ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

タグ » CAMERA

身近なところに・・・

▼逆光の中、蜘蛛と蜘蛛の巣を切り撮る。

710_3581


 オフィス周りの庭を歩き、それから車に乗って、周辺の道路をゆっくり運転して廻ると、あちこちに被写体が転がっている。転がっているという表現はあまり良い言葉ではないけれども、想定外に発見が多い。よって、午後6時を過ぎていたので、サンセットまでにどれだけ発見し、撮影するかを楽しんでみることに・・・。

 先ず、柊の木と金柑の木の間に蜘蛛の巣が掛かっている。丁度、蜘蛛が巣を作っている最中だった。レンズを向けたが逆光。しかし、蜘蛛と蜘蛛の巣のキラキラが美しかったので、強引にシャッターを押したのだった。

 それから、ヤマモモの木だったか、上を見上げると、枝葉の間に、ポツンと黒点が見える。望遠レンズで覗くと、何と毎年庭で大騒ぎをするミノムシがしっかりとぶら下がっていた。

 階段を降りて、車に乗り込み、周囲を走ることにした。・・・先ず、一度通り過ぎたのだが、すごく遠目に白い煙が見える。再度戻って車を停め、歩道から木々の間を覗き込むと、何と阿蘇山中岳の噴煙が見えたのである。望遠レンズを装着していたので、フルサイズ換算で750mm程度のズームで、その噴煙をやっとのこと捉えた。

 阿蘇山を撮影した後に、右手を見下ろすと、熊本県立北高等学校の体育館や校舎が見える。これも、その場から撮影したことがなかったので、シャッターを切った。

 オフィスから僅か300mほどしか離れていないところで、いろんなものを発見する。北高等学校を1枚写して、車に戻ろうとすると、足元にデーンと構えたボスのような野良猫がこちらを見上げている。目線を下げて、ビビらせないように離れた距離から、日向ぼっこしている野良猫の仏頂面を捉えた。

 周辺が急に暗くなってくる。そろそろ山の上に車を走らせないと、サンセットに間に合わない。金峰山や植木方面、楡の木、武蔵丘などを一望できる岩倉山の頂上近くに車を停めた。

 金峰山の山際はじわじわと切り絵のように赤と黒にセパレートされて行く。サンセットを撮影する時間は、正直なところ2分ほどである。その瞬間を外せば、今日の夕陽を撮影することはできない。

 カメラとセッティングを再チェック。「曇り」のモードに設定し、ISO100。レンズは明るい方ではないが、f11以上で撮影することにした。太陽光を直視すると目に悪いので、三脚を立てて、液晶画面でプレビューしながら撮影する方が良いのだが、三脚を立てるのが面倒で、ある程度勘でフォーカスを調整し、サンセットを撮影したのである。

 夕陽を浴びる家々の西側の壁面や瓦が、赤く染まる瞬間は、何気に幼い頃に運動場で遊びまくっていた筆者に、「ご飯よ!!!」と母親の声が聞こえてきそうで、瞬間的に夕餉のあの頃を思い出してしまった。

 僅か1時間足らずの間に、いろんな発見もあり、いろんな被写体が現れてくれた。家路につこうと思った時に、車の横をミニ・シュナウザと散歩している男性と会った。「撮影していいですか?」と聞き、許諾を得て、散歩中のワンちゃんを撮影することに。最後の写真のように、撮影体験がないというワンちゃんの「戸惑い」の表情を収めることができた。

 1時間足らずの撮影タイム。・・・ちょっとワンちゃんの機嫌を損ない、吠えまくっていたようだが・・・この夕方の撮影は、光も柔らかで、遠出をしなくとも、いろんな素材があるもんだと、ニンマリ顔してオフィスに戻った次第。

 
▼ミノムシ
710_3586


▼阿蘇山中岳と白い噴煙
710_3605


▼熊本県立北高等学校
710_3608


▼ボス猫
710_3616


▼金峰山と夕焼け
710_3630


710_3643


▼雲
710_3650


▼熊本市西方のサンセット
710_3686


▼夕陽を浴びる家々
710_3724


▼熊本市西方のビル群
710_3741


▼金峰山方面のサンセット
710_3789


▼撮影に戸惑うワンちゃんの変顔
710_3759



【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                                   

  • posted by Chikao Nishida at 2015/5/25 04:52 am

シャドー(影)・・・

office


 影で思い出すのは、幼い頃、運動場で自分の影や友人の影を追ったり、遊んだこと。自分の影は同体なので、どんなに走り回ろうが、自分の頭を追ってもおいつくはずはない。しかし、陽が落ちてくると、自分の影がどんどんと大きく育ち、ポーズによってはバルタン星人のようなでっかい宇宙人と化すのである。

 筆者がゴルフを始めたのは16歳の頃だった。ゴルフ練習場に一週間に一度、必ず練習場へ足を運び、毎回4時間ほど汗を流したのだった。練習場には姿見の大きな鏡が設置してあるので、その鏡に映る自分自身のバックスウィングからトップの位置を正面、そして横からと確認しながら、スウィングの基本を身につけて行ったものだ。

 しかし、日頃は、自宅にそんなに大きな鏡があるはずもなく、官舎前にあるテニスコート近くの建物の壁の前に立ち、陽を背にしてできる自分の影を見ながら、スウィングのイメージを頭に打ち込んで行った。インパクトの瞬間に左足腰の開きがどうも気になり、何度も何度も弓がしなるイメージを叩き込んだ。

 写真上は、当社サテライトオフィスから撮影した熊本城大天守とビル群。400年前の建物と近代ビルが何気に同化している。その影を見ながら、幼い頃の影踏み、そして高校時代のゴルフ練習をしていた自分を思い出したのだった。

 最近、悪天候が続き、また、先見塾写真撮影会も頓挫している為に、なかなか写真撮影会で外出することが少なくなっている。・・・光と影のアーティスティックな写真を撮りたいと、イライラのガスが充満し、爆発寸前の状態だ。さあ、台風が去り、夏空が見えた頃、光と影をテーマに撮影に臨みたいと・・・。

 趣味というものは、継続しなければ段々とスキルが落ちてくる。カメラという趣味も同じように、頭で分かっていると思っていても、実際に光を感じ被写体に向かうと、久しくカメラに触れていないと、設定に時間が掛かり過ぎ、シャッターチャンスを逸することが多くなってくる。「継続こそ成功への王道」である。

 蛇足だが、「日々変化、日々進化。」をモットーに運営して来た先見塾だが、そろそろ大改造の時期が訪れて来たのかも知れない。


【ロゼッタストーン公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/Link

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2014/8/7 11:54 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp