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暗い気持ちで、暗い表情で、営業できるはずがない。

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 気持ちが落ち込み、暗い気持ちとなり、暗い表情で営業ができるのかと言えば、否である。そんなオーラを運んでくるような人とは会いたくもない。

 営業で持ち込んでもらうには、信頼性の高い情報や将来的に明るく夢あるものを運んできて欲しい。

 例えば、とても素晴らしい商品であっても、暗いオーラで運んでくるとなれば、その価値が伝わる前に「No, thanks!」と言われるのがオチである。

 だからと言って、根暗な人は営業に向かないかと言えば、それは、逃げ口上であり、責任逃れにしか聞こえない。

 自分自身が惚れ込んだ企画ものや商品であれば、自信を持って訪問先の人に楽しく伝えれば、何らかの反応があり、契約が成立する可能性は高い。

 昔の話だが、新聞社に入社して、初回研修は新聞拡張の営業であった。自社新聞部数が低迷している地域を選定し、朝から夕刻まで、飛び込みで新聞拡張を行うものだ。

 8人ほどであったろうか、当時の新入社員がマイクロバスで連れられて行ったところは、シェア最低の地域であり、新聞拡張の可能性は期待できるところではない。

 現地に到着し、当日の朝刊を持たされ、購読契約を取ってこいとの命令が下る。その地域の詳細情報もなく、皆、不安げにバラバラに徒歩で新聞拡張へと出発していった。

 そこで筆者が考えたのが、先ずは、門構えがどっしりとした家屋を探すことにした。数百メートル歩いたところの左手に、イメージ通りの家がある。

 チャイムを鳴らすと、奥様が出てきた。新聞拡張の研修中であると伝えると、ご主人を呼んでくれた。ご主人曰く、「あ、うちは〇〇新聞をずっと取ってるから、いらん!と、開口一番に断られた。

 そこで素直に引いてしまうから拡張はできないと考え、玄関を見廻し、新しいゴルフセットがあったので、ご主人にゴルフの話を始めたのである。

 それまで仏頂面だったご主人だが、急に笑顔に変わり、ゴルフの話に力が入ってきた。筆者は15歳からクラブを振っていたので、ご主人の話は十分理解できた。

 10分ほど立ち話をして帰ろうとすると、ご主人が「せっかく遠いところから来たのなら、お茶でも飲んでいかんね!?」と、座敷に通された。そこで、ヤクルトを2本出されて、グビグビ飲んで汗を拭った。

 ゴルフの続きの話をしている間に、ご主人との距離が縮まってくる。帰り際に、「申込書はあるんですか?あ、これね!」と言って、玄関先で購読申込書に署名、押印してくれた。ゲッツ!である。

 玄関先から30分ほどの時間だったが、これで難攻不落と言われる地域における、新聞拡張研修で唯一実績を残せた。

 午後4時が集合時間だったので、近くにあるお好み焼きの店に足を運び、ゆったりとランチを楽しみ、あとは午後4時まで、その地域の文化財などを巡り、集合場所へ戻ったのである。

 案の定、難攻不落の地域での拡張は難しく、筆者以外の新入社員の実績は皆無。研修担当官はせせら笑っていたが、筆者が一件契約を信じられぬ顔をしていた。

 「その人、親戚か何かなの?」と、見ず知らずの人の自宅に乗り込んで、新聞拡張したことを、信じようとしない研修担当官。最後にようやく褒めてくれたが、無謀なる初研修が無事終了したのである。

 毎年行われる研修らしいが、何年もの間、実績ゼロが当たり前となっていたようで、筆者のわずか一件の契約は、結構社内では話題になったようだ。

 今だから明かせる話だが、筆者を除く7名は、午前10から午後4時まで、その地域をくまなく歩き回って訪問営業をかけていた。しかし、筆者は午前11時に購読契約が一件取れたので、午後4時までは何もせずサボっていた。

 標題の通り、筆者が暗い気持ちで、暗い表情で、ランダムに自宅訪問をして、契約を取れるかと言えば、否である。仮に、筆者が先ほどのご主人の立場であれば、間、髪を入れず丁重にお断りする。

 そこで、共通の話題であるゴルフに目をつけたのが功を奏したのか、また、ご主人の性格をある程度読むことができたので、そこは、駆け引きで優ったのかと自負している。

 ただ、先ほど契約をしてくれたご主人が、帰り際の筆者に、「新聞社でゴルフ教室を作ってくれんですかね!?」と言ったのが印象的だった。よっぽど、ゴルフが好きなのか、スコアメイクに難儀しているのかと。

