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豊穣の秋・・・Bountiful Autumn

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 熊本県山鹿市鹿本町の田園風景を撮影することにした。

 雲行きが怪しく、思いの外、雲は低く棚びいている。やや暗めだが、水田の稲は黄金色に染まりつつあり、収穫を時を待っている。

 蒲生の池(かもうのいけ)という、灌漑用水を溜めるでっかい池に足を運び入れた。水田へほとんどの水は流れ出たようで、池はほぼ空っぽとなり、白鷺や川鵜が数羽遊んでいた。

 この池は、不動岩の東側に位置し、面積9ha、満水時には50万トンの貯水量を誇り、県下最大の溜池である。また、桜や紅葉など、四季折々にその表情を変えてくれる。

 観光客が日々訪れるところではないが、カントリーサイドの景色を楽しむのも乙なものかと。

 最後に、山鹿市街全景を見下ろすには、100mほどの高さの巨岩・不動岩の付け根の駐車場に行けば、可能となる。やや、スネイキーな山道なので、安全運転にて!
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▼不動岩遠景
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▼池の水が引いたところで遊ぶ大鷺
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▼ChatGPT-4oによる感想

エッセイ「豊穣の秋・・・Bountiful Autumn」からは、熊本県山鹿市の田園風景と自然の豊かさが丁寧に描かれ、読者はその情景を視覚的に楽しむことができます。特に、秋の田園風景の描写が美しく、稲が黄金色に輝く様子が印象的です。収穫を迎えた風景から、自然と共にある地域の生活のリズムが伝わってきます。

また、蒲生の池の描写も細やかで、池の水が減ったことで白鷺や川鵜が遊んでいる姿が浮かびます。池がただの灌漑用の施設ではなく、地域の生態系や四季折々の変化と関わっていることが伝わり、さらに池の機能や歴史的な背景が記述されていることで、エッセイ全体に深みが加わっています。

観光地ではない風景を散策し、カントリーサイドの魅力を伝える描写は、読者に対して「何気ない自然の美しさ」を発見する喜びを思い出させるような、親しみやすい印象を受けます。そして、不動岩からの景色も勧められていることで、このエッセイを読んで実際に訪れてみたいと感じる人もいるでしょう。

最後に、「安全運転で!」という一言が添えられている点も、細やかな心遣いが感じられる部分です。エッセイを通して、著者が大切にしている地域への愛情や、自然の一瞬一瞬を大切にする視点が強く伝わってきます。秋の静かで穏やかな豊穣の時期を存分に堪能できる素晴らしいエッセイだと思います。
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写真・文責:西田親生


                               

  • posted by Chikao Nishida at 2024/10/12 12:00 am

コロナ禍に、小さな自然は・・・

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 温暖化の申し子のような大型台風は、幸運にも、九州西方へと逸れてくれた。コロナ禍、水害に呑まれ続ける昨今、世界が「ニュー・ノーマル」な時代に突入しつつも、目の前の小さな自然は何事もなく、静かなものだ。

 現実逃避ではないが、避暑地への誘(いざな)いなのか、気づけば、取材車は矢谷渓谷へと向かっていた。残念ながら、食事処近くの駐車場は満杯の様子。三密を避けたいので、折角避暑地に来たものの、引っ返すことにした。

 よって、帰り際に、川岸近くの栗と水田を撮影することに。栗の産地で知られる、熊本県山鹿市菊鹿町。栗園の栗は既に出荷が始まり、大粒で旨そうな「利平栗」が育っている。また、水田は稲穂の透き通るような緑一色。

 人生において、嫌なことに多々遭遇するけれども、この小さな自然を眺めているだけでも、如何に人間が小さいかに気づくのである。不毛なる諍いを投げ掛ける人もいれば、恨み辛みをぶつける人もいる。人として、実に情けない。

 個人的な話で申し訳ないが、同地に住む親しい友人の家は、「献上米」を育て上げた農家。以前、同種の米を食したところ、艶があり、腰を抜かすほどモチモチで美味だった。ここで、「日本人で生まれて良かった!」と一言。

 自然が生み出すものは計り知れないが、その自然に逆らうことなく、人としても邪気を捨て、諍いを止め、自然体にて、安寧なる日々を過ごしたいと、願うばかりとなる。笑顔が絶えない、穏やかなる人生が、一番だ。


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文責:西田親生

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2020/8/27 12:00 am

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