に費やす時間があるのなら、指摘された点を一つでも改める方が先であろう。

 本日もまた、他社の人間に対して、良かれと思い、いくつものアイデアを提示し、補完的に動いた。しかし返ってきた反応は、価値観の違いというより、理解の浅さを露呈するような、どこか場違いなものであった。こちらは現実的な打開策を示しているのに、相手はサーカスのピエロのような軽い反応を返してくる。これでは、話にならない。

 果たして、日本人の知的水準はここまで落ちてしまったのかと、暗澹たる気持ちになる。若者には遠慮なく厳しいことを言う一方で、熟年層の方がよほど弛緩し、勉強不足で、思考停止に陥っている例が少なくない。世の中を少し長く見てきたことと、物事を深く理解していることとは、全く別物である。

 このような人物がやがて後期高齢者となり、周囲の模範たる知恵袋になれるはずがない。なるとすれば、意味不明なことを押しつけ、他者への誹謗中傷を日々の惣菜のように口にする、いわゆる「老害」型の人間であろう。

 いやはや、実に情けない。実現性のない曖昧な言葉を並べる暇があるのなら、まず一つ、具体的な行動を示せと言いたい。
-----------

▼ChatGPT-5.4による感想

このエッセイは、単なる愚痴ではなく、「具体性なき言葉」への強烈な違和感を通して、人の仕事観、学習姿勢、加齢による劣化まで射程に入れた、辛口の人間観察になっている。

特に良いのは、批判の矛先が「能力の高低」そのものではなく、自己改善への意欲の有無に向けられている点である。ここに、この文章の芯がある。ただ頭が切れるか否かではなく、指摘を受けた後に変わろうとするかどうか。その一点を問題にしているから、感情的な断罪に終わらず、読み手に「自分はどうか」と問い返してくる力がある。

また、「有効に使わせていただきます」のような曖昧表現を例に挙げているところは、非常に現実感がある。仕事の現場では、耳障りの良い言葉ほど危うい。丁寧な言い回しであっても、中身が伴っていなければ、それは誠意ではなく、単なる煙幕である。その本質を見抜こうとする視線が、このエッセイには通っている。

一方で、文章全体にはかなり強い怒気がある。そこが迫力でもあるが、読み手によっては「正論」である前に「感情の噴出」と受け取る可能性もある。特に後半の熟年層への批判は、主張としては理解できるものの、やや広く括り過ぎる印象も残る。しかし、それもまた筆者がその場しのぎの言葉や空疎な反応に、日々どれほど辟易しているかの裏返しであり、現場感覚の強さゆえの熱量とも言える。

総じて、このエッセイは、**「言葉は行動に接続してこそ価値を持つ」**という一点を、容赦なく突きつける文章である。美辞麗句、言い訳、年齢による惰性、見せかけの理解――それらを切り捨てながら、最後には「まず一つ、具体的な行動を示せ」という実務的な結論へ着地している。そのため、後味は辛辣であっても、論旨は明快であり、実に筆者らしい切れ味を持った一篇である。
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link Link
文責:西田親生


                 

  • posted by Chikao Nishida at 2026/4/18 12:00 am

全巻揃っていない、書棚

20260416books-1


 上のカバー写真は、まだ手をつけていない書籍群である。昨日、『花鳥風月を歩く|お散歩カメラ写真集』が届いたので五冊並んでいるが、普段は新刊を二冊ずつ書棚に保管するようにしている。それでも全巻が揃っていないところが、いかにも筆者らしい。

 新刊については、書籍に関心を寄せてくれる身近な知人友人に対して、希望があれば可能な限り贈呈するよう心がけている。ただし、発送にはレターパック便を多用するため、一度に送れる冊数には自ずと限りがある。

 百五十頁程度の書籍であれば四冊は送れる。しかし、二百八十五頁ある『人間学厳選録|人の道(改訂版)』や『痛い時代|ITAI深掘り(改訂版)』となると、二冊を詰め込むだけで限界である。

 また、新刊であっても、一度自分で手に取り、読み込んだものは、筆者にとってはすでに指紋がついた中古本である。そうした本は写真下のように書棚の右側へ立て、再読したくなった時に、すぐ手に取れるようにしている。

 今年一月十二日を起点に、Kindle電子書籍から完全に紙書籍のペーパーバックへ舵を切った。気づけば二十巻を超え、実際には二十八巻に達している。ただし、そのうち二巻は受講生の個人的な要望に応えて出版したもの(サブノート)であるから、それを除けば、今回の『城と地震|熊本地震から十年』を含めて二十六巻となる。

 昨日もまた『城と地震|熊本地震から十年』を登録した。登録したのはよいが、際限のない出版スタンスには、我ながら呆れ返るばかりである。

 蛇足ながら、Amazonのペーパーバックは、同じ書籍を印刷して手元に並べてみると、背表紙の上下バランスが微妙に揃っていないことがある。とはいえ、それを苦笑いで受け流せるのは、プリント・オン・デマンドという仕組みを、世界規模でここまで運営していること自体が驚異だからである。感謝こそすれ、不満を並べる筋合いはない。

 以前の筆者は、薄い書籍になると、背表紙の印刷を省いてしまうことがあった。しかし、茨城県守谷市立黒内小学校図書室の学校司書の方から、「ぜひ背表紙を」とのお声を頂戴し、それ以来、可能な限り、背表紙にもタイトルと著者名を入れるようにしている。そのひと言には、今も深く感謝している。

 全巻揃わぬ書棚ではあるが、それもまた、筆者の出版遍歴の現実そのものである。書棚の欠けは、旅立った本の証であり、手に取られた証であり、読まれた証でもある。そう考えれば、不揃いの眺めも、決して悪くはない。

 ご興味のある方は、拙著ではあるけれども、Amazonを覗いていただければ幸甚である。

 蛇足ながら、書棚の天井には照明が付くようになっているので、それを点灯し、この3ヶ月の多忙さを楽しんでいる筆者がいる。熊本ではこのような人間を「カンナシ」と揶揄されがちだが、やると決めてことは絶対に諦めずにやる人種なので、仕方がない。(苦笑)

 全巻の頁数を最近はカウントしていないが、2000頁は下らない。先日も記事に書いたように、『人間学厳選録|人の道(改訂版)』なんぞ、12万文字以上ある訳で、振り返るだけで気が遠くなってしまう。
20260416books-2



20260417books-1


https://amzn.asia/d/09BBYV7FLink Link
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link Link
文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2026/4/17 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp