ロゼッタストーン／THE ROSETTA STONE

◎「力」西田親生書

　世の中には、ポジティブな人、ネガティブな人、日々お祭りな人、どうでもいい人、鋭敏な人、鈍感な人、器用な人、不器用な人など・・・それぞれ、千差万別。

　特に、ネガティブ、鈍感な人の表情や心の動きは読み取りにくい。日々お祭りな人から見れば、たぶん、ネガティブな人などのリアクションを見ると、「は？」と、その歓びの表現を否定したり、疑問視するのではなかろうか！？

　ネガティブな人や鈍感な人は、その人なりに精一杯歓びを表現しているつもりでも、それが正反対の性格の持ち主にとっては分からない。・・・決して悪い事ではないのだが、それが性格というものだろうと。

　しかし、どんな性格の人でも、自分自身にここ一番に「力」が欲しい時がある。受験、入社試験、新たなプロジェクト、プレゼンテーションにおけるスピーチ、ビジネスの交渉ごと・・・などなど。

　ものの本には「あがらないように、両足の親指に力を入れる・・・」など、色んなまじないや呪文もどきのような事を書いてあるが、そんな事をやっていると、余計あがったり、頭の整理ができなくなったり混乱してしまうのが関の山である。

　胸がドキドキする、頭がぼーっとする、身体全体の力が抜けてくる・・・などと、心の中で不安ばかりが迷走し、それを意識する度に動揺し、平常心が溶けて無くなってしまうケースが多い。

　要は、日頃から自分自身のメンタルなところで「力」を付ければ良いだけの話。それは、色んな体験を積み重ね、何事も場馴れすることから始める必要がある。日々訓練、シミュレーション、そして集中力と継続力の維持・・・それしかない。

　他人からどう見られようがどう思われようが、自分自身だけに集中して、目的に向かって突進すれば良い。下手でも間違ったとしても、そこは瞬時にデジタルで補正できないのだから、やるしかない。・・・体裁なんぞ考えている暇があったら、やるべき事に・・・その一点に集中すれば良い！！

　上記のように、何事も繰り返しを行っていると、赤面症だった人がいつの日か人前で堂々と語るようになったり、口数が少なかった人が流暢に講義を行っている姿を見ることになるのである。・・・素晴らしい進化だ。

　さあ、メンタルな「力」を皆で身につけよう！

　・・・周囲の反応におどおどする暇など無いのである。

　「日々変化、日々進化。」

　やれば、できる。念ずれば叶う。

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