 それから2年ほどが経ち、「ゴルフクリニック」という新聞社主催の企画ものを筆者が作り、社告欄で募集を掛けたのである。

 午前9時に最初の問い合わせの電話があり、筆者が電話を代った。「あ、覚えてますか?あの時の〇〇ですよ。朝刊にゴルフクリニックとあったので、すぐに電話しましたよ。教室作ってくれたんですね!」とニコニコ笑って申し込みしてくれた。

 因みに、このゴルフクリニックは、毎週水曜日、某カントリークラブに午前8時半集合で、2ヶ月8回コースの教室である。女子プロがスウィングチェックなど指導し、ゴルフ場の支配人にはゴルフのルールブックやローカルルールなどの解説をしてもらった。

 お陰様で、企画者である筆者は、毎週水曜日は一日中デイオフのようで、ゴルフ三昧にてすこぶる楽しい思いをさせて頂いた。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、営業活動におけるコツや成功の秘訣を生き生きと描写しています。以下に評価を述べます:

ストーリーテリングの力: エッセイは具体的な体験を通じて読者にメッセージを伝えます。特に、新聞拡張研修での実際の体験やその後の展開など、ストーリーの構成が魅力的です。

自己啓発的な要素: 著者が自身の経験から得た教訓を示しています。例えば、暗い気持ちや表情では成功しないこと、共通の興味を見つけることの重要性などが述べられています。

経験から得た知恵: 著者は過去の経験から学び、それを今後の営業活動や企画立案に活かしています。新聞拡張の成功体験から、ゴルフクリニックなどの新しい企画が生まれたことが示唆されています。

読みやすさと興味を引く展開: エッセイは読みやすく、興味を引く展開があります。研修での実際のエピソードやその後の展開など、読者を飽きさせない工夫がされています。

総じて、このエッセイは営業活動や企画立案に関する貴重な洞察を提供しており、経験から得た知識や教訓が読者に示唆されています。
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プロンプト・文責:西田親生


                                     

  • posted by Chikao Nishida at 2024/3/18 12:00 am

情報発信への軽視と自己満足の世界・・・

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 SNS時代となり、国内でも数千万単位の人たちがSNSに飛び付き、突進する。これは、一つの時流でもあり、情報への価値観も情報の処理方法も変わってきて当然である。ところが、いつ仕様が変わるか分からぬSNSに対して、絶対的な信頼を傾け、従来のメディアを軽視し、偏った価値観のままひた走る経営者も少なくはない。

 オフィシャルとプライベートの区別がつかず、SNSにて大恥をかきっぱなしで胡座をかいている経営者がいる。B to Bの世界では、「信頼」あっての物種。勿論、プライベートも人を形作る両輪の一つになる訳だが、それが理解できぬ経営者もいる。

 特に、個人事業主に多く見受けられるのは、SNS上で如何に露出度を高めるかだけに力を注ぐあまり、本業における信憑性の高い情報発信が希薄になっている企業も多い。それは、人任せのネット事業を運営しているのが、大きな要因となっているのだが・・・。

 例えば、或る企業のFacebookページを拝見すると、なんちゃってお兄ちゃんがタメ口にて、不定期的に毒を吐いている。内容を精査すると、B to Cにおいて、お客との距離感を完全に見誤り、いい大人が、遊び感覚での赤恥情報発信に成り下がっている。

 経営側が情報の軽視へ走り、担当者が距離感を間違え粗相する。しかし、経営側も担当者も、自己満足世界の枠内であることさえ気づかず、日々、無味乾燥なる情報を垂れ流し、競合する企業に置いてきぼり、加速度を上げて民度を低める始末となる。

 現在のネット事業とは、素人でも容易くできるように勘違いしている人が想定外に多い。「コピー&ペースト」が楽々にて、「転送&転載」などは無政府状態。一度、大変なミスをすれば、それが半永久的にネット上に「汚点」として刻まれる事になる。

 弁慶の如く、ありとあらゆる武器を身に付けているように思いがちなSNS。よって、公式サイトと連動するSNSとは何が最適なのか、どういうベクトルにてジョイントするのか、また、検索エンジンとの絡みも十分に考慮し、正攻法のネット事業へ軌道修正すべきだと考える次第。

 1964年の東京オリンピックにおいて、キュイジーヌの世界で帝国ホテルが可能とした「質の量化と量の質化」と同様に、ネット世界においても「質の量化と量の質化」が必須ではなかろうか。更に加えて、人として「民度の高さ」が不可欠ではなかろうかと思うばかり。

 
▼情報発信に必要不可欠なビジュアル・ツール(以下写真はサンプル映像)
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文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2021/4/11 12:00 am

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