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『地域おこし』の情熱を伝えたくとも、なかなか伝わらぬ、この辛さ!

kofunkacurry2022


 これは愚痴ではない。筆者が腰を据えて、『地域おこし』の情熱をメラメラと燃やしつつ、果敢に攻め続けた4年前の話である。

 取材に何度足を運んだのか分からぬほど、毎日のように足を運び入れた。現地でランチを済ませ、周辺施設の撮影を行い、記事展開を積極的に行った。これまで60本近くの記事を書いた記憶があるが、写真下はその中から抜粋したものである。

 『地域おこし』の想い出深いものと言えば、やはり、長崎県上五島の旧奈良尾町の『トライアスロン in 奈良尾』であろうか。それを企画し、コースを設定し、大会開催まで全力疾走した経験があるので、何とか鹿央町物産館(熊本県山鹿市)の底上げに寄与できればと思ったのである。

 しかし、ボトルネックとなるのは、どうしても『指定管理者制度』であった。思うように予算も確保できず、意図したものが具現化できないというジレンマに陥るばかり。例えば、新しいウォシュレットのトイレ設置でさえも、相当時間が掛かってしまう。下手すると、行政側から検討の余地なしと、却下されてしまう。

 高齢者のスタッフたちが『生涯現役』として、レストランや売店で溌剌と仕事に励んでいる。実は、山鹿市内の他の道の駅との『仲良しこよし』、『どんぐりの背比べ』から脱却させることで、鹿央物産館の知名度を上げるのが主目的であった。

 日々取材を行い、記事を60本近く書くのはかなりハードであったが、筆者は走り出すと止まらぬ性格なので、とことん書き綴った。しかし、大成功をおさめた長崎県の旧奈良尾町と比べれると、筆者の思いは伝わることはなかった。

 理由は、ネット上の情報発信について、インターネットの複雑な仕組みや情報拡散力が如何なるものか、全く理解できないのである。巷にいる五十代、六十代の人たちの中でも、IT音痴の人は結構沢山いるのだから、仕方のないことである。

 されど、筆者にとっては、とても良い経験になった。七十代、八十代のおばあちゃんたちが一所懸命仕事に励んでいる。時折、カツ丼に卵の殻が入っていたり、サラダに小さな芋虫が遊んでいたり、チョンボも多いが、これもご愛嬌であると苦笑ばかりであった。

 『地域おこし』は筆者の大の得意分野の一つであったけれども、田舎になればなるほど、筆者のメラメラと燃え上がる気持ちが伝わりにくいのは、筆者にも原因があるはずだ。しかし、『指定管理者制度』にて運営しているので、最終的には、その責任者次第となってしまうような気がしてならない。

※写真上は、『古墳発掘カレー』。前方後円墳の形をしている、珍しいカレーライスであり、鹿央物産館名物料理の一つでもある。

▼鹿央物産館関連過去記事
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kaobussankan2022


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写真・文責:西田親生

                         

  • posted by Chikao Nishida at 2022/11/12 12:00 am
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