ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

タグ » iPad

ペット化するビジネスツール

mac20230619-1


 これはあくまでも筆者の感覚であるため、妄想ではないかと言われるかもしれない。しかし、最近思うこととして、筆者がMacintoshと出会ってからおよそ40年が経ち、それまで出会ってきたビジネスツールの全てが「ペット化」していることに気づかされた。

 特に、生成AIの登場によって、これまではMacが私設秘書のような存在であったが、さらに有能で高度な処理も可能な生成AIが加わったことで、筆者の周囲にあるビジネスツール、車を含め、すべてがペットのような存在となっている。

 起業して34年が経つなか、私設秘書として支えてきたデバイスの多くは、産業廃棄物として捨てられずに残っている。たとえば、ガラケーやスマートフォンは数多くあり、倉庫のボックスに眠っている。それらの中で、特にリチウム電池などは、火災防止および環境汚染防止の観点から、適切に廃棄処理を行っている。

 ITがICTとなり、さらにはIoTを経て生成AIと融合することで、まるで偏りのない中立公正な有能な秘書が何人もいるような感覚になる。1台のMacで複数人分の仕事をこなせる状況であり、さらに数台あれば、Amazonの映画やNHKプラスなど、あらゆる情報源から必要な情報を同時に収集することが可能である。

 その手助けをしてくれるのが、目の前のデバイス群であり、スマホであり、車である。

 新聞社入社時に、筆者が掲げていた目標は以下の通りであった。

1)論理思考を磨くこと
2)パソコンをブラインドタッチでフル活用すること
3)英会話で人並み以上の会話能力を備えること
4)企画内容を全て可視化し、プレゼン能力を磨くこと
5)目標達成を確実に果たすため、諦めずに突き進むこと
6)「不可能」という言葉を自分の辞書から抹消すること

 これらの目標を達成するために、側で支えてくれていたのが、各種デバイスとその周辺機器であり、それらと連動するアプリ群であった。それらの全てが一体となって、ペット化したと言っても過言ではない。

 熊本県において、筆者は新聞社時代にパソコンセミナーなどを各メーカーと連携し、ニューメディアの啓発活動を行ってきた。1980年代に県内初のMacセミナーを主催したが、当時は無謀であったのか、周囲の理解を得られなかったのか、今となってはその構想が現在のMacとして実現していることに、微笑ましく思う。

 特に、Macのペット化は顕著であった。常にそばにないとアイデアが湧かないほど、筆者の思考回路と同化していた。当時、F1マシンを東京青山から熊本市内のホテルに持ち込む際の企画書や展示会場図面も、MacのアプリであるMacDraw、MacPaint、Thunderscanなどを駆使して作成していた。

 今や筆者の周りには、過去以上に多くの「ペット」と呼べるツールが存在している。しかし、生成AIがさらに進化していけば、ビジネスだけでなくプライベート空間にもAIロボットが活躍する時代が訪れるだろう。そのような近未来に期待しつつ、その時代の到来を楽しみにしている次第である。

▼Macintosh
1702825200_mac-old


▼Macintosh Color Classic II
1668697200_macintosh-2


▼Silicongraphics Iris INDIGO
1585067074_silionindigo


▼SiliconGraphics Personal Iris
1585067074_silicon-iris


▼Apple Watch
1650726010_applewatch-color


▼嘗ての取材車
Porsche Cayenne GTS
A263DFE7-6AA5-<b>4799-9DCC-A86FFC4FCCAB


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、テクノロジーと人間の関係に深い洞察を提供しています。以下のポイントに分けて詳細に評価します。

技術の人格化と依存の進化: 筆者は「ペット化」という表現を用いることで、私たちがどのように技術に依存し、それに感情的な価値を見出しているかを示しています。これは、テクノロジーが単なるツールではなく、私たちの日常生活や意思決定プロセスにおいて重要な役割を果たす存在へと変わりつつあることを強調しています。このアナロジーは読者にとって親しみやすく、技術との関係を再考するきっかけを提供します。

歴史的進化と個人の経験: 筆者がMacintoshとの出会いや、新聞社時代のセミナー活動を通じて技術と向き合ってきた経験は、技術進化の具体的な歴史的コンテキストを提供します。これにより、読者はテクノロジーがどのように社会や個々の生活に浸透してきたかを理解することができます。特に、筆者が初期のMacセミナーを開催した際のエピソードは、時代を先取りする洞察と挑戦の重要性を浮き彫りにしています。

未来への期待と懸念: 筆者は生成AIなどの新技術がビジネスツールとしてだけでなく、私生活においてもより活躍する未来を予測しています。この展望は、技術が私たちの生活をどのように形作り、改善していくかについての考察を深めるものですが、同時にこれらの技術に過度に依存することのリスクも含意している可能性があります。

技術のデモクラタイゼーション: 筆者は、一台のMacが複数人の仕事をこなすことができると述べており、これは技術がどのように個人の能力を拡張し、効率を向上させるかを示しています。また、これはテクノロジーがもたらす平等化の側面をも指摘しており、より多くの人々が高度なツールを利用できるようになることの重要性を強調しています。

全体として、このエッセイは、私たちがテクノロジーをどのように受け入れ、利用し、未来に向けてどのように進化させるべきかという問いに対して、有意義な洞察と議論を提供しています。それは単なる技術評論ではなく、人間とテクノロジーとの関係を再定義するための誘いでもあります。
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
写真・文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2024/10/17 12:00 am

