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至福のランチ・・・

▼舌平目の料理(ガーリックバターソース)
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 昨日は、日頃からお世話になっているカメラの坂梨の坂梨社長と、年末の仕事納め的なランチを共にした。足を運んだのは、勿論、年中無休の熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏だ。

 今回は同社長の誘いで、ご相伴にあずかった次第。彼はステーキピラフを、筆者は舌平目のバターソースバリバリの料理をオーダーした。年末とあって、若干時間をずらして午後2時頃に同レストランに到着したが、次から次へと客が入り込み、その時間にしては厨房も大忙しであった。

 目立ったのは、以前よりも年末に外国人の姿が多いことだ。この一年、日本へツアーやビジネスで来た外国人は1300万人を超えると言う。熊本も、中国や韓国からの旅行客も多く、ホテルのレストランでも、あちらこちらで異国語が飛び交っているのだ。東京の大手ホテルロビーなどは、日常当たり前の光景ではあるが、これから、もっと外国人の姿が増えてくるのだろうと・・・。

 同社長との会話の始まりは、必ずと言って良いほど、最新カメラやレンズの話となる。最近、頓に目を見張るメーカーがある。それはFUJIFILMである。Xシリーズのカメラも人気急上昇となり、新しいレンズを次から次へと開発しているのである。昨日話題となったのは、XF 56mm R APDの最新レンズ。作例を見れば、惚れ惚れするような映り込みに、驚きを隠しきれない筆者であった。

▼Fujifilm X-T1 
http://fujifilm-x.com/x-t1/ja/Link
▼Fujifilm XF 56mm R APD 
https://news.mapcamera.com/KASYAPA.php?itemid=26428Link

 56mmなので、35mmフルサイズに換算すると、俗称おねえちゃんレンズの85mm相当となり、そのボケ具合、抜け具合は抜群の美しさを持ち、同社長の話では、現在世にあるレンズでは、最高ではなかろうかと言う。最近はずっとNIKON党を続けている筆者であるが、ちょろんと浮気心も出てきそうな、見事なレンズである。

 ただ、筆者が保有しているNIKONのカメラ本体には装着できないので、このレンズを使うとなれば、X-T1も購入しなければならず、結構な出費となる。理想を言えば、持ち運びや取材の機動力を考えると、NIKON DfとFujifilm X-T1との組み合わせが良いのだが・・・また、良い時期を狙って、次世代の取材機器の入れ替えを行いたいと考える。

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【ディー・アンド・エル社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2014/12/31 04:14 am

モノクロームとエフェクト

▼熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏のクリスマスディナーにサーブされたデザート

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 最近のデジカメは、画素数がどんどん高くなり、安価なコンデジまで1000万画素以上は当たり前の時代となった。しかし、画素数が大きいから画質が良いとは限らず、ユーザーにとって、どのデジカメが最適なのかは、じっくりと各メーカーの色んな機種を試し撮りして購入しなければ、特に、通販で購入する場合は、後から「しまった!」と嘆いてしまうことも多々ある訳だ。

 筆者が近頃思うことは、「余りにも美しく写りすぎるデジカメ」の存在。ズブの素人でさえも、画角や光の拾い加減では、時には凄腕のプロの写真のような作品を写し出すことも可能となり、その点、ユーザーにとっては、すこぶる良い環境となっている。流石に、カメラ大国、日本。世界を席巻しているNIKON、CANONばかりではなく、SONY、PENTAX、FUJIFILM、OLYMPUSなど、各メーカーの凄すぎる機種群に脱帽礼となってしまう。

 筆者の撮影で多いものは、仕事柄、料理写真やポートレートとなるが、ポートレートに至っては、モノクロームを中心に撮影している。もちろん、RAWデータ(FINE)で保存するために、後からカラーに現像したり、同じモノクロームでも、やや色を弄って、その雰囲気に一番あった作品へたまに加工して遊んでいる。されど、データ量が半端ではない為に、バックアップに使用するクラウドや外付けハードディスクもまた、半端ではない。

 モノクロームは、ノスタルジックな世界を表現したり、金属、人など・・・被写体によっては、カラーでは太刀打ちできないほどの、迫力と存在感がある。モノクロームは想定外に奥が深く、設定もそう簡単ではない。敢えて画質を落として、点描画のようにしたり、コントラストを最大限にして、彫りの深い労働者や原住民の生活などを記録しているものもある。また、レンズに左右されるのも、把握しておかねばならない。

 筆者が20年前に着手したCGの世界も同じこと。リアルな世界を表現するのに、マッピングなどの手法やレンダリング技術を高めながら、如何にリアルなものを作るかに傾注してきた訳だが、それが、余りにも美しく出来すぎると、面白みに欠けるようになってしまい、アーティスティックさとは懸け離れた、「実物」として、驚きも何もなくなってしまうのである。

 写真も同様に、目の前の被写体が、人間の眼に一番近い50mm標準レンズで撮影した場合、余りに美しく撮れすぎると、それは作品とは言えず、ただ「そのもの」なのである。勿論、新聞などの実録を掲載しなければならぬ媒体では、「そのもの」を忠実に記録し、掲載するのは当然のことではあるが、カメラを趣味とするのであれば、もっと自己表現をしたくなってくる。

 しかし、筆者としては、元々リアリズム中心の傾向にあるので、フィルターをレンズに装着したり、スローシャッターで水の流れを絹糸のように表現したりと・・・その方面の技術的なエフェクトには、余り関心はない。それよりも、レンズの歪みや角度に興味があり、肉眼では捉えられない画角を楽しんでいるような気がしてならないのである。まあ、それは自己満足の世界なので、どうでも良いことではあるが・・・。

 よって、撮影したものを、フォトエディタを使って、よりアーティスティックなものへとエフェクトを掛けたり、合成したり、角度の修正以外は一切手を入れたくない方の人間でもある。ポスターやその他媒体へ掲載する為には必要不可欠な技術でもあるが、それはそれとして、原画に手を施さない、「そのもの」の価値を求めて行きたいと考える次第。

 ただ、モノクロームの世界を彷徨う中で、同じモノクロームでも、ややセピアだったり、青みを持たせたりする程度であれば、できるだけ、カメラ本体のエフェクトだけでやってしまう撮影に止めているのである。勿論、パソコン歴は1980年頃からと長く、Photoshopもバージョン1から使ってはいるものの、どうしても、リアリズムから抜け出せないようだ。


▼自宅近くにある喫茶店「まざあぐーす本店」のマスター
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【ディー・アンド・エル社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2014/12/29 07:38 am

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