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『口約束も契約なり』でなくちゃ、『B to B』は遣ってられない!

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<口約束も契約なり>

 自戒を込めての話。長年社会人をやっているが、『口約束も契約なり』を厳守できているかとなれば、100点満点とは言えない。

 勿論、約束が反故になった原因なり理由なりがあれば、少なからずとも救いはある。しかし、筋の通らぬ流れにて約束を反故にするのは、人としては如何なものかと。

 特に、『B to B』にて仕事を共有して行く場合には、必ず、『基本合意書』を取り交わした後に、個々の『契約書』を交わし、互いの『信頼関係』を育てて行かねばならない。

 しかし、『基本合意』が直接面談や電話だけの口頭であれば、何の証拠も残らず、不測の事態が起きても反論の余地はない。如何に『正義正論』を唱えたとしても、証拠も根拠も何もないと嘲笑われ、ざっくりと切られてしまう。

 そこで、しっかりとした『基本合意書』があり、『契約書』があれば、互いに契約内容の共有ができることになり、諍いは激減する。

 ただ、時には頭に血が上り豹変し、掌を返す人もいるので、そこは用心すべきところ。相手の日頃の挙動を見ていれば、何となく怪しさが伝わってくるので、『真偽センサー』だけは最新のものを、頭に備えておかねばならない。

 過去を振り返れば、残念ながら『契約不履行』で逃げてしまった人物が十数人いた。それは社会人として、経営者としては失格のレッテルを貼れてしまうだけの話。しかし、虚偽情報を弁護士にインプットし、厚かましくも難癖を内容証明書に書き綴り、噛み付く輩もいる。

 『契約』を交わした後に、諍いやトラブルが生じるのは、決して好ましいとは言えないが、想定外のトラブル発生を覚悟し、己の身を守るために、日頃から『メモ』を残しておかねばならない。

 何時、何処で、誰とどのような手段を用いて、何の打ち合わせをしたなど、克明に記録しておくことが肝要。人間誰しも物忘れは無いとは言えず、その『メモ』の存在は、先々、断崖絶壁ギリギリまで追い詰められたとしても、必ず、己を守ってくれることになる。

<憧れのジャーナリスト>

 筆者が昔から憧れているジャーナリストに、ボブ・ウッドワード氏がいる。その方の講演の中には、必ず、『メモ』いう文字が出てくる。数年前には『恐怖の男』を執筆し、当時のトランプ大統領を痛烈に批判している。

 話は前後するが、1970年代に起きた、米国の『ウォーターゲート・スキャンダル』。当時のニクソン大統領を追い詰めたジャーナリスト(ワシントンポスト紙)の一人が、このボブ・ウッドワード氏であった。

 当時の同氏の『メモ』の存在は、『ウォーターゲート・スキャンダル』の全容を明らかにしたことは、余りにも有名な話である。

※『ウォーターゲート・スキャンダル』当時、ワシントンポスト紙のボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインの二人が、ニクソンを追い詰めた立役者となっている。(映画、『大統領の陰謀』をご覧あれ!)

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写真・文責:西田親生


                           

  • posted by Chikao Nishida at 2023/1/18 12:00 am

「メモ」こそ、最強のエビデンス・・・

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 ドキュメンタリータッチの映画を探していたところ、「ニュースの真相」に行き着いた。

 これは、2004年に再選を目指すジョージ・W・ブッシュの軍歴詐称疑惑をスクープした実話だが、CBSプロデューサーのメアリー・メイプスや同キャスターのダン・ラザーらが東奔西走。最終的に、CBS側から解雇、勇退に追い込まれた話である。

 ブッシュ再選に大きな影響を与えかねない一大スクープ。世間では「見えざる力学」が働き、その蛮行なりが「隠蔽」されるのが多々ある中、ブロガーたちの「メモは偽造!」との情報が世間を巡り、ジャーナリズムを押し潰す結果となってしまった。

 この「メモ」の存在だが、「ニュースの真相」を観ながら、1972年に世界を驚愕させた米国の「ウォーターゲート・スキャンダル」を思い出した。それを映画化したのが、「大統領の陰謀」。その主役は、ワシントンポストの若き記者のボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインの二人である。

 彼らのキーワードは、常に「メモ」、「メモ」、そして「メモ」。裏付けの為に聞き取りをしながら、執拗に「メモ」を取る。現在のようにデジタル、ネット世界ではないのだから、アナログ行動範疇で、鋭い論理思考が見え隠れるするものだった。実に、心地良い。

 以上、二つの実話の結末が180度異なったのは、その「メモ」裏付けの精度の問題だったのだろうと。現在でも世界的な「ジャーナリズムの鏡」とされるボブ・ウッドワードとカール・バインスタイン。彼らは、剃刀のような切れ味の頭脳といい、真実に対する情熱や執念といい、只者ではなかった。

 しかし、前者のようにブロガーの発言や「社内隠蔽」と、会社の都合により「社会正義」が歪曲され、保護されなかったものも多々存在するのは周知の事実。この田舎熊本でも、写真下のように大量の「メモ」=「エビデンス」が残されているにも関わらず、「隠蔽」に走る会社もあるようだ。

 「社会正義」か「隠蔽工作」か!?・・・勿論、ジャーナリズムが目指すものは「社会正義」、「公正中立」に他ならない。ただ、名のある会社だったり、その歴史だったりが邪魔をして、「社会正義」を無視し、「保身」のために「迷走」を繰り返す人も会社も後を絶たない。

 そこで、パワハラなどの被害者が発生しているのであれば、「被害者救済」が最優先となるのが、常識的な企業コンプライアンス事案。ところが、「被害者救済」どころか、水面下で隠匿に加担する輩もいるようだ。されど、会社ぐるみの「不正」は、必ず暴かれるのが必至となるに違いない。

 蛇足ながら、「ニュースの真相」のキャスター役と、「大統領の陰謀」のカール・バーンスタイン役は同一俳優で、ご存知の、「ロバート・レッドフォード」であった。


▼「メモ」こそ、最強のエビデンス・・・
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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2020/8/19 12:00 am

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