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情報共有の落とし穴・・・

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 企業において、役員と中間管理職、中間管理職と社員との情報共有(経営機密情報を除く)は、必須。更に、公正中立たる監査役の監査機能が働くことが前提となる。しかし、間に入る人が多ければ、伝言ゲームのように情報が歪んだり枝葉が付いて、社員全体へ共有されることはない。

 役員は中間管理職へ経営ビジョンをしっかりと伝え、ミッションを実行させることが責務。管理職は部下に対して、そのミッションを更に噛み砕いて理解させ、実績を積み重ねるのが仕事。よって、厳格なる監査、且つ、公正中立なる環境下で情報共有がなされるのが理想となる。

 デジタル時代となり、電子メールやSNSを通じて文字による情報共有は日常的になっているが、文字だけでは各ミッションが100%伝わるはずはない。よって、管理側は、読解力、判断力、実行力に格差ある社員全てに対して、ガラス張りの状態で、正確な情報伝達をする重責がある。

 本来ならば、役員であろうが中間管理職であろうが、その他社員であろうが、情報共有に関してはフラットな関係を維持し、上から目線の高圧的な命令ではなく、企業経営の共同作業という意識を持ち、実行に移すべきである。しかし、古き思考回路の企業では、秘密主義を通すばかりで情報共有がなされることはない。

 ミッションを完結することが中間管理職やスタッフの共同作業であるが、ミッションがトップダウンであるのに対して、社員や中間管理職からの進捗状況や結果報告は、ボトムアップであり、特に、野放しの自己申告を常としていれば、何の根拠もない虚偽報告の可能性が高くなる。

 以上のように、企業における情報共有において、トップダウン及びボトムアップの情報共有の手法を間違えれば、その企業は虚偽情報(良からぬ噂話)が蔓延し、管理側と社員、又は、社員同士のリレーションシップは「疑心暗鬼」の底なし沼と化し、正論が通らぬ「死に体」の企業へと成り下がる。

 この時代、誰が偉くて云々という話は実にナンセンスな話。職位は責任の重さであり、偉い云々と豪語する役員やその他管理職は論外となる。重要なことは、「愛社精神」の下に、本気で日々業務に邁進できるか否か。それに気づかず、悪しき慣習ばかりを踏襲している企業は、社員の意識改革どころか、競合他社に対して差別化戦略など実践できるはずがない。

 「企業は人なり」と常々申し上げているように、「ヒューマンウェア」の重要さを無視し、保身だけに走る役員がいるとなれば、これまた論外。低民度の企業では、ボトムアップ時点で同僚を裏切ったり、同僚の失敗を我が身のゲットポイントにすり替える社員が増えるばかりで、企業力は低空飛行のまま、最終的には墜落してしまう。

 要は、企業としては内堀も外堀も、如何に「信頼」や「信用」の牙城を築くかが、重要なポイントとなる訳だ。「情報共有の落とし穴」には、呉々も御用心!!!


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写真・文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2021/10/7 12:00 am
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