ロゼッタストーン／THE ROSETTA STONE

　写真上は、料理人の頂点を目指して、日々精進する若手職人 奥野心介。和を軸として、貪欲にあらゆるジャンルの料理を研究し、和洋中折衷の中から彼独自の料理を生み出して行く。

　しかし、いくら豊かな発想から生まれる料理であっても、残る確率は極僅か。時には刺激を求めた味付けが流行し、また或る時は刺激を極力抑えた上品な薄味に人気が移ったりと、秋の空のような客の心変わりへの対応は、生やさしいものではない。

　旨いものは旨く、多くの人々を魅了する。そして、何度食べても飽きない料理が多くの人々を引きつける。それも、数十年経っても相変わらず行列が出来るというもの。

　彼にこれから求めたいものは、意表を突くようなオリジナルメニューの開発。ステーキハウス淀川店主の淀川司朗の右腕として、この一年の伸びを支えて来ているが、次のステップでは、よりレベルの高い料理に挑戦し、私たちを楽しませて頂ければと思う次第。

★何度食べても飽きない料理の例　※順不同

１）乾燥鮑のステーキ（熊本ホテルキャッスル 桃花源）
２）薬膳壷蒸しスープ（ホテルオークラ福岡 桃花林）
３）チョップド・ビーフ・ステーキ（Bros.よしむら）
４）フォアグラ＆ハンバーグ（ステーキハウス淀川）
５）鰻重（水前寺東濱屋）
６）鰻丼（吉兆東京／帝国ホテル東京地階）
７）すき焼き（吉兆東京／帝国ホテル東京地階）
８）鮨（鮨と和の食 清吉）
９）黒がらかぶ（美食 宮地）
１０）海の幸（松島観光ホテル岬亭・よしやホテルきらら停）

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