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リスペクトの無い世界・・・

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 唐突ではあるが、「リスペクトの無い世界」という話をしたい。例えば、ご近所に有名人が住んでいるとする。その両隣の人たちは、「ああ、あの人知っているよ!」と、ちょいと上から目線で、その有名人を自分と対等又は対等以下のように語る。

 最初の頃は、「あの方は、その道では全国的に有名な方であり、この地域の宝ですよ!」と言っていた人たちが、ある程度時間が経てば、上述のように気のない返事をして、簡単に片付けてしまう。いつの間にやら、「リスペクトの無い世界」となっている。

 同様に、SNSの世界ではより顕著であることを、最近よく見掛けるようになった。直接お会いしたこともない方を、最初からタメ口だったり、上から目線だったり、自分自身を大きく見せることに専念、吹聴している人は、その傾向がすこぶる強い。実に浅はかである。

 筆者は、常に年齢に関係なく「リスペクト」を前提に、色んな方々と接するが、大抵の人は、「おいくつですか?ええ、私より若いんだね!」と、急に人生の先輩面した言葉遣いに変わり、自分の言うことが全て「正解」、「常識」であるかのように、一方的に異見を放つ。

 「リスペクト」とは、「敬愛の念を持ち、相手を重んじること。」である。価値あるものに価値を認め、心服し敬意を表すことが「リスペクト」である。よって、日頃から「リスペクト」と連発している人の「リスペクト」は、完全に形骸化した言葉に成り下がっている。

 周囲には、色んなタイプの人、色んな考えの方を持つ人がいるけれども、「親しき仲にも礼儀あり」というように、礼節を弁えぬ言動の多い方との接点はオススメするものではない。更に、「有言不実行」の方との接点は、興味もなければ、価値もないと判断する次第。

 「リスペクト」に対する尺度が歪んでいる人には、到底理解できるような話ではないが、「君は身の程知らずだ!」と言われぬよう、自戒を込めて、自分の背中を客観視するのも良い機会かと。畢竟、「リスペクトの無い世界」では、「信頼」を築けるはずがないのだから・・・。


▼写真は熊本ホテルキャッスル1階ダイニングキッチン九曜杏のランチ
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文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2021/4/13 12:00 am

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