ロゼッタストーンBLOGニュース
※このブログの内容は2011年2月から2013年6月までの情報です。現在の情報とは異なる場合があります。

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ロゼッタストーンのオフィシャルBLOGです。ロゼッタストーンは1995年に熊本県第一号として生まれた異業種交流ポータルサイトで、現在は、フランスのパリ、カナダ、東京、静岡、京都、兵庫、沖縄など、国内外の特派員が日々アグレッシブに情報を発信しています。

その他、ロゼッタストーンはメディア融合を軸として、2005年にPODCAST、2007年に仮想現実3Dワールド・セカンドライフ、2010年にD&L TV(USTREAM番組)、2011年に先見塾(起業家および女流戦略家育成塾)をスタートし、多元的な情報発信と人材育成に尽力しています。

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※文責:西田親生


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2013/02/02 先見塾(起業家育成塾)
私流、書ついての考察。
私流、書ついての考察。

 昨年10月より、突然書を始めた。今日まで約三ヶ月間、年末年始もなく、仕事の合間を見計らって、書に傾注した90日間であった。

 使用した半紙、画仙紙は、何と7000枚を超える。墨液も4リットルほど使ったろうか!?蛇足だが、途中から青墨の固形墨を擦りながら書くようになり、何かとべとべと濃厚な墨液が嫌いになってしまった。

 この、あっと言う間の三ヶ月を振り返り、自分なりに書に対して考察をしてみた次第。

 筆、硯、文鎮、水差し、毛氈、墨液、固形の墨・・・準備しなければならないものが沢山あり、当初は「止めようか!」と心の中で随分呟いたものだ。

 しかし、何人かの方々から「是非、やった方が良い!」と言われたので、言われるままに、いつの間にか書道具一式を買い揃え、どんどんと書の世界に入り込んでいったという事になる。

 先ずは3500年の歴史の中で、二王、書聖と呼ばれる方々の書をじっくりと拝見させて頂いた。最初に気になったのが、どんな筆で、どれくらいの墨の濃さで書いているのか?それが、一番知りたかった。

 更に、運筆の具合を見ると、それぞれの書聖には癖があり、今風に言えば、各々独自のフォントを創造しているかのように見え、実に興味深く拝見させて頂いた次第。

私流、書ついての考察。

 さあ、ゴルフクラブでは無いが、昔、パワービルトのスーパーサイテーションをやっと手に入れ、深夜に素振りをしていた事を思い出したのだが・・・やはり、性格というものは相も変わらず、性懲りもなく、最初から筆に拘っている自分に気づいたのだった。

 何はともあれ、臨書を嗜み、ちょいと自分なりの形を探し出すために、書き殴って行ったのだった。上のように、最初はしっかりとした漆黒の墨で書く楽しみを感じながら・・・。

 筆も何号といったものではなく、変わり筆を好み、途中からは筆先75mmに惚れてしまい、何でもかんでもその筆で書くようになった。

 最初はピロピロヘロヘロ文字。墨の濃さにより、墨液が半紙に落ちて行く速度が変わってくる。そこで、運筆に迷うと、その文字はもっと心の迷いを露わにしてくるのであった。

私流、書ついての考察。

 次に興味を抱いたのは、青墨。従来の墨液は真っ黒のようだが、筆などを洗うときに気づいたのだが、少々褐色が混じり合っている。青墨はボトルに入った墨液とは異なり、固形である。時間を掛けて、じっくりと時間を掛けて墨を擦らねばならない。

 淡墨という手法も気になり、自分なりに書いてはみるが、その偶然性に面白みを抱いたのだった。ある程度は意識的にぼかしたり、さらっと筆を走らせ細めたりと出来るようにはなったが、乾いた後に・・・何気に書の表情が変わってくるのだった。

 偶然性の創造物・・・これが、書にあるのかなと、遊び始めた自分に気づいた次第。

私流、書ついての考察。

 そして作品の制作へと移って行く。実は、上の竹シリーズの作品左二つは、私の処女作である。或る日、水前寺東濱屋という川魚料理と鰻の老舗に立ち寄ったときの事。女将が「これ、欲しい!」と言ってきた。

 余りにも唐突だったので、腰を抜かしたのだが、話を聞くと、同店をリニューアルしたばかりだと言う。そこで、壁面に飾ってあった画伯 故 野田健郎さんの絵画の横に、水墨画が欲しかったらしい。よって、竹を組み立てて文字化した作品に目が入ったのだった。・・・私にとっては、予期もせぬ、実に有り難いオファーであった。

 そして、先般、1月16日の事だが、東京にある高級和食処「神楽坂 くろす」へ足を運んだ時の事。同じように店主や女将さんが、私の書に興味を持たれたらしく、目出度く、今回二作品(上の「凛」と「捌」)を納品する運びとなったのである。

 その他、昨年の10月には、熊本県天草市城河原地域づくり振興会の「五久里」、株式会社 中島本店の「中島本店」、更には菊池にある豆腐の老舗 加来豆腐店の「加来」などの作品を納めている。

 このように、僅か三ヶ月で筆者の人生は急激に変わったのかも知れない。自分自身が自由に書いた文字を見て、人が喜ぶ。それも優しい目をして眺めていてくれる。時には、大胆で荒々しい文字を見て感激してくれる。

 勿論、筆者の仕事はITのプロだが、インターネットでは手で持っても重さを感じない作品を制作して仕事をこなして行く、デジタル業務ばかり。しかし、デジタルの繋がりは、簡単に人の縁を切ってしまう事も多々あったのだが、今回、はじめてアナログの仕事をスタートしてみると、アナログの作品は人と人を繋ぐ大きな力を持っている事に気づいたのである。

 新聞社を経て、デジタル業務に専念して23年目にあたり、書との出逢いは、筆者にとっては、全く異次元の世界で素晴らしい方々との出逢いが待っているようで、今後、すこぶる充実した日々を送れるような気がしてならないのである。

 これから、もっと精進して書に取り組み、多くの方々に幸せを与える事が出来ればと考える次第。

 最後に、私の人生を変えたものが過去に一つあった。それは、1984年のMacintosh(Apple Inc.)との出逢いだった。・・・書はそれと同じように、人の臭いがする。

【書-親生流 Gallery公式ブログ】 http://www.dandl.co.jp/sho/
登録2013/02/02 05:38:49  更新2013/02/02 13:58:12