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蘇る、木阿彌の十割蕎麦!

▼蕎麦屋 木阿彌陀を営んでいた中原さんご夫妻
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 一昨年6月25日、熊本県和水町の肥後民家村玄関にあった「蕎麦屋 木阿彌」が廃業したのだった。新聞で報じられたように、住民による署名活動にまで発展したもので、行政側の強硬なテナント入れ替えにより、15年も続いた名物蕎麦屋が姿を消したことになる。

 筆者が同町へ足を運ぶのは、「蕎麦屋 木阿彌」ありきだったので、それ以来、一切和水町へ足を運ぶことが無くなった。署名活動の内容を振り返ると、行政側担当者の理不尽で作為的な愚策によるもので、今も尚、1ファンとして憤りの色を隠しきれない。

 幸いなことに、当時の「蕎麦屋 木阿彌」を営んでいた中原さん夫妻はご健在で、昔ながらのファンのオファーがあれば、自宅にて「蕎麦打ち体験」を催していると言う。

 早速、2年ぶり「蕎麦屋 木阿彌」の本物の蕎麦を食すために、体験の予約を行い、昨日、福岡県大牟田市にある自宅を訪ねたのである。ご主人は、極上の蕎麦粉を「均」をキーワードに、「蕎麦打ちは、均一に、均等に、均整に、時間との勝負!」と言いながら、手際良く蕎麦を打ってくれた。更に、ご夫人が、蕎麦がきの裏技まで披露してくれたのである。

 約2年ぶりとなる同店の十割蕎麦。すこぶる感慨深いものがあり、このようなホンモノの蕎麦を食したのは、久しぶりであった。キメの細かい上質の蕎麦粉。少量の水を含みながら、じわじわと耳たぶの柔らかさのまん丸のお餅になった。ご主人は、その日の蕎麦粉のご機嫌、天候や湿度などを瞬時に察知し、その条件下で麺棒を操り、最良の蕎麦に仕上げて行く。

 さあ、出来上がった蕎麦の試食会である。2年前と全く変わらぬ上質の蕎麦である。自宅であるが故に、火力が若干足りないと言いながらも、タイミングよく3種の蕎麦と蕎麦がき2種がサーブされた。その間、蕎麦湯も2回振舞われ、3種の汁(つゆ)をそれぞれに垂らした蕎麦湯は、筆舌に尽くしがたいものであった。

 蕎麦の善し悪しは、その打ち手の「心」なり。・・・滞在時間、僅か2時間半だったが、お陰様で、「先見塾特別講座」の充実した研修会が無事終了した。
 

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▼蕎麦屋 木阿彌の過去記事(2017年6月25日閉店)

・さようなら、蕎麦屋木阿彌陀!<2017/6/26>
 http://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?UID=1498406717Link
・蕎麦屋木阿彌が消える!?<2017/6/3>
 http://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?UID=1496418180Link
・肥後民家村、昔話の世界へ!<2016/11/13>
 http://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?UID=1478965707Link
・和水町のグルメパワーに、あっぱれ!<2016/7/18>
 http://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?UID=1468767600Link
・至福の十割蕎麦・・・<2016/5/20>
 http://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?UID=1463670000Link

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  • posted by Chikao Nishida at 2019/3/21 03:19 am
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