ロゼッタストーンBLOGニュース

　２００８年６月９日（日本や欧州などでは７月１１日発売）、iPhone3Gのセンセーショナルなデビューから４年。あっと言う間にグローバルスタンダードの舞台に登場し、従来の携帯電話の概念や常識をことごとく変えてしまったのは記憶に新しい。

　そして２０１２年９月２１日、日本でiPhone5の発売となっているが、IT先進国でもある日本が何故か後手後手に回り、後れをとるばかりで、結局はOSを全て他国に依存しているのが、今も尚続いているのだという現実。・・・心の中に悶々としたものがないと言っては嘘になる。

　ネットが大都市部と地方の格差を無くすといった、１９９４年当時のマスコミ報道とは裏腹に、情報の格差が気付かぬままどんどん大きくなっているような気がしてならない。

　高速ネットのインフラ整備も常に大都市中心部から始まるので、それが全国津々浦々へ浸透するには時間がかかる。また、やっと地方の離島まで整備されたかと思うと、また、次の世代のネット環境が大都市部で生まれるといった具合だ。

　iPhoneはこの上ない素晴らしいデバイス。これは否めない。しかし、今回の3Dマップについては、ナビ機能はあるものの、日本の国土における情報量が少なく（情報の信憑性に欠ける）、緻密で正確に蓄積されたアメリカ国土の情報とは比較にならない。よって、Siriでマップ情報を聞いたとしても、日本国内情報が何も抽出されないのだ。（WEB検索へ無責任に流しているだけの話）

　この夢のようなデバイスの、夢と現実の狭間にあって、最終的には「妥協」しながら使わねばならないのか！？・・・正直なところ、微に入り細に入り拘り続けて来たジョブズ精神が注入されていた頃と比べ、少々ハード重視に偏っているところが気になってしまう。

　マップにおいては、位置情報とその店舗や公的施設などのコンテンツやビジュアル情報が網羅されていて、なんぼもの。今回の急ぎすぎの不完全なiPhone5の展開に、欲目で見ても危惧の念を持たざるを得ない。・・・

※写真上は、iPhone4SにiOS6をインストールしたもの。

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