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端午の節句のオーナメント・・・

▼忠保作

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 世の中はコロナ禍により騒然としているけれども、熊本ホテルキャッスルでは、既に「端午の節句」のオーナメントを設置して、翌月コールデンウィークの準備をしていた。

 写真上は、忠保作の「加藤清正公」。蛇目紋の長烏帽子がトレードマークの加藤清正。築城の天才と謳われているが、実は、治水事業の神でもあり、熊本城の初代城主である。熊本県内では、「清正公(せいしょうこう)さん」という愛称で親しまれており、当然の如くファンが多い。

 写真下は、瑞観作。生きているような赤子の表情に圧倒され、つい、何枚もシャッターを切ってしまった。何気に母親を見上げる、甘えたところが何とも言えず、寂しさがじわじわと伝わってくるような傑作である。このような逸品を見ていると、コロナ禍を完全に忘れてしまいそうになる。

 同ホテル1階にあるダイニングキッチン九曜杏では、和食と洋食が楽しめ、和食は黄綬褒章受賞者の脇宮料理長が居る。4年前だったか、イギリスから来客があったので、同料理長にオーダーしたところ、素晴らしい料理を提供していただき、客人はその料理群に魅了されっぱなしであった。

 残念ながら、昨日、熊本県の新型コロナウイルスに関しては、クラスターが生じて15名が感染している。気が緩んでいるのかどうか定かではないが、結構、平和ボケの日本人らしい安直な挙動に愕然とするばかりである。韓国を学べと言ったり、イギリスをお手本にと報じたり。節度がない。

 マスコミの報道を見ているだけでも、ウイルス感染数をやたらと報じていると思えば、さっさと、オリンピックや居酒屋情報などを垂れ流す。いつもながらの中途半端で軽々な判断と対応に、食傷気味の筆者であるが、そろそろ本気モードでコロナ殲滅に向けて走ったらどうかと・・・。

 イリテイティッドな気持ちを隠し切れないが、同ホテルのオーナメントを眺めていると、その苛立ちを忘れ、心が穏やかになってしまった。


▼瑞観作
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▼4年前にイギリスから来客(個室の細川にて)
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文責:西田親生

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2021/4/14 12:00 am

働きバチの健気さ・・・

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 紫陽花に群がる蜂たち。花虻もいれば、見たこのもないような小さな昆虫が我先にと、紫陽花の小さな花の蜜を吸いに来ている。

 働きバチは、後ろ足に団子を作り、休む事なく、ただひたすらに、決まったルーチンワークをこなしている。ウィークデイのパチンコ店や川岸の駐車場でサボっている人間とは比べようもなく、短い命を我が子孫繁栄のために頑張っている。

 時には天敵に狙われ、命を落とす。或る時は、メスの餌になってしまうオスもいる。花粉を体全体に被り、目の上にも花粉の粒が付きまくり、それでも、ひたすら働いている。植物にとっては受粉をサポートしてくれているのだから、蜂たちは上客となる。

 そんな小さな世界を覗き見るだけでも、心が洗われる。駆け引きや罠ばかりのドロドロした人間世界と比べれば、実に自然に刃向かう事なく、共存共栄を軸に生き続けている。孫子の兵法の大原則は、自然に逆らわぬ事。それが、分からないから逆らって、墓穴を掘る人間が多いのだろうと・・・。

 武田信玄も加藤清正も治水事業の神として名を馳せているけれども、その治水事業の根底になるものは、実は孫子の兵法なのである。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/6/13 03:14 pm

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