ロゼッタストーン東京ARTブログ

夏の散歩道

今日は、日差しの強い一日でした。 夏なんですね...。 夕方、地元の駒込、六義園の森を歩いてきました。

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いつもの順路。 大きな池の裏側へ続く道。 お気に入りの水路へ向かいます。

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六義園で一番お気に入りの場所。 細長い水路の両脇には赤松や紅葉の大木が茂っています。

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水路を潜水中の亀さん。  あら...、鯉も来ましたね...。 

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水路の奥にある、つつじ茶屋。 明治時代に、つつじの古木材を用いて建てられた四阿です。 奇跡的に戦災を免れて、今も稀少な姿を伝えています。

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美しい苔の絨毯。 水に恵まれた土地の宝です。 日本らしい風景には欠かせないものですね...。 


今日もたくさんの方がこの森を訪れていました。 暑い夏の午後も、大きな木々が日差しを遮ってくれます。 夏の緑も、エネルギーにあふれて魅力的です。  六義園の森は、この小さな街の宝物です。    

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/7/2 11:03 pm   commentComment [0] 

音楽の日 2013

午後になり、音楽祭はますます盛り上がってきました。 ビールやシャンパンのバーもあるものですから、皆さんとてもよい気分です。

コンサート会場は、中庭に設置されていますが、館内はDJ付きのフランス語カラオケ大会で盛り上がっています。 字幕を観ながら男性二人が肩を組んで熱唱していました。 かな〜り酔っぱらっていらしゃるみたい....(笑)。

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日差しは強いものの、風は爽やか。 今日は本当に音楽日和です。

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さあ、次は、小さなピアニストの登場です。 みんなカメラを持って集まってきました。 隣にとても大きな望遠レンズが付いたカメラを持った男性がいます。 「素敵なカメラですね!」というと、ピアノの前に座った小さな音楽家を指差して、「彼は私の息子なんですよ」と教えてくれました。 白髪まじりのロングヘアのその男性は、プロのカメラマンさんでした。

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多才な音楽家は、実はヴァイオリンも披露してくれたのです。 一生懸命な姿に、みんなで大きな拍手を贈りました。

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さっきの長身のカメラマンの、そのまた隣には...、小さな少女写真家が。 iPhoneでヴァイオリニストをパチリ。 上手に撮れたかしら....?



アンスティチュ・フランセ東京では、音楽祭の他にも、興味深いイベントがたくさん企画されています。 ワインやフランスの食文化のセミナー&ディナーなどもありますよ。 何かお好きな分野があったら、是非チェックしてみてくださいね。





★アンスティチュ・フランセ東京★   http://www.institutfrancais.jpLink


posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/6/30 01:00 am   commentComment [1] 

アンスティチュ・フランセ東京

飯田橋にある、アンスティチュ・フランセ東京(旧・東京日仏学院)。 フランス語に関わったことのある方なら、きっとご存知の場所でしょう。 

ここは、語学学校をはじめ、フランスの映画、演劇、美術、音楽、哲学、そして料理などの、文化情報を発信している、フランス政府の公式機関です。

アンスティチュ・フランセが建っている場所は、戦前まで男爵家の土地であった為、今でもその頃の豊かな緑が残されています。 坂が多いのもこの街の特徴です。

先週の土曜日、ここで楽しい音楽のお祭りが開かれました。 1982年に本国で生まれた「音楽の祭典」(毎年、夏至の日に開催されています)の精神を原型としたイベント、「音楽の日 2013」です。 

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坂を登って、門をくぐると、賑やかな人の声や音楽が聞こえてきました。 焼きたてのガレットや、バーの屋台も並んで、辺りにはいい香りが漂っています。

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木立の中を進んでゆくと、不思議なオブジェが現れました。 これは、西原 尚さんという美術作家による「La Vie des Pianos」というタイトルのインスタレーションです。 壊れたピアノを組み上げた作品に近づくと、中からノイズをコラージュしたような音楽が聞こえてきます。

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建物の中には、仏語書籍の専門店も。 日本のサブカルチャーを紹介したガイドブックが面白かったです。 日本の漫画も色々翻訳されていますものね。

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お祭りには、子供達もたくさん遊びにきています。 かくれんぼやボール遊びに夢中です。

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このイベントは、「音楽はすべての人のもの」という趣旨に則ったお祭りです。 ジャンルやプロ、アマチュアを問わない音楽家による、ライブコンサートなのです。 音楽を愛するすべての人への贈り物です。


初夏の爽やかな日に行われた、音楽祭。 ミューズが見守ってくれたせいか、お天気にも恵まれ、コンサートはますます活気に満ち溢れてきました。

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/6/30 12:16 am   commentComment [0] 

今日の空

今日は、お友達の個展を観に、銀座の画廊へ出かけました。 ふと見上げると、美しい青空が広がっています。

以前勤務していた懐かしい街を歩きました。  午後の銀座の風景です。
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posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/6/28 02:52 am   commentComment [1] 

追伸 : 100年後の森へ

前回ご紹介した、明治神宮の美しい森。  東京ドームが15個すっぽり収まってしまうこの緑の大地は、大正時代に出現した人口の森なのです。

全国からの献木と、ボランティアの方々の力によって、荒れ地だった代々木の地は、訪れる人々の心を潤す森に生まれ変わりました。 

この森が創られる時、100年後には人間の手を入れなくても自ら進化してゆく広葉樹の自然林となるように...、という願いが込められていました。

今、この森は完成に近づいています。

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表参道口の大鳥居をくぐると、森に囲まれた大きな南参道が広がっています。 すぐ隣に山手線が走っており、電車の音が森に響き渡っています。

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森は様々な植物であふれています。 このネズミモチは初夏の花。 5メートルほどになる常緑の小高木です。 カールした小さな花びらが特徴的です。 秋には紫黒色の実を付けます。

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夕暮れの西参道の鳥居。 親切に森を案内してくれた警備員さんが、私服に着替えてこの鳥居を抜けて帰ってゆきました。

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本殿の前の注連縄。 二本並んだ夫婦楠に結ばれています。 静かに祈る若い男性の後ろ姿が印象的でした。

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境内のご神木。 この大楠も、約100年前にどこかの遠い地から運ばれてきたのでしょう。 堂々とこの森を守っています。




100年という壮大なスケールで創られた、かけがえのない森....。 遠い未来の人のために木を植えてくださった方々がいたのです。

これから100年先の時代を生きる人々のために、この森を美しい姿のまま手渡せるように、大切に守ってゆきたいですね。

 


posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/6/23 10:29 pm   commentComment [1]