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薔薇の花・・・実写 vs Midjourney

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 雨上がりの薔薇の花々の撮影が一番楽しい。そこで自然光が柔らかく良い按配となると、水滴も優しくキラキラと主役になれる。

 しかし、雨が止むタイミングを見極めるのは難しく、その時の自然光がどうなのかはお天気任せ。なかなか思い通りに撮影できるものではない。

 それを、画像生成AI「Midjourney」の場合、しっかりとしたプロンプトさえ準備できれば、数分で水滴が乗った薔薇の花を生成できるのである。

 今回、以前筆者が撮影していた薔薇の花と水滴の拙作と「Midjourney」が生成したものを比較することにした。

 「Midjourney」が生成する薔薇の花と水滴では、水滴が薔薇の花びらいっぱいに散りばめられており、人工的に照明を焚いたように、ギラギラとその存在感を主張している。

 薔薇の花びらの厚みや触感が固く感じられるものの、一見、パーフェクトに近いプロフェッショナルな画角と画質を生成していることが分かる。

 実写に関しては自分の拙作であるが故に評価はできないが、触ってしっとりとした花びら感は、実写の方がやや優っているのではないか。

 しかし、「Midjourney」の登場で、写真素材が無い場合でも、頭に浮かぶイメージをいとも簡単にビジュアル化できるのだから有難い。

 筆者が「Midjourney」と出逢ってからというもの、推敲するに当たり素材に困らないので、記事の間口がかなり広がったのは事実。

 これまでは、素材を揃えてその素材をテーマに書いていた記事が、逆に、記事の内容を考えて、さらっと素材が揃うのだから、「Midjourney」さまさまとなっている。

▼筆者撮影の写真

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▼Midjourneyが生成した画像
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画像生成AIプロンプト・文責:西田親生


                 

  • posted by Chikao Nishida at 2023/7/11 12:00 am

「画素数じゃないぞ、画質で選べ!」と、独り言。

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 「画素数じゃないぞ、画質で選べ!」と自分に言い聞かせながら、最近完成度の高そうなNikon Z8が気になって仕方がない。

 元々Nikon党なので、デジタル一眼レフカメラは、Nikon D1の時に即買いし、海外で持ち歩くと、特にアジア圏の現地カメラマンらが近寄り、「おお、D1だ!我々仲間の3台のフィルムカメラと交換しないか!」と冷やかされたことがあった。

 昨夜、「note」を閲覧していると、Nikon Z8をゲットした方やそれに関心をもつ記事を読みながら、現在保有していデジタル一眼レフカメラの性能チェックを兼ねて、唐突に「画素数じゃないぞ、画質で選べ!」を実証することにした。

 結論は、現在のデジカメであれば1600万画素程度あれば十分であること。よって、どのようなレンズを装着しているかによって、撮像を大きく左右することになる。勿論、CCDやCMOSのサイズや性能は重要だが、それを筆者に証明してくれたのが、嘗て使用していたNikon Df(1600万画素)の存在であった。

<Nikon D500 vs Nikon Z50>

 先ずは、Nikon D500とNikon Z50との比較をすることにした。レンズは、前者には150-200mm f2.8を、後者には28-300mm f3.5-5.6を装着している。

 本来ならばレンズは同じものを使用すべきだが、面倒くさがり屋の人間なので、普段装着したレンズのまま、構図を同様にして撮影することにした。

 この場合、明るいレンズの方がボケが美しく、見た目はD500の方が良さそうだが、最短焦点距離では後者に装着したレンズの方が「お散歩カメラ」のお供としては使い勝手が良い。

 双方のカメラはDXフォーマットなので、贅沢を言えば、ワイド側は18mmが欲しいけれども、花々や蝶、野鳥などを撮影するには、カメラ本体とレンズに関しては、自分なりに最適な組み合わせであると考える。

▼Nikon D500+70-200mm f2.8(2151万画素)
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▼Nikon Z50+28-300mm f3.5-5.6(2088万画素)
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<Nikon Z7 vs Nikon D850>

 これは甲乙つけ難い、2台のデジタル一眼レフカメラ。互いに有効画素数は4575万画素であり、中盤デジタルカメラを除けば、世界最高峰だと言える。

 Z7には35mm f1.4を、D850には50mm f1.4を装着し、同じ被写体にて撮ってみた。勿論、35mmの方がワイドに撮れるので、できるだけ被写体に近寄って、同じような構図にて撮影することに。

 ボケは流石に美しいが、照明を焚いている訳でもなく、オフィスの普段の照明環境で撮影しているので、メリハリはない。ただ、前出の望遠レンズを装着しているD500やZ50の方が、野外で撮影する場合には、圧縮効果も期待でき、手軽な操作にて疲れはない。

 結局はレンズの比較となってしまい、35mmの方が「お散歩カメラ」では融通が効くように思えた。その理由は、1枚の写真に含まれる情報量が35mmの方が50mmより多く、欲張った開放感のある撮影が可能となる。

 更に、肉眼に一番近いとされる50mmレンズだが、35mmを使用していて、DXフォーマットに切り替えれば、f1.4のまま50mm程度の標準レンズに様変わりするので、レンズ交換も不要となり、すこぶる便利である。

▼Nikon Z7+35mm f1.4(4575万画素)
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▼Nikon D850+50mm f1.4(4575万画素)
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<結論>

 上記の様に、望遠レンズでの比較や標準レンズでの比較をしたものの、被写体によってレンズをチョイスする必要があるが、画質としては、やはりカメラはメーカーもので、信頼できるレンズを選び撮影に臨めば、作品自体が画素数が多い少ないで左右されることは皆無となる。

 特に、撮影された写真をWEB上やSNS上で利用する場合、どうしても、大元の写真をリサイズしたり圧縮処理されるので、SNS上であれば、写真幅を2000ピクセルくらいに縮小するから、画質は既に損なわれることになる。

 ただ、写真を商用にて販売する場合は、オリジナル写真の質と完成度に左右されるので、高画素+高画質の両面を兼ね備えたカメラと、最高に相性のよいレンズが必要になってくる。

 筆者の場合は、記事やエッセイを書くのが仕事なので、最新版のデジタルカメラを必要とはしないが、どうしても、画質だけは拘りたいと常々考えている次第。

 今日もまた、「画素数じゃないぞ、画質で選べ!」と自分に言い聞かせながら、カメラ本体やレンズのクリーニングをしている筆者である。

▼花鳥風月
https://note.com/chikaonishida/m/m71076bd5d1b7Link
▼Nikon党 西田親生のお散歩カメラ
https://note.com/chikaonishida/m/m2e1d6612a446Link

<付録:Nikon Dfの撮像例>

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写真・文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/5/28 12:00 am

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