午後の嵐のあと、まだ雷鳴が響いていましたが、思い切って雑司ヶ谷へ出かけてみました。 今日は鬼子母神のお祭りの日だったのです。

都電荒川線の「鬼子母神前」駅は、ほんの少し小高い丘の上にあります。

電車を降りて踏切を渡ると、すぐに鬼子母神へ続く参道が見つかります。

ケヤキ並木の参道。 雨に濡れた石畳の両脇には、樹齢400年の古木もあるのだそうです。

鬼子母神の境内にある、武芳稲荷。 倉稲魂命を祀った稲荷神社です。 数百年前、この土地は「稲荷の森」と呼ばれていたそうです。


子供の頃に読んだ、鬼子母神のお話を思い出しました。 この写真の「鬼子母神」の「鬼」の字に、角がないことにお気づきでしょうか...? 実はここに納められている鬼子母神像は、鬼形ではなくお釈迦様に帰依したあとの美しい女性の姿をしているのだそうです。 ですから、あえて角をつけない鬼の字が用いられているのです。
辺りが薄暗くなってきました。 さあ、楽しい鬼子母神のお祭りがだんだん神秘的に見えてきましたよ....。
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