株式会社 清崎音響システム

     

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組配は一旦終了しました。
組配は一旦終了しました。

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2013/04/12 昇降機
ELVフラットベルト
先日カメラ工事でマンションへ伺ったのですが、エントランス階のエレベータ乗り場に設置されているモニタも交換する内容もありました。ま、モニタの交換だけなのでエレベータ機器と特に絡む事は無いはずだったのですが、何とモニタの電源が昇降路のコンセントへ差し込んであるようです・・・。

仕方無いのでエレベータの扉を即席(針金ハンガを加工)の非常開けで解放です。
※もちろんよい子は真似しないで下さい。
※それとエレベータ屋さんへは必ず連絡する様に!
(今回は元請けさんに指示)

てか元請けさん、私が居てラッキだったんですけど、分かってますか?
がっつりメーカさんが保守管理されている物件だったので、通常だったら後日メーカさん立ち会いして頂いて、なかなかビックリする請求がやってきて・・・モニタ交換するだけの部分なのにさ・・・。もーしもーし分かってますかぁぁぁぁ????

ふぅ・・・


さて、開けましょうかね。

おや?OTIS(オーチス)製・・・まさかベルトじゃ無いよね!?

ELVフラットベルト
キャーーー!ベルト!!!!

初めて実物見ました!

てか、熊本あたりじゃOTIS自体あまり見かけません。


ELVフラットベルト

格好いい!

いやー、良いモノ見せて貰ったのでカメラ屋だけの請求でエレベータ屋分はまけておきますわ。

日本オーチス>>

http://www.otis.com/site/jp/pages/New_CSB.aspx
登録2013/04/12 00:23:56  更新2013/04/12 00:23:56  コメント (0)

2012/07/01 昇降機
滑車
音響映像屋歴よりも昇降機屋歴の方が遥かに長い筆者です。

実家がエレベータ屋さんで、数字と上下の概念がある程度理解出来た年齢から借り出されていたので、かれこれ30年とかの大ベテランになります。

ここ最近は本業で目一杯なので久しぶりにエレベータ屋の作業服を着ましたが、現場到着したらビツクリ・・・一瞬で帰りたくなりましたね。

滑車
最大積載質量5,300kgのお化け貨物エレベータのカゴ下のそらせ車の交換作業

キャッチを効かせて、念のため突っ張り棒と台付けロープで安全対策!!

※キャッチとは・・・
下降方向で設定している速度以上になるとガバナと言われる機構か関知しカゴを摩擦で止める機構です。


滑車
カゴ上から昇降路を眺める

滑車
取り外したシーブ

直径800mmで重さはなんと290kg!!!
実はやっかいだったのが、軸部分です。30kgもあり円柱状なので保持しにくいし傷は御法度


滑車
油圧ジャッキ!!

プランジャトップのシーブ交換もするとかしないとか・・・

滑車

油圧ジャッキをグルグル巻き機のロープ

間接油圧式のこのローピングは次回、図解します。非常に面白い!

滑車

5年以内にメインロープ交換が行われるはずなのですが・・・

大変な作業になる事は想像に困りません。

登録2012/07/01 22:42:51  更新2012/07/01 22:45:40  コメント (0)

2011/12/05 昇降機
デルタコントローラ
デルタコントローラ
積載荷重5,300kg

エレベータの法定検査に立ち会いました。相変わらずデカイです。
お化けみたいなエレベータばかりを扱うこの製造メーカさんから
本社の技術者さんも同席されておりましたが
曰く「5dから」だそうです。なので「これは小さい方ですよ〜」だと・・・
まぁ、50dエレベータなんて化け物を造る会社さんですからね。

荷物用なので実際に人間だけで乗ることはいけませんが
50kg位の体重の方だと100人以上乗れます。あの物置より乗れます。
積載質量だけでの判断ですが、50dだと1,000人乗れます。
その辺のライブハウスよりキャパがあります。

世界一大きい、その50dエレベータはトレーラをそのまま乗せるそうです!!!
さらに同じ施設には30dタイプもあるそうな・・・訳が分かりません。

デルタコントローラ
久しぶりに、機械室に入り制御盤を見ましたが・・・

デルタコントローラ
デルコン!

デルタコントローラ
ブッハー・ハイドロリックス電子制御弁のコントロール・カード

デルコンに変更されてる!
(なぜ変更になったのか!?理由は割愛します・・・)

割愛してはならない電子制御弁の撮影を、し損ねました。

このエレベータは油圧式エレベータ(間接式)です。簡単に言うと上昇時はタンクにある油をシリンダに送り込んで(プランジャを)伸ばす。下降時は油を抜く事で縮める(カゴの自重で下がる)。
間接式なので、この動作に滑車とワイヤ・ロープを芸術的に介してカゴを動かします。(ロープ交換が大変なんだなぁ〜)

油の流量を変化させることで始動・停止を行うのですが、変化の付け方が「流量制御弁方式 」と「インバータ方式」の2つ有ります。この機種は前者方式で、デルコンによって流量を監視し弁の開け閉めを制御してます。ですから、低速・高速関係無しにコンプレッサのモータは100%の回転速度で回ります。なので消費電力量は半端無いはずです。
インバータ方式にすれば消費電力的には優れますが、モータの容量が半端無く大きいので、それなりのインバータを用いないとなりませんし、この機種はモータが2台あるので流量制御を採用しているのでしょうね。

もっと言えば、5dクラスでも機械室レスのロープ式が一般的になってますので油圧エレベータの活躍の場は減る方向ではないでしょうかね。
ギヤレス・モータ機械室レスの10dエレベータも有るそうですよ〜!

