Mac Drawというアプリケーションを使うと、単なる円を描くにも、柔らかくしなやかに緻密な動きを見せ、真円から楕円まで、スムーズにワンボタンマウスだけで表現できたのである。車に例えると、3段マニュアルシフトの国産車に対抗してPDK(7段ギア)搭載のポルシェといった感がある。・・ガチガチガタガタの機械的なPCに対して、自由自在に変形するアメーバのような変幻自在で、あたかもAI(人工知能)を備えたクリエーター兼秘書的存在だったのだ。
今も尚、オフィスで使われているMicrosoftに占領されたPCは味気ない、「have no taste !」とある米国の有名な番組でスティーブ・ジョブズは明言している。されど、国内で仕事となれば「have no taste !」な四則演算や文書作成がほとんどの業務を占めている。・・・だから、いろんな研修会などで味気ない体裁のないプレゼンテーションが堂々と通用しているのではないか。
スティーブ・ジョブズを、Macintoshの生みの親として語る番組が多く放送される中、ほとんどが彼の「芸術家」としての評価の高さや「発明家/革命家」としての彼の功績を強く押し出し讃えるコンテンツとなっている。
1984年に日本上陸を果たしたMacintosh(128)。この10インチ程度のディスプレイを見れば、一目瞭然である。当時のPCのキャラクタ表示に対してビットマップ・ティスプイを採用し、アイコンというヒューマン・インターフェースの独特な発想が、Macのブルーバスターズとして、且つMicrosoftへの闘いの狼煙だったと考える。
Mac Drawというアプリケーションを使うと、単なる円を描くにも、柔らかくしなやかに緻密な動きを見せ、真円から楕円まで、スムーズにワンボタンマウスだけで表現できたのである。車に例えると、3段マニュアルシフトの国産車に対抗してPDK(7段ギア)搭載のポルシェといった感がある。・・ガチガチガタガタの機械的なPCに対して、自由自在に変形するアメーバのような変幻自在で、あたかもAI(人工知能)を備えたクリエーター兼秘書的存在だったのだ。
元々は巨大企業ゼロックス社で開発研究されていた、アイコンをベースとしたヒューマンインターフェース。タイポグラフィーに情熱を燃やしたスティーブ・ジョブズという天才は、それを芸術品としてMacintoshを世に送り出したに違いない。(当時気づいていたPCユーザーは皆無に等しい)・・・1984年、私にとっても思い出深いMacintosh。当時、自宅に届いたキューブ形の箱から取り出した度肝を抜く瞬間を今でも鮮明に覚えている。
また、Macintoshの筐体の内側を覗いてみると、内壁に当時の開発者たちのサイン(自署)がエンボスで施されていた。これもまたスティーブ・ジョブズのこだわりが隠されているものだが、キーボードから特殊なコマンドを打ち込むと、画面に意表を突くような映像が現れた。知る人ぞ知る「お洒落な遊び心」だが、微に入り細に入り、とことん彼は陶芸作家で人間国宝のような「物づくりへの執念」を燃やしているんだというメッセージに違いなかった。
コンピュータは専門家や大企業のステータス的な存在では、現在のITT世界は到来していない。スティーブ・ジョブズ、そしてダブル・スティーブと呼ばれた相棒スティーブ・ウォズニアックがMacintoshを開発していなければ、現在の家電製品のような生活必需品としてのパソコンやその他デバイスは目の前になかっただろうと・・・。
今も尚、オフィスで使われているMicrosoftに占領されたPCは味気ない、「have no taste !」とある米国の有名な番組でスティーブ・ジョブズは明言している。されど、国内で仕事となれば「have no taste !」な四則演算や文書作成がほとんどの業務を占めている。・・・だから、いろんな研修会などで味気ない体裁のないプレゼンテーションが堂々と通用しているのではないか。
タイポグラフィーを原点としたスティーブ・ジョブズの思想に沿わないPCの使い方をしている人が殆どであり、それが当然だと思い込んでいる人が多く、また企業もそれなりで十分だと妥協しているのが現状なのかも知れない。
「Think different !」からスタートし、成功への紆余曲折の人生を振り返ったスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学卒業式で特別ゲストとして言い放った「Stay foolish! Stay hungry!」・・凡人である私は、なかなか理解して実行することはできない、実に重みのある意味深い言葉でもある。
ニュートンは、林檎が落ちる物理現象を見て、重力(9.8m/sec2)を発見した。その林檎がApple Inc.のロゴとなっており、それもひと齧りしているところがなかなかのウィッツである。・・・スティーブ・ジョブズは、家族である妻、子供、そして恋人、友人、知人にとって大切なコミュニケーションを見て、生前には「Siri」をより進化させ、それを世に送り出し、再び世の中に革命をもたらしたかったに違いない。
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