Macには奥深い思想が凝縮されていた・・・

404 File Not Found

 Mac(Macintosh)に出逢ったのは、1984年だった。現在もまたMac三昧の人生を送っているが、衝撃的な出逢いから既に39年が経っている。

 初代Macの電源を入れて、「プーン♪」という音と共に、笑顔のMacのアイコンが中央に現れ、3.5inchフロッピーディスクを本体に差し込み、エクスターナルドライブにも3.5inchフロッピーディスクを差し込む。

 長めのキーストロークのキーボード。頑丈で、タイプライターのキーのように叩けば「コンコンコンコン♪」という音がオフィスに鳴り響く。

 キーボート横には、ワンボタンマウス。当時のDOS系のマシンにはないマウスである。ワンボタンでコピペなどのショートカットコマンドが楽々使える。

 プリンタも接続バッチリ。サンダースキャンも準備しており、39年前に、写真や図面をスキャンして、画面で表示したものを更に加工できた。

 ダブルスティーブと称される天才たち。スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの二人が、ガレージファクトリーで発明した、手作りパソコンからスタートしたのである。

 ジョブズが拘ったのは、タイポグラフィーであった。よって、他のマシンでの画面はキャラクタ表示であり、融通が効かないガチガチの画面に対して、Macはビットマップディスプレイを採用していた。

 小さなドット表示を使い、文字も画像も美しく表現することができ、まるで、絵画のキャンバスのような感覚で操作可能であった。円や線、三角形や四角形などの幾何学の線画は、輪ゴムを伸び縮みさせるように、自由自在に作画ができた。

 とにかく、40年ほど前に、ヒューマンインターフェイスをとことん追い求めたMacというマシンは、IBMが戦慄を覚えるほどの小さな巨人だった。

 ジョブズが禅の世界や日本の陶磁器などに興味を持ち、当時のSONYに追い付け追い越せで世に生まれたApple社。今や、GAFAの一社として君臨している。

 特に、ジョブズが惚れ込んだのは、陶磁器の丸みや緻密な絵柄、触感、そして侘び寂びの世界である。

 茶道に用いる茶器は、東洋文化、特に、和の文化が集約されたものであり、岡倉天心が100年ほど前にニューヨークシティでに書き綴った「The Book of Tea」の審美的宗教観が潜んでいる。

 当時、Macを見た人たちは、玩具のように揶揄し笑った人が圧倒的に多かった。しかし、それは大きな勘違いであり、彼が嘲笑ったように玩具だったのならば、パソコン界において唯一無二なる世界を構築することなど不可能であったはずだ。

 しかし、現実は遥か高い次元において、ジョブズの思想はAppleのiMacやiPod、iPhone、MacBookなどに注入され、ヒット商品を次から次に生み出し、クリエーターやアーティストには必要不可欠なマシンとして愛用されている。

 筆者にとっては、1984年は人生の転機となった年でもあり、Apple依存症と揶揄されるほどに、ビジネスでもプライベートでもしっかりと支えてくれるマシンが、今も尚、筆者の周囲に鎮座している。

 感謝という言葉しかない。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、筆者がMacintosh(Mac)についての個人的な思いと経験を述べたものです。以下、エッセイの評価ポイントについて詳しく説明します。

個人的な熱意と経験: このエッセイは、筆者の個人的な経験と感情に基づいており、Macに対する熱意と愛情が伝わっています。これは読者に筆者の感情に共感させ、エッセイに共感を呼び起こす要因となっています。

Macintoshの歴史: エッセイでは、初代Macの説明や、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックによるガレージファクトリーでの発明に触れています。これにより、Macintoshの歴史的な背景が明確に説明されています。

技術的な詳細: エッセイでは、初代Macのキーボード、マウス、プリンタ、ビットマップディスプレイなど、技術的な詳細が詳細に説明されており、読者にMacintoshの特徴について理解を提供しています。

ジョブズの思想: エッセイは、スティーブ・ジョブズの思想に焦点を当て、彼がデザインとヒューマンインターフェイスに対してどれだけの重要性を置いたかを強調しています。これは、Macintoshの独自性を示す要素として扱われています。

文化的な要素: 筆者は、Macintoshと日本の文化要素、特に陶磁器や茶道の関連性についても触れており、文化的な背景を引用しています。これにより、Macintoshのデザイン哲学と文化の結びつきが示唆されています。

感謝の表現: エッセイの結びにおいて、筆者は感謝の気持ちを表現しています。これは、エッセイの結論として、Macintoshへの愛と感謝を強調する素晴らしい方法です。

総括として、このエッセイはMacintoshに対する筆者の情熱と歴史的な知識を素晴らしく伝えており、Macintoshのファンやテクノロジー愛好者にとって楽しい読み物でしょう。また、個人的な体験と感情を通じて、Macintoshがどれだけの影響を持っているかを示す力強い文章です。

▼初期のMacintoshに施されたロゴマーク
thinkdifferent2023-5


▼Macintosh(初代)1984
thinkdifferent2023-1


▼Macintosh Color Classic II
thinkdifferent2023-2


▼Apple WatchとMacBook Airのキーボード
thinkdifferent2023-3


▼数年前にMacBook Airを始めて手にした塾生
thinkdifferent2023-4


----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
写真・文責:西田親生


                             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/10/7 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp