
 野鳥が激減している、『八景水谷』(熊本市)。湧水池で知られるところだが、読み辛い地名でも有名だ。実は、『ハケノミヤ』と呼ぶ。
 冬場は山茶花や椿が咲き乱れ、春は桜の花見に大勢のファミリーが集うところである。
 数年前は、この季節ともなれば、小鳥が囀り、鴨(カモ)や鷺(サギ)の遊園地であった。しかし、擁壁工事後、野鳥の姿がなくなってしまったのである。
 当時は、多くの鳰(カイツブリ)も素潜りしながら小魚を獲ったり、色鮮やかで宝石のような翠翡(カワセミ)が低空飛行したりと、自然が一杯だった。
 本日、超望遠レンズをぶら下げて、同園の野鳥を撮影しようと意気込んでいたものの、案の定、鳰も翡翠の姿はなく、池に浮かぶ十数羽の鴨と一羽の青鷺が突っ立っているのみ。
 擁壁の木々を伐採し、壁面を全てコンクリートで固めたために、野鳥の居所がなくなってしまったに違いない。
 人口70万人を超える熊本市内(県庁所在地)なのに、同公園奥の看板に「ヘビやイノシシに注意!」と書いてあるところが何とも言えない。









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