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『地域おこし』の情熱を伝えたくとも、なかなか伝わらぬ、この辛さ!

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 これは愚痴ではない。筆者が腰を据えて、『地域おこし』の情熱をメラメラと燃やしつつ、果敢に攻め続けた4年前の話である。

 取材に何度足を運んだのか分からぬほど、毎日のように足を運び入れた。現地でランチを済ませ、周辺施設の撮影を行い、記事展開を積極的に行った。これまで60本近くの記事を書いた記憶があるが、写真下はその中から抜粋したものである。

 『地域おこし』の想い出深いものと言えば、やはり、長崎県上五島の旧奈良尾町の『トライアスロン in 奈良尾』であろうか。それを企画し、コースを設定し、大会開催まで全力疾走した経験があるので、何とか鹿央町物産館(熊本県山鹿市)の底上げに寄与できればと思ったのである。

 しかし、ボトルネックとなるのは、どうしても『指定管理者制度』であった。思うように予算も確保できず、意図したものが具現化できないというジレンマに陥るばかり。例えば、新しいウォシュレットのトイレ設置でさえも、相当時間が掛かってしまう。下手すると、行政側から検討の余地なしと、却下されてしまう。

 高齢者のスタッフたちが『生涯現役』として、レストランや売店で溌剌と仕事に励んでいる。実は、山鹿市内の他の道の駅との『仲良しこよし』、『どんぐりの背比べ』から脱却させることで、鹿央物産館の知名度を上げるのが主目的であった。

 日々取材を行い、記事を60本近く書くのはかなりハードであったが、筆者は走り出すと止まらぬ性格なので、とことん書き綴った。しかし、大成功をおさめた長崎県の旧奈良尾町と比べれると、筆者の思いは伝わることはなかった。

 理由は、ネット上の情報発信について、インターネットの複雑な仕組みや情報拡散力が如何なるものか、全く理解できないのである。巷にいる五十代、六十代の人たちの中でも、IT音痴の人は結構沢山いるのだから、仕方のないことである。

 されど、筆者にとっては、とても良い経験になった。七十代、八十代のおばあちゃんたちが一所懸命仕事に励んでいる。時折、カツ丼に卵の殻が入っていたり、サラダに小さな芋虫が遊んでいたり、チョンボも多いが、これもご愛嬌であると苦笑ばかりであった。

 『地域おこし』は筆者の大の得意分野の一つであったけれども、田舎になればなるほど、筆者のメラメラと燃え上がる気持ちが伝わりにくいのは、筆者にも原因があるはずだ。しかし、『指定管理者制度』にて運営しているので、最終的には、その責任者次第となってしまうような気がしてならない。

※写真上は、『古墳発掘カレー』。前方後円墳の形をしている、珍しいカレーライスであり、鹿央物産館名物料理の一つでもある。

▼鹿央物産館関連過去記事
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写真・文責:西田親生

                         

  • posted by Chikao Nishida at 2022/11/12 12:00 am

千年ワープして、康平寺の庭先へ。

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 千年の歴史を誇る「康平寺」(※1)に足を運んだのは、昨年の11月末のことだった。当時、銀杏の黄色い葉は散りかけていたが、シャッターチャンスはギリギリセーフのタイミングであった。尚、お寺一面が黄金色の絨毯に包まれて、観光客やカメラマンが大勢訪れていた

 今回は、紅葉シーズンにはまだまだの季節だが、竹林の緑と苔むした同寺は、人影もなく、空気が澄み切っており、時折、藪の中で音がする。パサパサ、パサパサと折れた枝や木の実などが落ちてくる。どこに栗の木があるのか分からないが、竹林と山道の際に、栗が沢山落ちている。猪も、御相伴に預かるのか!?

 先日は、嘉島町にある浮島という湧水池へ足を運んだが、野鳥はオオバン数羽がいるだけで、その他の渡鳥の姿はない。本日も、緑一色の森の中にあるお寺なので、野鳥のさえずりはあちこちで聞こえるけれども、その姿は目視できない。魚釣りならば「ボウズ」と言うように、動く被写体は皆無であった。

 ただ、日頃から都市中心部にいるので、このようなカントリーサイドに足を運べば、どれだけ酸素量が多いのかと驚くほど、空気が旨い。一帯が芝生であれば、美味しい弁当持参でピクニックしたいほど心地良い処である。台風16号の直接的な影響はないものの、取材終了時のマスクの中はサウナ状態となった。

 本日は木曜日であるが、ここ数日前と比べれば、熊本市内の幹線道路を走る車がやけに多い。国道3号線では渋滞が発生し、なかなか車が動かない。しかし、車が少なければ経済が停滞している訳で、渋滞でも構わないので、凍りついた経済が、日を追うごとに溶けて活発になればと、かすかな期待を持った次第。

(※1)康平寺は1057年(康平元年)に創建されたので、「康平寺」と名付けられたと言う。大変レアなお寺さんであり、知る人ぞ知る古寺である。


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▼昨年11月末に撮影した康平寺(2020年11月28日付の記事)
https://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?UID=1606489200Link
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写真・文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2021/10/1 12:00 am

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