デルタコントローラ
シーケンサ

デルタコントローラ
リレー

登録2011/12/05 11:53:34  更新2011/12/05 11:59:19  コメント (6)

2011/09/27 昇降機
スクリュ式エレベータ
エレベータに関するマニアックな業界紙(業界紙は大体マニアックですね)を読んでいたら九州新幹線全線開業に伴う主要各駅のエレベータ並びにエスカレータの設置状況等に関する記述がありました。
博多駅が8台なんですけど、水圧式が5台とスクリュ式が2台とバラエティに富んでます。油圧エレベータは貨物を中心に設置されてますので珍しくはありませんが水圧式エレベータなんて見たこともありません。これはエレベータに乗る為だけに博多駅に行かなければなりません!
更に都心部の方だと珍しくないかもしれませんがスクリュ式エレベータも、これまで乗る機会はありませんでした。是非とも博多駅へエレベータ視察を敢行しなければなりません。

と!

スクリュ式は地元の熊本駅にも設置してあるでは無いですか!!

「新幹線を見に行こう」と息子を誘って熊本駅へ行ってきました。

スクリュ式エレベータ

スクリュ式エレベータ

在来線と新幹線改札を結ぶ地下通路に設置されてます。写真は在来線コンコースと地下通路を結ぶ場所の地下通路側の乗り場です。

スクリュ式エレベータ

スクリュ式エレベータ

ほぉ、縦に走る螺旋状のポールがあります。
へぇ、カウンタ(釣り合い重り)もあるんですねぇ。

ハッキリ言って乗り心地は悪いですね(^^;)

省スペースが売りで、その他は二の次なんでしょう。

機構は簡単に言うと「ボルト」と「ナット」関係で説明が付きます。
ボルトが縦に走るポールで、ナットがカゴ側に設置してあり、モータでナットを回して推進させると言った具合みたいです。ただ、それだけだとモータとポールに全負荷が掛かってしまうので、釣り合い重りで負荷軽減を図っているものと思われます。

積載質量600kg
定員9名
速度30m/min
<参考資料>
社団法人 日本エレベータ協会 発行「エレベータ界183号」
登録2011/09/27 09:52:43  更新2011/09/27 10:09:49  コメント (0)

2011/09/15 昇降機
負荷テスト
親父は昇降機関係(ダムウェイタ専門)の職人でして、小さい頃から見返り無しでお手伝いをしていたと言う何ともお利口さんな清崎少年でした。ですから、AV業界歴は13年程ですが昇降機業界は数字と赤色が理解出来てからスタートしてますので、何と30年近くの大ベテランとなります。

最近では、あまり声が掛からなくなりましたが久しぶりにお手伝いをしてきました。ガッツリ請求書を発行するので、お手伝いではなくて業務として受けてます。しかも法外な金額だったりする!!

負荷テスト
20kgの試験用ウェイト×7(140kg)

この日の作業内容は定期メンテナンスで、負荷テスト(ロード・テスト)を行います。目的は規定の積載質量に対して、実際に負荷を掛けてバランスが保たれているか否かを判断します。判定の基準として巻き上げ機(モータ)への電流値を測定する事になります。
幼い時はロード・テストを労働テストと思ってました。確かに重りの運搬作業は重労働だもんなぁ〜的な解釈です。
(ロードload=負荷、荷重)

負荷テスト
負荷テスト

このダムウェイタは積載質量300kgなので100%ロードだと300kgとなりますが、今回は40%ロードで試験を行います。すなわち、120kg分の鉄のかたまりを載せます。

他にも、0%と40%(メンテ会社により50%など多数有り)と100%を載せて測定したり、積載質量分のウェイトを載せて秤装置のテストをおこなったりもします。簡単に言うと「ブー」とブザーが鳴り扉が閉まらなくなる、やや気まずい空気が流れるヤツのテストです。

それが、超巨大な8畳くらいある人荷用エレベータで積載質量もとんでもない機種なんかもあるので負荷テストの応援依頼があった場合は、何トン?と予め聞いた方が良いようです。

過去記事>>
http://www.dandl.co.jp/kas/blog/index.php?ka=728

登録2011/09/15 11:08:03  更新2011/09/15 11:08:03  コメント (0)