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加藤神社と宇土櫓・・・

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 初詣・・・昨年は元日に初詣に行ったけれども、今年は荒れ狂った天候であったために、二日遅れの初詣となった。勿論、写真を趣味とする人間としては、狙いは、加藤神社の題字「仰清正公」と「宇土櫓」である。

 元日、二日と比べ、気温はやや低いが、麗らかな天候となり、空気も澄んで、撮影には最高の環境だった。しかし、やや時間が押した為に、実際にカメラを向けたのは午後3時半頃だった。

 夕刻に近かったので、昨年の押し競饅頭もなく、すんなりと「二礼二拍一礼」を行い、昨年の御礼と今年の誓いを静かに唱えた。筆者の横には、20歳前の女性が二人。「えーっと、何だったっけ?二拍一礼・・・???」と二人で悩んでいたので、「二礼二拍一礼」と言ったら、ニコニコして、筆者の真似をしてしっかりと祈っていたようだ。別れ際に「ありがとうございました!」と。

 日本の歴史と伝統がドンドンと消え去っている。しかし、家族も教えることのない「二礼二拍一礼」に、彼女たちは日本の風習が如何なるものかドキドキしつつ・・・多分、ちゃんと間違いなく出来たことが嬉しかったのだろうと推察する次第。

 兎角、日本人というものは、体裁ばかりを気にして、失敗を恐れるが故に、何事もうまく行かない人が多い。先般、英会話が日本人に必要か否かの外人英会話教師の掲示板を見ていると、やはり、日本人の気質、そして失敗を恐れるが余りに、英会話が上手くならないという指摘もあった。

 加藤神社でのちょっとした若い女性とのコミュニケーションにおいて、恥ずかしながらも、「二礼二拍一礼」を教わった事で、彼女たちの気持ちも少しは和らぎ、来年からは失敗のない「二礼二拍一礼」ができるのだろうと・・・。「よく、できました♪」という筆者の言葉に、彼女たちは満面の笑みだった。

 そうしている内に、どんどん太陽は山際の方へ落ちてゆく。慌てて、宇土櫓と大天守、小天守の三点セットを撮影しようとしたら、一番良い位置に子供連れが立っていた。何分か待っていたが、どうも動くようになさそうだったので、「ちょっと失礼!」と会釈をして、数枚の写真を撮影し、帰途についた次第。


▼右から、宇土櫓、大天守、小天守
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  • posted by Chikao Nishida at 2015/1/4 01:51 am

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