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謝らない人って、大損をする!・・・謝れば損すると考えるのは、大きな間違い勘違い。

castle20220715-06


 近頃は『謝らない時代』となっている感があるが、それは『謝れば、そこにつけ込まれて損をする』という、『訴訟大国』の米国人的発想のように思えてならない。

 相手に迷惑を掛けても「謝らない方が得だ!」、「謝ったら相手が何を言ってくるか分からない!」、「相手も悪いところがあるのだから、こちらから一方的に謝る必要はない!」と考える人が増えてきている。

 そうなると、些細な事であっても、取るに足らなぬ諍いであっても、『訴訟』が大前提のようになってしまい、その場で解決できずに、ダラダラと時間ばかりが経ってしまう。それから白黒付けようと、対峙の関係を作ってしまう。

 分かりやすい例えでは、『交通事故』であろうか。この田舎の熊本県でも1日平均15件ほどの事故が発生している。たまたま通り掛かった事故現場では、罵声を浴びせ、恫喝しているような厳つい輩もいる。電柱に正面衝突し、ラジエターから白煙が噴き出す前で呆然と立っている人もいる。

 この場合は、保険会社を通じで解決するのが賢明であるが、後ろから追突したり、自分が迂闊にも危険運転をしたのであれば、その場で深謝するのは当然のこと。人によっては、『逆ギレ』する馬鹿者もいるが、それは警察と保険会社に任せた方が無難となる。

 また、『違法行為』に対して追及を受けたのであれば、先ず重要な事は『誠意』をもって『謝罪』することである。相手にどれだけの損害をもたらしたのか、相手の心をどれだけ傷つけたのか、自らの『非』を全面的に認め、『猛省』、『深謝』しなければならない。

 ところが、冒頭で申し上げた通り、明らかに『違法行為』をしているにも関わらず、言い訳たらたらで、『猛省』も『深謝』もなければ、相手の逆鱗に触れて『刑事訴訟』や『民事訴訟』の対象とされ、『法的措置』に苛まれることになる。よって、そうなる前に為すべきは、『猛省』や『深謝』が絶対条件となる。

 一番頂けないのは、『違法行為』を追及されても『無視』、『逃げ』に転ずることだ。自分の『非』を認めず、無言の内に逃げてしまうのであれば、『警察沙汰』になっても仕方がない。後の祭りとなってしまう。

 近年、欧米化大好きな日本人であるが故に、『訴訟大国』になりつつあるのは否めない。その場で解決できるものが、延々と何年も裁判で争うことになり、数年後には厳しく断罪されてしまうのがオチ。何とも『法の無知』なる人たちの愚行は、見るに耐えないものである。

 以上のように、自らの『非』を認めず、謝らない人は、大損をするだけの話。謝れば損すると考えるのは、大きな間違い勘違いであることになる。何事も傷口が広がる前に、『誠意』をもって『善処』するが賢明なる人と言える。

▼虚言を吐き謝らぬ人
onigiri-2022-09


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  • posted by Chikao Nishida at 2022/11/15 12:00 am

曖昧な表現が多い文章は、ツッコミどころ満載!・・・唐突なる『依頼書』について。

newstop


 数日前に、面識のない方から『依頼書』が届いた。

 あくまでも、その方を揶揄するものではない。『依頼書』であるからには、その内容が筆者へ正確に伝わる必要があり、筆者はその依頼内容を十二分に把握した上で、判断を下さねばならない。

 先ず驚いたことは、重要な文書であるべきが、会話調の表現があちこちに目立ち、やや違和感を持たざるを得ず、その方の本音がどこにあるのか、どの程度深く考えているのかなど、読めば読むほど、ツッコミどころが満載となった。

 開封早々に違和感を覚えたのは、『御連絡・御依頼』というタイトルである。この場合は、『○○○○○依頼について』というように、アイキャッチ良く、読む側にダイレクトに本旨が伝わるタイトルを付けるべきである。

 次に、(1)『まずもって』、(2)『つもり』、(3)『おそらく』、(4)『かもしれない』、(5)『連絡差し上げました』、(6)『ご提示をさせていただきたく考えております』などの表現には、首を傾げてしまうばかり。

 理由は、以下の通り。

 (1)は『先ず』で宜しかろうと。(2)は曖昧な気持ちの表れとして受け止めざるを得ない。(3)、(4)などの『推論』は『依頼書』の中では不要である。(5)は冒頭で書くべきもので、本文後半に書くべきものではない。(6)は長ったらしく読むに耐えない。

 決して、この『依頼書』を頭から否定し、小馬鹿にして読んでいる訳ではない。しっかりと、自分自身の頭の解析装置を使って、自らの読解力の訓練並びに自己診断しながら拝読していることをご理解願いたい。

 中でも、相手に対して遣ってはならない禁句は、(2)『つもり』である。『○○○するつもりはありません』ではなく、断言する必要がありはしないか。よって、『○○○することはありません』と書くべきだ。

 上述のように、相手に『真意』を伝えるべき大切な『依頼書』であれば、全てに『確証』をもって『断言』しなければ、折角届いた重要な『依頼書』に対して、筆者はその文意を鵜呑みにすることはできない。

 『依頼書』や『企画書』などは、思いの外、容易に書けるものではない。自戒を込めての話だが、特に面識のない方へ『依頼書』などの書簡を送付する場合は、アイキャッチ宜しく、理路整然とダイレクトに、且つ、シンプルに書くことが必要だ。

 今回、唐突なる『依頼書』を拝読し、日頃の自分自身の文章に対しても考えさせられ、非常に勉強になった。

CHIE2022


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  • posted by Chikao Nishida at 2022/11/14 12:00 am

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