今回の地震により、熊本を中心に犠牲者が多数出ている。ライフラインも思いの外脆弱なもので、現在、益城町や熊本市など、停電や断水が続き、生活の歯車が狂い始めている。
甚大な被害を目の当たりにすると、大変胸が痛くなる。自分の命の危機感を持ちながらも、少しでも、平穏無事な生活となるために、敢えて、先般足を運んだ「れとろ館(菊池市)」を、「レトロ食堂」に引き続きご紹介したい。
写真をご覧の通り、昭和の風吹く、レトロ一色の「れとろ館」。実は、菊之城酒造の酒販事務所をそのまま使ったものである。当時、「菊之城黒ラベル」と言えば、幻の銘酒と言われるほど、そのファンは多かったが、残念ながら現在は製造をしていない。
「れとろ館」の中は、食堂、喫茶店、小物店などが集まる長屋・・・「昭和村」のようだ。その中央には、古びたアップライトのピアノがある。先日の取材の中で、地元小学校の女の子たちが、一所懸命「猫踏んじゃった」を代わり番こに弾いていた。このスペースは講演会、音楽会など、多目的ホールのように使用することも可能のようだ。
しかし・・・その菊池市は、現在、大地震のために、全域で「避難勧告」が出されている。歴史深い菊池の地。何事もないように祈るばかりであるが、先ずは、「自分の命」を考え、しっかりとした危機管理の下に行動されるよう願うばかりである。
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