ロゼッタストーン／THE ROSETTA STONE

◎花鳥風月・・・西田親生書

　旅の醍醐味・・・風光明媚なところで、心地よい風を感じながら、温泉に入ったり、地元の食材をふんだんに使った美味しい料理に舌鼓することだろうと。

　１月１６日、２月１２日と、２ヶ月続いて東京出張となったが、取材予定の食事処以外は、２回の出張では、滞在するホテルから全く外出することもなく、その施設を十分に満喫させて頂いた。・・・大都市部では、大抵の場合、高級ホテルの施設で大満足となってしまう筆者である。

　しかし、生まれが熊本県北部の内陸地にある山鹿市なので、時には、海辺の磯の香りのする、新鮮な魚介類を思いっきり頬張れる宿に足を向けたくもなる。

　熊本県を代表する海辺のリゾートとなれば、「天草」が一番に挙げられる。・・・特に、上島の上天草には風光明媚な処が多く、静かなリアス式海岸で捕れる魚介類は大変豊富である。車海老、伊勢エビ、真鯛、カワハギ、さくら鯛、鮑、雲丹などなど・・・思い浮かべるだけで、マウスウォーターがだらだらの状態となってしまうのだ。

　そろそろ春の聲が聞こえてくる頃となり、受験シーズンも終了すれば、合格祝いの家族旅行、会社の人事異動があれば歓送迎会などなど、上天草の宿を選ばれても宜しいかと・・・。

　ロゼッタストーン異業種交流ポータルサイトには、上天草を代表する松島観光ホテル岬亭、よしやホテルきらら停が参画している。この二つの宿は、それぞれに名物女将が居ることで知られるが、有明の海の幸を頬張り、楽しい宴会をするには、最適の宿としてお薦めしたい。

　また、同じ上天草には、全国でも名の知れる「ギター和尚」の説法が聞けるという「向陽寺」がすぐ傍にある。勿論、予約をされた方が宜しいが、これも旅の思い出に旅程表に入れられても良いかと・・・。

【松島観光ホテル岬亭公式サイト】 http://www.misakitei.co.jp/
【よしやホテルきらら停公式サイト】 http://www.kiraratei.net/
【ギター和尚の曹洞宗大悲山 向陽寺公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/koyoji/

【書-親生流 Gallery公式ブログ】 http://www.dandl.co.jp/sho/

　｢八寸」とは、懐石料理で八寸（約２４センチ）角の器に、三種から五種の珍味を盛った料理を言う。

　今日は、何気に最近食した豪華料理を思い浮かべながら、「八寸」という文字を濃墨で太めの筆で書いてみた。

　以下の写真は、上が１月１６日に撮影した「神楽坂くろす」の焼八寸。そして、下が２月１２日に撮影した同店の同じく焼八寸。・・・立体的な盛り方が素晴らしい。





【先見塾公式サイト】 http://www.senkenjyuku.com/

◎「生」（青墨）・・・西田親生書

　時代は１０年単位で変わって行くというのが昔の感覚であった。しかし、今や、１年単位でどんどんと時代も変わり、人の生活環境も考え方も、何もかも変わってくる。特に、ビジネスに関しては、明治時代から続く老舗のように、百年過ぎても、威風堂々としている企業は実に少ない。百年同じ事業を維持できている企業に、ただただ敬服するばかりである。

　ちまたでは、特に、地方における企業の寿命は３０年と言われるように、新たに起業してどんなに良い取引先を持っていたとしても、或る日突然、時代の流れが逆流したり分岐したり止まったり、クライアントの考え方や方向性が急変したりして、従来から守り続けてきた業務を大梶取って軌道修正しなければならない時期が必ずやってくる。

　筆者は、ことビジネスに関しては、クライアントとの半永久的な良い環境下でのお付き合いを目指してはいるが、なかなかそれを実現することは至難の業。消費者ニーズに合った箱売りや安定した大手企業の下請けならばいざ知らず、手に持っても重さを感じないデジタルな仕事となると、創作物への価値観と必要性を見い出せない限り、クライアントとの絆を太く維持するには、最終的に、双方の経営者の信頼関係が重要な鍵になるのは当然のこと。

　会社創立から２３年目。そろそろ４分の１世紀に到達するが、その歴史を紐解くと、ベンチャー企業としての流れは、紆余曲折、波瀾万丈という言葉が似合うように、日々、秒刻みで新たなビジネスへの挑戦だった。

　九州初の本格的なCG動画制作に着手したのが１９９０年。インターネットを熊本県に初上陸させたのが１９９５年。ネット上のビジネスモデル構築に着手したのが２０００年。PODCASTS（iTunes）で世界に向けて番組を制作開始したのが２００５年。仮想現実世界SecondLifeで熊本県唯一の熊本ジャパンを構築したのが２００７年。そして、UST番組をリアルタイムに放送開始したのが２０１０年となる。

　創立当初は５年刻み、それから３年、２年と・・・段々と新しいデジタルの潮流が変わる度に、多種多様な機材導入などの設備投資を行って来たが、これからはクロスメディアのコンテンツを中心とした制作及び開発へと、大梶切りっぱなしの時代が訪れるのだろうと。

　企業の寿命は３０年と言われるのを脱却するためにも、ここらで大梶取りながら、若手育成に積極的に傾注し、より柔軟な思考回路の下にアグレッシブに動ける起業家育成に尽力したい。

　その為に２０１１年５月１０日に開塾した「先見塾」。・・・未来に大きな可能性を秘めた人材育成に、微力ながら貢献できればと思っている。それが少なからずとも、我が社（D&L社）として社会貢献に繋がる一つの道ではないかと考える次第。

　・・・人も企業も、生きてはじめて価値あるものなのだから。


◎先見塾東京研修会の一コマ（神楽坂くろすにて）


◎先見塾東京研修会の一コマ（帝国ホテル東京にて）

【先見塾公式サイト】 http://www.senkenjyuku.com/