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自信がない人ほど他人を疑う!

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 一昨日の或るニュースに、「フェイクニュースを信じ易く拡散するのは、能力のない人である!」と記述があった。まさしく、その通りだと考える。ニュースの信憑性について、ウラを取ることもなく、単細胞にて鵜呑みをして、導火線に火が付いたように、慌てまくり拡散を続けるのである。

 同様に、己に自信がない人ほど他人を疑い、真偽の判別が付かぬ内に、一歩、二歩、バックステップしている。他人に対する評価も同じく、己の歪んだ尺度により判断し、社会的に立派な方をも見下し無視。好機を逸し、後の祭りとなる人をよく見掛ける。思考回路が単純過ぎるが故の結末である。

 上のニュースに書かれていた「能力のない人」は、本人は思いの外プライドだけは高く、野心も人並み以上にある。しかし、自分自身が赤恥をかいたり、筋の通らぬことを言っていることが分からぬのだから始末に悪い。よって、どんなにアドバイスしても、学習能力に欠け、同じ繰り返しとなる。

 「能力のない人」とダイレクトに言うのは、余り良い表現ではないので、ここでは、「脳みそを上手く使えない人」程度にしておこうかと。しかし、「脳みそを上手く使えない人」は、己を客観的に見ることができず、自分自身を「過信」、「過大評価」しているところが共通しているようだ。

 実に不可思議な傾向であるが、それが現実であり、今まで目の前を通り過ぎた「脳みそを上手く使えない人」たちは、皆同タイプの人間であった。自分に自信がないから、有名人だったり金持ちの氏名を挙げては、自分を大きく見せるために虚言を発する。全く意味のない挙動である。

 幼い子供たちは素直だが、このようなノイジーなおっさん、おばさんになれば、不治の病となり、死ぬまで赤恥の重ね塗りを繰り返す。畢竟、人様とのお付き合いは、「しっかりと信じてくれる人」との関わりを大切にしなければならぬと言うこと。無論、リップサービスなど糞食らえではあるが・・・。

 最後に、フェイクニュースに騙され拡散することがなきよう、周囲の子供たちに嘲笑されぬよう、大人として大恥をかかぬよう、もっと「脳みそを上手く使える人」になる努力を惜しんではならない。また、人生長い様で短いので、恥ずかしさの境界線を逸脱した自分を、一度潰してしまう必要がある。


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文責:西田親生

     

  • posted by Chikao Nishida at 2021/6/4 12:00 am

1988年(33年前)の原稿をご紹介・・・

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 倉庫を整理していると、33年前(新聞社時代)に書き綴った「マイツール論」が飛び出してきた。当時、RICOH社がパソコンの主力アプリケーションとして売り出していた「MyTool」の原稿を依頼され、即席に書き綴ったものである。特筆すべきは、内容と言うより、1988年7月26日付けの印字。Macintosh(Apple社製/1984年購入)を使用し出力していることだ。

※原稿は、電波新聞社月刊誌「OAビジネスパソコン」や、RICOH全国マイツールユーザーズ雑誌等に掲載された。

 新聞社の若手の殆どがNECのPCを使っていた中で、筆者独りがApple社製のMacを購入、MacDrawやMacPaint、Sheet、Chart、Thunderscanなどのアプリを駆使していた。MS-DOS党からすれば、Mac党は変人、異端児扱いだったのだろうと苦笑してしまった。

 しかしながら、車もバイクもカメラも、人の嗜好の問題である訳で、何を保有していようが、何を使おうが、しっかりと目的さえ果たせば、何だって構いはしない。そうやって、異端児だった筆者が、Apple社のMacを使い続けて、既に37年が経った事になる。

 話は前後するが、前述の「マイツール論」をじっくり読んでみることにした。なかなかの駄文で、稚拙な表現も多々ありと、現在に至っては、人様にお見せするような原稿ではないが、33年前の筆者が何を考え、何を目指し、何を伝えたかったのかを再確認した次第。

 導入部分のところでは、特に、媒体(メディア)について話をしている。「インディアンはのろしを使って敵の動きを知らせたり、鏡を使って太陽光を反射させ合図をしたり、時代が変わり、サーチライトの点滅や電信の発信音で情報を伝えたりしていた。」と。言わんとすることは、メディアの変遷、特に、秒進分歩の進化について話をしたかったのだろうと。

 33年前に伝えたかった事は、以下の通り。

1)AI(人工知能)と雖も、人間の頭脳に優るものはない。
2)メディアが進化し、情報の形態も価値も変わってしまう。
3)ストラテジックな発想をもってパソコンをフルに活用せよ。
4)多元的にアプリを活用し、パソコンを私設秘書的に使え。

 当時は、商用インターネットという概念さえ日本にはない時代である。ここで、33年前の筆者を一つだけ褒めさせて頂くと、「人の足の代わりに通信」を語り、インターネット日本上陸前の古き時代に、既に、超鈍足モデムを使用し、通信実験を開始していた点であろうか。

 パソコン通信に目覚め、1990年に新聞社を若年早期退職し、起業。同年、マルチメディアオフィスを創設。1995年に熊本県初のポータルサイトを開設したが、今振り返れば、「通信の夢」が年々膨張して行き、ネット沼に嵌まり込んでしまったことになる。

 しかし、これからもメディアの進化は止まることを知らず、秒進分歩ならず、光進音歩の勢いにて、後輩諸君に受け継がれて行くのだろうと・・・。


▼1988年7月26日付けの原稿
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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2021/6/3 12:00 am

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