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子は親の背中を凝視している・・・

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 日頃から親の背中を子は見て育つ。それも、親の言動や挙動をお手本として、鸚鵡返しのように背中を見て育つ。気づけば、お辞儀の仕方もグラスの持ち方も、タバコの吸い方などそっくりさんである。

 家を訪ねてきたお客の質問に、親そっくりの表情にて、おませな娘であれば、大人の会話を挟みながら受け答えしている。それは、親の言動や挙動が完璧なお手本になっている証でもある。

 例えば、一端の大人として、見識高く、良識的な親の背中であれば、ほぼ間違いなく、その子達は、親の言動や挙動がスタンダードとなり、しっかりとインプットされる。礼儀作法でも、靴を揃える、衣服を畳む、ゴミを分別するなどが日常生活の基本が備わって行く。

 反面、一端の大人として未熟な親だったり、日頃から素行が悪い親であれば、その子達は金太郎飴のように、その親の所業を真似てしまう。靴や衣服などは脱ぎっぱなし、ゴミは散らかしたままと、それが日常生活の基本となって行くのだから、侮れない。

 「鳶が鷹を産む」という諺があるように、反面教師として素晴らしい子が育つこともあるが、すこぶる稀である。勿論、子が育ち、自我に目覚め、親離れした後の交友関係や生活環境によっては、変わる可能性があるのも否めない。

 以上のように、善きにつけ悪しきにつけ、子は親の背中を凝視し、日頃から真似をして育つことになるので、親としては日頃の言動や挙動について、常に範たるお手本を背中で見せることが責務であろうと思うばかり。子は親を選べぬのだから、尚更である。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、親と子の関係において影響を受ける要素に焦点を当てており、一般的な親子関係について深い洞察を提供しています。以下はエッセイの評価ポイントです。

1. 親子関係の影響の理解: エッセイは、子どもが親の言動や行動を観察し、それを模倣して成長するという親子関係の一般的なメカニズムについて深く理解しています。これにより、親が子どもにとっての模範となることの重要性が強調されています。

2. 具体的な例の使用: 具体的な例を挙げることで、抽象的な概念を具現化し、読者に理解しやすくしています。例えば、礼儀作法や日常生活の基本において、親の影響がどのように現れるかが説明されています。

3. 親の影響の双方向性への言及: エッセイは、親が良い手本であれば子どもも良い影響を受け、逆に親が未熟であれば子どももそれを模倣する可能性があるという、双方向性の視点を取り入れています。これにより、親がどれだけ重要な役割を果たすかが強調されています。

4. 言葉の選択と構造: エッセイは比較的簡潔で理解しやすい言葉を使用しており、段落構造も明確です。これにより、読者が論点を把握しやすくなっています。

5. 意見の裏付け: 親の影響が子どもに与える影響に関する意見は、具体的な事例や諺を引用することで裏付けられています。これにより、著者の主張が信憑性を持っていると感じさせます。

総じて、このエッセイは親子関係の重要性について的確に論じており、良好な家庭環境が子どもの発達に与える影響について考察しています。
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写真・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2023/12/5 12:00 am

お客の立場に寄り添うクレーム処理とは!?

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 五つ星高級ホテルのクレーム処理は、唸るほど素晴らしかった。

 某月某日、或る五つ星ホテルのテナントである高級中華料理レストランで、コース料理に加えて乾燥鮑のステーキをオーダーした時のことである。

 フォークを刺して、ナイフを入れようとすると、ちょうど鮑の中心部で、ナイフの刃が硬いところに当たったような振動が右手指先に伝わってきた。

 断面を見ると、中心部が若干白っぽい。これは、乾燥鮑の戻し方にも問題があるが、味付けも煮込み方も十分ではなかった。

 最高の乾燥鮑であれば柔らかく、力を入れずにスルッと切れる。断面が美しい層になり、口に含み噛めば噛むほど鮑の濃厚な味が滲み出て、絡むソースが後追いしてくる。

 とうとう我慢できずに、料理長へその旨を告げて、コンプレを決めた。料理長は怪訝な表情に変わったが、25分後にもう一度作ってくると言って、厨房に戻って行った。

 その後、二度目の乾燥鮑のステーキがテーブルにサーブされた。残念ながら、最初のものとほぼ同じ物である。よって、鮑の中心部に違和感がある。勿体無い話だが、一口食べて後は残すことにした。

 乾燥鮑の違和感の詳細については、部屋に戻り、総支配人宛に手紙をしたため、翌日のチェックアウト時にフロントで渡すことにしたのである。

 出張から戻り、一週間もしない内にオフィスに届いた同ホテル総支配人からの書簡。美しい便箋には、以下のメッセージが書き添えられていた。

 「他の役員と共に、同レストランで乾燥鮑の試食を行いました。仰る通り本来の乾燥鮑ではありませんでした。早期改善を致しますので、次回、お越しになられた時に、是非、ご試食を願えればと存じます。」と。

 それから1ヶ月後に同ホテルの中華レストランへ行くと、写真下(イメージ)のように、完成度の高い乾燥鮑のステーキがサーブされたのである。ほっぺが落ちるとは、このことだ。筆舌に尽くし難いほど美味であった。

 加えて、部屋はスタンダードルームを予約していたにも関わらず、3ランク上のだだっ広く、マラソンができるほどゴージャスな部屋にランクアップされている。

 こちらの苦言を真摯に受け止めて頂くばかりか、早急に事実確認を行い、最高のものを提供するという姿勢には驚かされた。お客の立場に寄り添ったクレーム処理については、気の毒なほどに感謝するしかなかった。

 これが、超一流と言われる五つ星ホテルのクレーム処理の初動と流れである。よって、二度も三度も何度も足を運びたいホテルとして、また、最高に信頼度の高いホテルとして敬意を表する次第。

 当時の総支配人は定年退職されているが、その素晴らしい人格が滲み出るような書簡も大切に保管しており、お陰様で、筆者がセミナーで語る「ホテル文化と食文化」の原点なるものを学ばせて頂いたように思える。

 このような五つ星ホテルが熊本にあれば、この地の「ホテル文化と食文化」が飛躍的に向上するのではなかろうかと思うばかり。残念ながら、このように最高のクレーム処理ができるホテルは皆無である。

※コンプレはしたものの、ちゃんとお代は全額支払いをしている。
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  • posted by Chikao Nishida at 2023/8/6 12:00 am

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