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140年の歴史ある鰻専門店・・・

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 久しぶりの、水前寺東濱屋。近頃、無性に上質の鰻を食べたくて、苛立っていた筆者だったが、とうとう我慢できず、雨の中、急遽、水前寺東濱屋へと車を進めた。個人的な話で申し訳ないが、若くして他界した兄や数年前に世を去った父二人が、天国に逝く前に食べたいと言って、喜んで食べたのが同店の鰻弁当だった。

 今回ご紹介するのは、女性にはたまらない、すこぶるお得な「レディースセットDX」。写真下の通り、ミニサラダ、肝吸、ミニセイロ、ミニ茶そば、海老天、野菜天、茶碗蒸し、うざく(酢の物)と、とんでもなく御膳の中がお祭りみたいになっている。

 また、唯一無二の極上鰻として、日頃から知人友人に薦めているのが、「うなぎ定食(特上)」である。これは2匹の鰻から、美味しいところだけを厳選し、一人前にしている、とても贅沢な鰻の蒲焼。店主が編み出した独特な焼き方で、初めて食す人は腰を抜かし、必ず発する言葉が「鰻の常識が変わりました!」、である。

 明治10年創業と、140年の歴史と伝統を誇る水前寺東濱屋だが、雨の中も、ランチタイムぎりぎりになっても客足は止まらず、最後は80代の男性が独りやってきた。「皮目はしっかりと焦げるくらいに焼いてください!」と言っていたので、昔からの常連客かも知れないが、「お任せ!」と言った方が、より旨い鰻にありつけるのではないか。

 しかし、今日の極上のうなぎ定食は、今年一番じゃないかと、店主に尋ねた次第。そこで店主曰く、「今年は新仔うなぎが1ヶ月ほど遅かったので、今日の鰻は脂がのり、肉厚で美味しいかと思いますよ!」と。

 同店のタレは言わずもがな。よって、長年にわたり同店を支えてきたのは、上質の鰻ばかりか、この独特のタレと焼き方にあるようだ。焼き方は企業秘密なのであまり多くを語らぬが、まずは、この唯一無二の上質鰻をお試しいただければと・・・。37年間通っている筆者で、全国の有名鰻専門店を食べ歩いたこともあるけれども、未だに同店の鰻以上のものに出逢ったことがない。(これ、ほんと!)


▼レディースセットDX
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▼うなぎ定食(特上)
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◎水前寺東濱屋公式サイト(since 1995)
 http://www.dandl.co.jp/higashihamaya/Link

             

  • posted by Chikao Nishida at 2018/12/4 12:00 am

鰻一筋 百四十年の水前寺東濱屋

▼熊本地震からリニューアルした水前寺東濱屋
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 三十数年前から通い詰めている鰻専門店がある。それは、百四十年もの歴史と伝統を誇る、水前寺東濱屋。

 筆者の知人友人が「鰻を食べたいんだけど!?何処かいい店ありますかね?」と問われると、間髪を入れず、唯一同店を紹介することにしている。それは、百四十年の歴史もさることながら、現在の店主の苦労と工夫が、目一杯凝縮された鰻料理であるからだ。

 今回は、特上鰻のせいろ蒸しと白焼きをオーダーしたのである(実はこの組み合わせが癖になっている)が、勿論、特上鰻の蒲焼は言わずもがな。工夫を凝らした炭焼きによる芳ばしい焼き加減、ジューシーさと食感、タレの絡み具合と米の艶・・・非の打ち所がない逸品となっている。

 九州では柳川の老舗鰻の鰻料理に舌鼓をしたこともある。静岡へも数回足を運び、人気店の鰻を堪能したこともある。東京では、吉兆にて鰻料理の真髄を垣間見たこともあるが、この水前寺東濱屋の鰻料理は、国内の頂点に立つ老舗に勝るとも劣らぬもので、気づけば三十数年間に、数百匹の鰻が筆者の胃袋に入ったのではなかろうかと・・・。

 店のすぐ横には加勢川のせせらぎ。時には、野鳥が水面で餌をつついている。本日は、青鷺が魚獲りをやっている。じっとカメラのシャッターチャンスを狙っていると、この青鷺は想定外に魚獲りが上手いのか、十数分の内に、大物二匹をゲットした。一つは加勢川が澄み切った浅瀬で、流れも緩やかであることも、青鷺には優位なのかも知れない。

 何はともあれ、水前寺東濱屋の鰻が一押しであることに変わりはない。ただ、駐車場が3台ほどのスペースしかないが、今日のランチタイムも客が多く、近場の駐車場を利用したり、バスやタクシーを使ったりして、この極上の鰻を食すのである。また、水前寺成趣園方面から歩いてきたアジア系観光客も居たようだ。


▼特上鰻のせいろ蒸し
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▼特上鰻の白焼き
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▼魚獲りが上手い青鷺
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▼取材風景
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◎水前寺東濱屋公式サイト
 http://www.dandl.co.jp/higashihamaya/Link

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2017/5/16 12:00 am

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