
他者の不幸は、写真に収めたくはない。しかし、自宅から数軒のところで、早朝から雷が落ちたような音がしたのである。窓から顔を出し、道路を見ると軽自動車が横転していた。
緩やかな下りの直線道路(写真手前から石段へ)から、石段の手前で右へ直角カーブ、そして広い道路に出る枝道である。様子を伺うと、軽自動車が下り坂をノンストップのまま石段に激突、右へ横転したように思われる。
朝から鳴り響くサイレンの音。パトカーや事故処理車、救急車が数台停まっている。道路には近所の人たちが集まり、救助活動を傍観していた。しかし、横転している車内からの救出は、難航していた。
日頃から、この緩やかな下り坂は非常に用心しているが、住宅街を通る道幅6m道路を突っ走っていく心無い人も多いので、いつの日かこのような事故が起きることは想定内であった。
他者を巻き込まず、自損事故だったのが不幸中の幸い。ドライバーは高齢者であり、横転した車内からの救出は、後部のハッチバックを開いて、リアから救出されることになったようだ。
石段の破損箇所は大きく割れており、ブレーキ痕がないので、そのままノンストップで石段の1段目、2段目に衝突し、その衝撃で横転したに違いない。
近所の住民は心配そうにしていたが、先ほど、筆者はちょうど朝食中であり、部屋に戻ると準備されていた朝食は冷め切っていた。よって、今から再度温めて食すことにする。
住宅街を通る道は時速30km未満で慎重に走るのが常識と言えるが、ドライバーの怪我が軽いことを祈りつつ、安全運転に対する住民意識を変えない限り、また同じような事故が発生する可能性は高いと危惧する次第。
※カバー写真は、リアからドライバーを救助している消防隊員の様子。(2025年9月4日 午前9時35分撮影)
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Kindle文責:西田親生
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