ロゼッタストーン東京ARTブログ

指先に伝わる音楽

子供の頃、最初に私の心を揺り動かした音楽とは、ラテンアメリカの音楽でした。

父が所有していた、ブラジルやアルゼンチン音楽のレコードコレクションの影響が大きかったのですが、

大人になった今でも、まだ出会っていない過去の名作や新しいジェネレーションが生み出す作品をいつも探し求めています。

当時、習っていたのは、クラシック音楽でしたから、もちろんバッハやモーツアルト、ショパン...多くの作曲家からたくさんの

インスピレーションを受け取りました。それでも、ラテン音楽からは更に大きな感動と発見を見出していたような気がします。

私にとって、ラテン音楽はソウルミュージックと言ってもよかったのです。


数日前、神楽坂にあるお気に入りのレコード店で、また素敵な音楽に出会えました。

フォルクローレやタンゴのエッセンスに溢れる、アルゼンチンのギターカルテットの作品です。

時々、フルートや、ささやくような男声のヴォーカルが入った、アコースティックな音楽。

そして、もう一つ、このCDには嬉しい贈り物がありました。

ジャケットの中に、点字のライナーノートが入っていたのです。輸入盤ですから、もちろん、スペイン語の点字です。

最初は気がつかず、デザインの一部だと思っていた、ジャケットの表面にある凹凸も、実は点字なのでした。

音楽の素晴らしさだけでなく、演奏家の方々の、美しい心模様が伝わってくるような作品です。


こんなふうに、点字が特別なものでなくなった時、世界はもっと優しい場所になるのでしょう...。



La Hendija CUARTETO

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posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/3/19 12:26 am  

文京区千駄木 須藤公園

文京区の不忍通り沿いにある、小さな森。

高低差のある地形を生かして作られた、小さいながらも変化に富んだ公園です。

江戸時代、ここは大名屋敷の庭園でした。

昔のままの、楠やイロハモミジの大木が茂り、滝も流れています。

その滝も当時は湧き水だったとか...。

少しずつ、木々の新芽が芽吹いてきました。

池のほとりには、まだ水仙が咲いています。

冬と春が入れ替わる時。

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posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/3/15 12:24 am  

春の到来

暦が如月から弥生の月に替わった日、

東京にも南から吹き付ける強い風に乗って、春の使者が訪れました。

まだまだ寒い日が続いていますが、先月の終わり頃から、お花屋さんには、桃や桜、菜の花、

色とりどりのチューリップが並んでいて、

暖かな季節がすぐ側まで来ていることを教えてくれています。

力強い生命力にあふれる野の花にも心を惹かれますが、

誰かに見られるために大切に育てられた花たちもまた、とても可憐で魅力的です。

ひとつひとつの花に、無二の表情があって、

その短い生命との出会いは、大切な思い出となるのです...。


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春一番の日に出会ったガーベラ。やわらかな春らしい色合いです。


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ガーベラには後ろ姿も披露してもらいました。

そういえば、日本の紋章には、「裏梅」という粋なものがありましたね。




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春を予感させる色。吸い込まれそうな美しいスパイラル。



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薔薇にはたくさんの花言葉があって、白薔薇は「尊敬」を意味する花。

天使の羽のような清らかな花びらでした。




これから、木々の新芽が芽吹いて

あたたかな色にあふれた春がやってきます。

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/3/5 01:05 am  

STABILO・スワンシャープナー

ドイツ・スタビロ社の、鉛筆削り。

赤いスワンの羽をそっと広げてあげると、

中のシャープナーを取り出せるので、綺麗にお手入れもできます。



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鉛筆、そして高品質なステーショナリーのメーカーとして、

150年近い歴史のあるスタビロ社の製品だけあって、

手に持った時の、削りやすい角度がさりげなく計算されています。



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切れ味もデザインも、共に抜群の、小さなスワンは、スタビロ社のシンボルマークでもあります。

普段はあまり鉛筆を使わなくなってしまったけれど、

この可愛いスワンを、机の上に置いてあげたくなってしまうのです。

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/3/4 01:28 am  

霧鹿香草店

先日、お友達からいただいた、素敵なアロマオイル。

仙台市の「霧鹿香草店」というお店の、オリジナルブレンドです。

アルファベットの店名は、「MUSICA HERBS」。

香りは、「聴く」とも表現しますよね。


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宮城県のケヤキ精油をベースに、すべて国産の、モミ、和ハッカ、土佐小夏、月桃を調合した、

とても爽やかな香りです。

黒いアロマストーンのくぼみにたらして、香りを楽しみます。

この香りは、霧深い宮城の森・和の美しさをイメージして作られたものだそうです。


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そして、このアロマストーンは、宮城の名産である雄勝石。

東京駅舎のスレート屋根にも使われている石です。

この小さなアロマストーンが、お部屋の中を、清々しい森の香りで満たしてくれるのです。

posted by ロゼッタストーン東京ART at 2013/3/1 08:54 pm