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旧細川刑部邸、七ヶ月ぶり一部開放!

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 旧細川刑部邸も4月の熊本地震で被災し、長塀やその他建造物にも甚大な被害を被った。それ以来、メインの建物は勿論のこと、梅園や紅葉を楽しめる庭園には、全て進入禁止の規制線が張り巡らされ、手前にある駐車場から遠目に眺めることしかできなかった。

 ところが、紅葉を楽しめる庭園のみ、11月25日(金)から一部開放されることになり、当日は、カメラ片手に大勢の観光客が足を運んでいた。年齢層は高齢者が圧倒的に多く、手に持つカメラは一眼レフカメラばかりだ。それは、それは、石畳の細道の往来が難しくなるほどだった。

 監視人が「通路両脇の砂地へは入らないで下さい!」と、何度も大声で注意している。しかし、なかなか言うことを聞かない老人が多く、入るなと言われているのに、他人事みたいに知らぬ顔。倒れかけている危険な長塀近くへ歩み寄り、紅葉に一所懸命カメラを向けている。よって、足元の美しく均された砂地は、鶏が突き廻ったように蹴散らされ、均された砂が台無しとなる。

 カメラ撮影も宜しいけれども、他人がレンズを向けている時、黙って待っている紳士淑女も確かにいらっしゃるが、大抵の場合、低い位置からの定点撮影の最中に、ズカズカと跨ぐ勢いで歩き回る人も多い。また、ファインダーを覗き集中している瞬間に、横からカメラの種類やレンズについて話し掛けてくる人も居た。それは実に無意味なコミュニケーションであるのだが・・・。

 先般、アジア系観光客への「旅のモラル」について意見したけれども、日本の一部高齢者がよっぽどそのモラルがないような気がしてならなかった。運転は荒く、ちょいと高級車に乗っていると、ふてぶてしい顔して中央線をはみ出してくる。食事中も、仏頂面でウェイトレスを大声で呼びつけ、横着なオーラを放っているのが日本人なのだ。それも、一部高齢者が含まれていることが情けない。


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▼取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/11/27 12:00 am

観光客で賑わう水前寺成趣園(2)

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 水前寺成趣園や熊本城など、海外からの観光客で多いのは、中国人、韓国人、そして思いの外、イギリス人が多い。

 イギリスは日本と同じく島国でもあり、歴史と伝統を重んじるお国柄。また、王族と皇族、騎士道と武士道など、共通点が沢山ある点。更には、海外旅行のターゲットとして安全安心面と美しい自然を重視すれば、日本の人気は当然の如く高いはずだ。

 先般お会いした英国のご婦人やその他カップルを見ても、流石にお行儀が良い。アジア系のツアー客のように、祭りのようにワイワイ騒いだり、撮影中の筆者の横や後ろでシャッターを切る人など一人も居なかった。

 筆者の場合、観光地では、互いに会釈をして会話を交わすことが多い。しかし、アジア系から話しかけられたことは皆無である。ちょっと歴史などの質問をしてくれれば、いつでもさらっと解説してやろうという気はあるものの、今まで外国人観光客でじっくりと話をしたのは、アメリカ、イギリス、スイス、イタリアの方々だった。

 スイスの方からは、筆者がグルメ通と知ってか、帰国後にわざわざスイスのグルメ本を送ってくれたのである。とても嬉しかった。今でも大切にしているが、お会いして既に2年以上が経ったようだ。アメリカから来熊したプロのミュージシャンとは、熊本ホテルキャッスル11階でアカペラで合唱したことも懐かしい想い出となった。

 海外からの観光客が増えるのは良いが、観光施設担当者や住民のコミュニケーション能力を高めない限り、彼らは、表層的なものだけの想い出として、日本を去ってしまう。できれば、わずか数日間の滞在だとしても、できる限り、「真の日本」を知ってもらう。それが一番大切なことではなかろうか。

 爆買いしたり、レストランにキムチや妙な香辛料などを持ち込むアジア系の人たちにも、「おもてなし」以外に、「旅のモラル」を教えてあげるのも一つのコミュニケーション手段かも知れない。何故なら、「おもてなし」とは何でも有りを容認するものではないのだから。よって、「旅のモラル」を、しっかりとアジア系のエージェントへ周知徹底させる必要があるようだ。

 蛇足ではあるが、海外から足を運ぶ観光客も、国内からの観光客も然りで、お客も受け皿側も「お客様神様です!」的な発想は、既に時代錯誤としか言いようがない。

 
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/11/25 12:19 am

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