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モノクローム考察・・・

butterfly


 普段の取材では、取材先の人を撮る以外は、モノクロームで撮ることはない。

 ただ、モノクロームは見る側に課題を与え、見る側が自由な発想にて、モノクロームに彩りを与えたり、ストーリーを創り上げて行く。少々キザな言い方になるが、筆者はそう思う。

 フルカラーであれば見たままの世界だが、モノクロームは人それぞれの想像力を掻き立てる。被写体が人であれば、シワに深く刻まれた「人生」や汗まみれの労働者の「放熱」が伝わるほど迫力がある。

 今回は、たまたま泉水手前の花々を飛び回る蝶がいたので、水面からの逆光を拾ってみることにした。蝶は昨日の台風9号などそしらぬ顔。自由気ままで、自然に逆らわず、ごく自然な生き方なんだろうと。

 熱波の中、蝶は一所懸命に羽ばたきながら、花々を次から次へと飛び回る。こんなに小さな体格なのに、効率の悪い食生活のようだ。美しい姿なのに、すこぶる短命である。美人薄命とは、このことか!?

 写真の世界はとてつもなく奥深い。正直なところ、まだ一合目のあたりでドタバタしている自分がいる。テーマの設定も、ストーリーも未熟にて、行き当たりばったりのシャッター音が聞こえて来るばかりとなる。

 
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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2020/9/4 12:00 am

2019年カメラライフ・・・

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 あっという間の、1年間。2019年を振り返ると、一言で「気合いのないカメラライフ」だった。

 周囲の多種多様な仕事環境の変化もあり、また、レンズ交換でさえも面倒臭がる自分が居たことは間違いない。ここ数年間で、唯一「赤点」の一年となった。よって、印象に残るような作品は皆無に等しい。

 特に、ミラーレスデジタルカメラの進化により、筆者が保有するペンタプリズムありの一眼レフは、バズーカのように重い、そっとシャッター押したつもりがシャッターブレあり、連写も無意味。

 本来ならば、広大な自然を超ワイドで捉えたい気持ちがあるものの、熊本の地で格好の場所といえば、限られてしまう。あちこちで、カメラを構えても、やはり、狭い日本を思い知らされる。

 筆者が主宰している写真愛好家グループ「Obscura Photo Club」には海外からの参加者が圧倒的に多く、特に、ギリシャの古代建造物と透き通るような海を見ると、ため息が出てしまう。

 よって、自然と「侘び寂びの世界」へと入り込みたくなる時もある。染め物であれば、「辻ヶ花」。虫喰いの跡など、今にも椿の花が落ちそうな瞬間や苔むした園に落ちた団栗や落ち葉・・・。

 いろんな人から、筆者の作品は「寂しさがある」と言われる。性格的に全く根暗ではないのだが、どうしても「和」を追究したがる何かがありそうだ。だから、キヤノンよりもニコンを選んでしまうのかも知れない。

 また、ある老舗写真店の店主から「写真は美しいものに限りますよ!」と言われたことがある。「美について」・・・高村光太郎の著書を思い起こしながら、来年の取材スタイルを一変しようかと・・・。


▼2019年1月
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▼2019年2月
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▼2019年3月
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文責:西田親生

             


  • posted by Chikao Nishida at 2019/12/29 05:26 pm

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