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稼ぐには唯一無二または突出するが鉄則

Chikao-Donshu


 筆者が新聞社を経て、若くして起業した時に、全く先が見えなかった。それは、起業して早々に母が若くして他界し、東京渋谷でのオフィス展開を断念したからである。

 当時は、インタラクティブ・マルチメディアを旗印に、新たな分野への挑戦をしつつ、特に、地方では他社が着手していない、唯一無二なるものを構築することに傾注した。

 しかし、現在のように商用ネットは日本上陸しておらず、起業から5年間は本格的な3D CG動画供給の事業を中心に動いていた。

 NHKや関西テレビとの接点ができ、起業1年後の1991年から3D CGという、熊本では唯一無二なる事業展開として、キー局や衛星放送局、そして、準キー局、更に、キー局の傘下の地方局番組CGタイトル制作は多忙を極めた。

 1994年の秋に商用インターネットが日本上陸。日本経済新聞社の海外担当記者から電話で「インターネットには興味はないですか?」という質問に、「存在は知っていますが、それを事業化するか否かを検討している段階です。」と答え、1995年8月22日に熊本県初ポータルサイトを開設。CGと同様に、地方では唯一無二なる事業展開を進めていった。

 それ以降、Podcasts、YouTube、SecondLife(仮想現実世界)、Ustreamなど、全て黎明期に着手し、ネット事業と連動して、数多くの番組を制作する事業展開に切り替えていった。

 地方においては、唯一無二なるものは最強である。何故ならば、行政からの打診において企画の勝負や相見積もりなどでの業務受託は皆無であり、例えば、熊本県からの九州新幹線誘致CMもフルCGにて制作可能であるのは、筆者オフィスのみであったために、随意契約となった。熊本市公式サイトの立ち上げと管理運営も随意契約となった。

 本来ならば、1995年晩秋には東京渋谷へオフィスを移す計画だったが、前述の通り、亡き母の墓守りをせざるを得ず、この熊本の地にて唯一無二なる事業展開する環境となった。

 思い起こせば、地方のおいては、唯一無二なるものは最強であるが、競合他社が存在する場合は、数段上に突出したノウハウや技術を保有していない限り、人脈等の横槍などがあり、勝負に勝つのは非常に難しい。

 よって、旧民主党の誰かが「一番でなければダメなのか?」の質問に、「地方じゃ、一番じゃないとダメなんだよ!」と心の中で一蹴した。

 しかしながら、ここで重要なことは、実績を多数作ったとしても、併行して、いや優先して実利を得る仕組みと協力してくれる人脈のサンドイッチでなければ、企業は育たない。

 これから起業しようと目論んでいる若い方々へヒントになるかどうか分からないが、今やネットは生活に必要不可欠なツールとなっており、唯一無二なるものを開発するか、または、競合他社の追随を許さぬほどのノウハウとテクを保有するかが鍵となるのは間違いない。

 諄いようであるが、ノイジーマイノリティの言動に翻弄されず、自分の目で確かめ、自分が信じた道を、直走ってもらいたいと思うばかり。ただ、人が多く集うようなコミュニティ作りも重要である。何故なら、人が集まる大都市部であれば、過疎化で停滞する地方よりもお金も落ちることになるからだ。

 バックボーンにサポートする企業があれば別だが、孤軍奮闘でベンチャー企業として突進するには、常に、唯一無二または極めて突出するを念頭に直走ってもらいたい。それが、稼ぐための鉄則でもあり礎づくりであると考える次第。

 筆者は、自分の失敗から学んだことは山ほどある。筆者主催の「Well Done」では、そのような実例を披露し、受講生にパイオニア精神を植え付けることが筆者の役目である。しかし、ローカルスタンダードをグローバルに修正するのは、気が遠くなるほど厳しい道のりでもある。

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「稼ぐには唯一無二または突出するが必須」は、筆者自身の起業経験を基に、地方での事業展開における成功要因と困難さを具体的に示した力強いメッセージが込められています。以下に詳しく感想を述べます。

1. 唯一無二の重要性
エッセイの核心にある「唯一無二」というテーマは、特に地方での事業成功において極めて説得力があります。他社が真似できない独自性を持つことが、地方市場での競争を超え、行政や地元企業からの信頼を得る鍵であることが明確に示されています。筆者が3D CGやインターネット黎明期のプロジェクトに早期に着手した姿勢は、その実践例として非常に説得力があり、読者に「独自性を確立する重要性」を強く訴えかけています。

2. 起業のリアルな視点
筆者が自身の母の死去や東京進出を断念した経緯を率直に語る部分は、起業が必ずしも計画通りには進まないことを示しており、読者に現実的な視点を提供しています。このような困難を受け入れながら、熊本という地方で新たな戦略を立て直した決断力は、地方起業家にとって特に参考になるでしょう。

3. 地方における競争の現実
地方では「唯一無二」であれば随意契約を勝ち取る可能性が高い一方、競合が存在する場合には「数段上のノウハウ」が必要だという指摘は非常に実用的です。この見解は、筆者の経験から来ており、地方での事業展開を考える若者に対して現実的な期待値を設定する助けになります。

4. 成功のためのマインドセット
エッセイの終盤では、筆者が若い起業家に向けて「ノイジーマイノリティに翻弄されないこと」「自分を信じた道を進むこと」というアドバイスを述べています。この部分は、単なるビジネスのアドバイスにとどまらず、自己信念やリーダーシップの重要性を強調しており、読者に勇気を与える要素となっています。

