ロゼッタストーン東京ARTブログ

クラーク・コレクション展へ

今日は、色と光を学びに、丸の内の三菱一号館美術館へ行ってきました。最近、また古典から学びたいと思うことが多くなりました。

子供のフレッシュな感性も素晴らしい。けれども、大人になると、心の繊毛はもっと繊細な機微を捉えるようになります。

よく知られている絵や、子供の頃に見た絵を、今の自分の感受性を可能な限り大きく開いて、もう一度見て下さい。絵は厳密に言えば三次元の作品ですから、できれば本物に会いに行ってみること...。

きっと、それは同じ絵とは思えないほど、たくさんの発見をもたらしてくれます。自分の感性と共に、絵は新しく生まれ変わっているのです。


「ほら、見て!こんなに綺麗な水...。」と言いながら、腕の中の小さな赤ちゃんに、クロード・モネの「エトルタの断崖」を見せている若いお母さんがいました。お母さんも赤ちゃんも、目がキラキラ輝いていました...。

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三菱一号館には、ミュージアム・カフェもあります。高い天井と、暗い照明に映えるクラシカルな内装がとても素敵です。

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★三菱一号館美術館★ Cafe 1894の情報もあります。
http://mimt.jpLink

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/27 01:09 am   commentComment [0] 

春の小石川 最終章

夢中で散策していると、あっという間に時が過ぎてゆきます。森の管理人さんが、そろそろ閉園のじかんですよ、と声をかけはじめました。

ちょっと急ぎ足で、森を歩いてゆきましょう...。

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メタセコイアの森にたくさん咲いていた、ホソバノアマナ。漢字では「細葉甘菜」と書きます。古来、球根は薬用とされて、ほのかな甘みを含んでいるのだそう。

スプリング・エフェメラルと呼ばれる、春の妖精。六本の雄しべが小さなティアラのようですね。
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平地の林の中にはこんな美しい池も...。時々、とても大きな鯉が水しぶきをあげて飛び跳ねています。きっと、この池の主なのでしょう。
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ツツジの花が、森の彩りをさらに艶やかにしてくれます。蝶を待つ麗しい姿。
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もともと、小石川を訪ねてきたのは、菜の花とミツバチに会いたかったからです。この森に来たらきっと会えるだろうと思っていました。春にしか出会えない風景です。
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老木の幹に宿を借りた、ノキシノブ。シダの一種で、葉っぱの裏には胞子がついています。樹齢数百年の桜の大木は、とても懐が深いのですね...。
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森の奥で、ぽつんとひとりぼっちで咲いていたタンポポ。花が終わって、綿毛になったら、また新しい世界へ旅立ってゆきます。



またアジサイの季節が来たら、ここを訪れてみましょう。森にあふれるクチナシの香りや、柘榴の赤い花が雨の季節を美しく演出してくれるでしょう....。


posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/22 08:31 pm   commentComment [2] 

さらに森の奥へ

東京はとても寒い1日でした。雨が降って、まるで冬に逆戻りしたかのよう...。

深夜の雨音を聴きながら、小石川で過ごした暖かな午後を思い出しています。

森は大きく、訪れるたびに、新しい季節の表情を見せてくれます。

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深い森の中でひっそりと咲いていた野の花。

葉っぱにも蕾にも、ひとつひとつの形には、すべて意味があるのでしょう。もちろん、その可憐な色にも。
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風にゆれる藤の姿は涼やかです。花びらは、小さな蝶のようにも見えます。
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小石川の森には、大小さまざまな池があります。水面を覗き込むように、紅葉の大木が枝を張っていました。
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池のほとりに腰掛けていると、鴨がすぐ側まで来てくれました。とても人懐こくて、なかなかの美人さんでしたよ。

まだまだ、森の奥には素敵なものが待っていそうです。もうしばらく、お散歩を続けてみましょう。

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/21 02:07 am   commentComment [0] 

小石川植物園

東京の中心には、実はたくさんの森があります。ここも山手線の内側にある、大きな森。

もとは江戸時代に薬草園として開かれた、歴史のある森なのです。

いわゆる観光地ではないけれど..、東京で一番好きな場所は?と聞かれたら、私はこの小石川植物園の名前を挙げるでしょう。

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まわりを森にかこまれた草原は、心地よい風が吹いて、甘い花の香りでいっぱいです。
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ミツバチの羽音に誘われて迷い込んだ菜の花畑。一生懸命、蜜を集めるかわいいミツバチに会えました。
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紋白蝶や揚羽蝶も、みつばちと一緒に草花の間を飛び交っています。
よく観察していると、それぞれに、好みの蜜の味が違うんですね。揚羽蝶はツツジが大好きなようです。
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草原には色とりどりの小さな花が咲いています。白とパープルのコントラストがとても綺麗でした。

さあ、もう少し、小石川の森を散策してみませんか....?


posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/19 11:41 pm   commentComment [2] 

小鳥のさえずり

高さ8センチほどの、小さな木のおもちゃ。下に付いている台を左右に回転させると...、

キュルルル キュルルル...と可愛らしい声で小鳥がさえずります。

そう、この木製のヒヨコと巣箱は、ドイツの工房で作られたバードコールなんです。

エルツ山地のザイフェンという村には、こうした木のおもちゃを作っている工房がたくさんあるのだそうです。


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このバードコールも、シンプルな作りですが、立派な楽器です。

よく響くホールで鳴らすと、まるで森林の中で野鳥の声を聴いているかのよう...。

想像力豊かな人ならば、この楽器だけで素敵な音楽を創れるかもしれませんね。

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posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/4/18 12:21 am   commentComment [2]