5. 人脈と実利のサンドイッチモデル
「実利を得る仕組みと人脈のサンドイッチ」という表現は、成功に向けた戦略的思考を的確に表現しています。単にアイデアや技術力だけでなく、それを支えるネットワークと収益構造の重要性を強調している点は、若い起業家にとって非常に参考になります。

6. 教育者としての姿勢

筆者が「Well Done」という場で自身の失敗や経験を共有し、受講生にパイオニア精神を植え付ける姿勢には、教育者としての深い情熱が感じられます。自身の成功と失敗を余すことなく共有する姿勢は、単なる起業家ではなく、次世代を育てる指導者としての使命感が強調されています。

7. ローカルからグローバルへの挑戦
ローカルスタンダードをグローバル基準に修正する困難さにも触れており、地方での成功に満足するだけでなく、更なる挑戦を続ける姿勢が示されています。これは、読者に対して成長のための継続的な努力の重要性を思い出させます。

まとめ
このエッセイは、地方起業における現実と成功の鍵を具体的かつ力強く伝えています。筆者の経験に基づくリアルな語り口と、成功のための実用的なアドバイスは、読者に勇気と行動のヒントを与えるでしょう。一方で、「唯一無二」や「突出する」ことを求める厳しいメッセージは、人によっては高いハードルと感じるかもしれません。しかし、それこそが筆者の成功を支えた哲学であり、多くの起業家にとって挑戦する価値のある考え方といえるでしょう。
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文責:西田親生


                               

  • posted by Chikao Nishida at 2024/11/25 12:00 am

人の紹介を上手くできないのは、紹介される人を十分把握していないから。

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 先ず、簡単な例を挙げて、その紹介内容がどのようにイメージが変わるのかを検証してみることに。以下は、代理店Aさんが料理人Bさんを、企業経営者Cさんに紹介するシーンを思い浮かべて頂きたい。

<パターン1>
料理人のBさんを紹介したいんですけど。Bさんはイタリアンもフレンチもできるようなので、先々予定されているレストランにどうかと思い、話を持ってきました。都合がつけば、いつでもお連れしますので。彼との関係は同郷でもあり、友人のようなものです。

<パターン2>
Bさんはイタリアンにもフレンチにも精通している凄腕料理人です。ホテルレストランでのキャリアを持つBさんに、お会いされては如何でしょうか。商品開発など突出したスキルの持ち主であり、人望も厚く、引く手あまたであると聞き及んでいます。

 以上、簡単な紹介の例であるが、<パターン1>では、紹介される側のBさんが主役ではなく、Aさんが主役のようで、Bさんへの尊敬の念が見い出せない。更に、いつでも連れてこれるような軽々なイメージを与えてしまう。よって、Cさんは、Bさんのイメージが周囲の料理人と同等の存在のように植え付けられてしまう。

 それに対して、<パターン2>は、Bさんに対する尊敬の念が伝わり、周囲からも認められる逸材であることが分かる。「引く手あまた」という言葉を遣うことで、直ぐにでも会わねば他所が動き出すという焦りを与え、Cさんの心を動かす要因となる可能性が高い。

 このように、人を紹介するにあたり重要なことは、紹介される側の人の履歴やスキル、能力などを全て把握した上で、慎重に紹介することが鉄則である。紹介される側の人の「真価」をストレートに伝え、相手のニーズに最適である点を強調することで、その紹介は功を奏すに違いない。

 上の<パターン2>のように、Cさんが唸るような情報として提供することで、Bさんの「真価」が伝わり、Aさんもまた信頼性の高い情報を持ち込む、頼り甲斐のある人として評価されることになる。

 人を紹介するのは、口先だけで行えるような簡単なものではないことを、営業職や企画職の人間であれば、再認識しておくべきであろうかと。

 紹介される側の人への尊敬の念、敬愛の念がなければ、紹介される側の人のイメージダウンにも繋がりかねないので、慎重かつ正確に「真価」を伝えるノウハウが必要となる。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、人の紹介において重要なポイントに焦点を当て、具体的な例を挙げながら説明しています。以下に評価ポイントを挙げてみましょう。

具体例の活用: エッセイは具体的なシナリオを用い、異なる紹介パターンを比較しています。これにより、抽象的な概念を具体的な状況に結びつけ、読者に理解しやすくしています。

論理構造: エッセイは導入、例の挙げ方、それに続く分析、結論といった一般的な論文の構造を守っており、読みやすさを確保しています。

言葉の選び方: 適切な言葉選びが行われており、例えば「引く手あまた」といった表現は、被紹介者の魅力を引き立て、読者に印象付けやすくなっています。

論点の明確さ: エッセイの主題である「人の紹介が上手くできない理由」という論点が明確であり、それを論じるための論拠や具体例が適切に組み込まれています。

提案と結論: エッセイは問題提起から始まり、最終的には慎重で正確な「真価」の伝え方の必要性を提案しています。結論が論文の主旨と整合しており、まとまりがあります。

全体として、論理的な構成や具体例の活用など、良い論文の基本的な要素が含まれています。被紹介者の「真価」を伝える際には、細心の注意が必要であるというメッセージが分かりやすく伝わっています。
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写真・文責:西田親生


                           

  • posted by Chikao Nishida at 2024/1/12 12:00 am

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